僕にもクリスマスが・・・

ようやく僕にもクリスマスがやってきたような気分。

もしも毎日がクリスマスだったら・・・。

春陽座 <江戸の朝霧> @朝日劇場 20150413

2015-04-24 23:04:11 | 残しておきたいもの


ラストショー昭和仁侠伝の衣装の 三代目かずま座長、送り出しで撮らせていただきました。

演目:江戸の朝霧

やくざ稼業の若い二代目が、襲名の挨拶に行ったところ、
意地悪な七分の親分に挨拶後、額を割られる。
三年の月日をやるから、立派な親分になれ、
その時には、自分の額を割らせてやると七分の親分。
でもこれは、親切からの言葉ではなかった。



この日は、お客さんが極端に少なかったが、
主役のまことさんの演技が素晴らしく、細かい顔の演技
に至るまで、気を抜かれることなく素敵でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春陽座<マリア観音>@朝日劇場 20150412

2015-04-17 18:48:27 | 残しておきたいもの



送り出しの心座長


送り出しのかずま座長。岡山の専属の美容師さん作の鬘らしい。

演目:マリア観音

浅草の掏り集団。その中の18歳の少年(かなさん)は

お侍さん(心座長)の懐を狙い、見つかってしまう。

そのお侍さんは、少年を諭し、小遣いをやり見逃してやる。

帰りがけ、またそのお侍さんの印籠を掏る少年。

少年は母と二人暮らし。よくない仲間と付き合いがあると、

岡っ引きが母に知らせる。

帰宅した少年が、一両小判を持っているのでどうしたのかと母が尋ねると

お侍さんからもらったと、帰り際そのお侍さんから掏った印籠を見せる。

印籠で、そのお侍さんが誰だかわかると母がいい、顔色が変わる。

その印籠は、まさしく少年の父親のものだったからだ。

その昔、母が芸者をしていたころお侍さんと知り合った。

お侍さんは家を捨て、母と一緒に暮らして2年のうちに息子が生まれた。

お侍さんは父親がなくなり、一旦実家へ戻る。跡取り息子である。

母は、自分がいては好きな人の出世の邪魔になると、地方に身を隠したが

江戸にもどってきて現在に至る。

その話を聞いて、印籠の主にどうしても会いたくなった少年、印籠をもって

家を飛び出す。

一方、掏り仲間はリーダーを決めるため奉行所の侍の屋敷に忍び込み、

一番いいものを盗んできた者をリーダーにしようと相談する。

いざ、ふたを開けてみるとご禁制のマリア像を持ってきたものがいる。

奉行所の役人が隠れキリシタン。それをネタに自分達は

これからやりたい放題だと喜んでいる。

少年としては、何とかしてマリア像を返してもらいたい。

仲間は、絶対に返してはくれない、ならば力づくでも取り返さねば。

少年と仲間との戦い。結果、3人を殺めてしまう。

家に帰り、母に事情を話す。

少年は漸く手に入れたマリア像とともにお侍の屋敷に向かう。

3人も人を殺めてしまった息子、母は自ら命を絶つ。

お侍の屋敷に着き、事情を話す少年。

自分にのためにそこまでしてくれた少年、本来なら死罪という所であるが、

島流しにして、そのうち返してやると約束する。

明日、裁きにかけるのだが今夜は母と二人で屋敷に泊まれと温情。

そうこうするうち、岡っ引きがやってきて下町で命を絶った者がいると報告する。

少年の母だ。名前からすべてのことを知る侍。

次の日、裁きは死罪。身内とそうでない者の差別はできないというのが理由。

裁きが決定して、人がいなくなった隙に、少年は舌を噛み切る。

少年の父である奉行所の役人は、あの世で三人仲良く暮らそうと少年を抱きかかえたまま

切腹する。                幕


流石、春陽座というお芝居である。

小柄で細身のかなさんの少年役は全く違和感がない。

殺陣も軽やか、この方はほんとに芸達者。

春陽座のお芝居で血糊を使われるのは珍しい。

少年の口から流れる血、白い衣装が血で染まる痛々しさは何ともやりきれない。


朝日劇場は舞踊ショーに至ってまでも撮影禁止なので、皆送り出しの時に写真をとらせて頂く。

シャッターチャンスは一度きり、ピンボケでも我慢、我慢。

たまには、他の劇場のようにゆったりと役者さんと話したいですわ~






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春陽座<京の友禅>@朝日劇場 20150411

2015-04-17 16:13:53 | 残しておきたいもの
 
かずま座長のブログより
 
送り出しの三代目かずま座長、優しい。荷物重いのにすいません。

二代目 心座長も優しい。いつも大きな声で”ありがとう”と言って下さいます。

演目:京の友禅

友禅染を日本で初めて描かれた宮崎友禅さんのお話。

友禅とハンセン病である父との二人旅、ある扇屋の店先で行き倒れになる。

そこの店主が友禅の父の最後の望みを聞き、幼い友禅の面倒を見ることになる。

丁稚として一生懸命に働く友禅、いつしか時は経ち20年後。

扇屋の娘(かなさん)は幼いころ初めて出会った時から友禅(まことさん)のことが好きになる。

淡い恋心が二人に芽生え始める。

そうこうするうち、店主も交えての扇の販売促進会議。

番頭、兄弟子などの扇面師などが意見を出すがどれもいまひとつ。

そこで店主が、友禅にも意見を求める。友禅は着物に絵柄を描きたいと。

店主は最初びっくりするが、友禅を応援するという。

しかし、それは呉服屋その他色々な方面からの軋轢が生じる。

どうしてもそれがしたいのなら、店を辞めて技術開発に専念してはどうかと。

お世話になった店に迷惑はかけられないので、店を出て自分の道を突き進むという友禅。

そのまま、店を出て行ってしまう友禅。後を追う娘。

番頭は焦るが、好きなもの同士一緒にさせてやれと言う店主。

貧しいながらも夢のある生活、仲良く暮らす友禅と娘。

しかし、父の病を受け継いでしまった友禅。

そのうち自分は、達磨のようになって死んでしまう。愛する娘のことを考えた友禅は、

扇屋の店主に手紙を書き、娘を迎えに来てもらう。

お嬢さんとの結婚は息がつまり、一日とて気が休まることはなかったと嘘をついて。

そういわれた娘は嫌がるが、連れ戻されてしまう。

それから一年、立ち直った娘が大店の主人と結婚するという。

その結婚式の日に、友禅がようやく出来上がった友禅染を手に

お嬢さんのお祝いに駆けつける。

怒る娘、友禅は娘に罵倒される。しかしのちに事の顛末を父親から聞かされてからの娘の反応は穏やかなものに。

友禅が丹精込めて仕上げた、娘が好きな菜の花を描いた友禅染に袖を通す娘、その話を後で聞かされた友禅の喜び。

愛するが故の別れであるが、幸せな友禅。   幕


<二人花魁>
ラストショーは、心座長とかずま座長の美の競演。

本当に美しかった!


幼いころの友禅とお嬢さんをこうまくんと姫姫ちゃんが演じ、

菜の花は目立たんけど、まっすぐ育ち、毎年綺麗な花を咲かす

というような姫姫ちゃんのナレーションが素晴らしかった。

気負いがなく、素直な子役達、将来が楽しみだ。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春陽座 <大阪の商人> @朝日劇場 20150410

2015-04-16 08:55:39 | 残しておきたいもの
 演目:大阪の商人

大店の若旦那(心座長)には恋人がいる、彼女も(みさとさん)大店の娘さん。

二人は結婚の約束をする仲なのだが、娘さんの方には結婚できないわけがある。

というのは、以前、自宅からの火事の際、危険を顧みず命がけで自分を火中から助けてくれた

番頭(まことさん)との結婚の約束がある。番頭はその際、顔に大やけどを負ってしまった。

娘の兄(かずま座長)から初めてその話を聞かされた若旦那は悩み苦しんだ末、結婚をあきらめて

以前お世話になった、大店の娘さんかなりのおっとりやさん(かなさん)との結婚を意識する。

という話。

すっぴんからの女形大会:

かずま座長の独壇場。心座長、まことさんは黙々と化粧される。
            
どのようにして、お化粧をするのかレクチャーしてくださる。

その際、ジャンジャン横丁のべにやさんでお化粧品は調達していると、

差し入れは、化粧品がありがたいとも、、(笑)


次の日、べにやさんに赴いた。店主に座長さんたちが必要とされる化粧品を聞いたところ、

何が今必要なのか本人に聞いた方がいいと、電話をしてくださった。

昼休憩中と言えど夜の部の打ち合わせなどされているお忙しい中、かなさんが電話に出てくださった。

本当に申し訳なく思った。でも、本当に必要なものが分かってよかった。

最初の予算より上回るが、もっとおしろいを差し上げたいというとべにやさんの店主、

「役者さんたちは、食べるほど化粧品が必要なんよ、好き嫌いが多い方たちに食べ物を差し入れするよりは、

本当に必要なものをあげたほうがいいと思うよ、でもうちは、化粧品の押し売りはしません。

それより、一回でも多く観に来てあげて」といわれた。おしろいの追加はもちろん却下された。

劇団思いのいい店主だなぁと思った。「そうですね、そうします。」と言って店を後にした。

夜の送り出しの時に、昼間の無礼を詫び、差し入れを渡してたいそう喜んでもらえたのは言うまでもない。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

綺麗。

2015-04-16 08:53:10 | 残しておきたいもの


綺麗な桜と月。やっぱり、恭司さんの写真は美しい~
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする