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呉敦義・行政院長、ブルキナファソを訪問

2010年12月29日 19時02分52秒 | 台湾ニュース

 ブルキナファソという国をご存知ですか?西アフリカ内陸に位置する、共和制国家です。
 1960年代から何度も軍事クーデターを繰り返してきましたが、1991年には大統領選挙が行われ、それ以降はおおむね安定した政権運営が行われています。

 ブルキナファソは中華民国と正式な国交を有する国のひとつです。一時、外交関係が途絶えた時期もありましたが、1994年には国交回復し、以来、より両国の友好関係はより深くなっています。
 先月には、現職のブレーズ・コンパオレ大統領が再選され、今月12月に就任式が行われました。
 中華民国からは、呉敦義・行政院長が代表で出席、楊進添・外交部長も同行しました。

 呉・行政院長の今回のブルキナファソ訪問の大きな目的のひとつは、自身のカウンターパートとなる同国のテルティウス・ゾンゴ首相との関係をより強化し、行政レベルでの交流をさらに発展させることでした。
(上の写真:呉敦義・行政院長とテルティウス・ゾンゴ首相)

 現地時間12月21日には、台湾の支援する職業訓練センターがオープン、呉・行政院長とゾンゴ首相は勲章を贈りあい、国家の発展や人材育成などについて語り合いました。(上の写真)


仲良くテープカットに望む二人の首相
(行政院長は首相に相当)


台湾の病院が支援するブルキナファソ一の病院を視察

 台湾は近年、ブルキナファソの学生の台湾への留学などを通し、同国の次世代人材育成に大きく貢献、一方ブルキナファソ側では、留学によって流暢な中国語を操る知台派が増えており、相互関係の基盤強化につながっています。


5月の外国人スピーチコンテストで活躍したブルキナファソ勢
主催は中央放送局(台湾国際放送の運営母体)

 昨年、ブルキナファソの閣僚が台湾を訪問した際には、台湾の一流大学に学ぶ同国からの留学生が同行し通訳などもこなし、話題となりました。

 中華民国台湾と正式に外交関係を持つ国は少なく、過去には、中国大陸と台湾をはかりにかける友好国を、資金援助などで奪い合うといった状況もありました。
 現在、正式に国交を有する相手国はわずか23カ国ですが、このような建設的な交流と援助は両国関係の安定を生み、友好国との断交はここ数年ストップしています。
 特に、安定的な民主社会への道を歩んでいるブルキナファソは、国際社会における台湾の大切なパートナーです。
 このような交流が、いずれもっと広がっていくことを願いたいと思います。(華)


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
初めまして。 (かえで)
2011-01-02 01:57:01
偶然こちらのブログを発見し、この記事に驚きました。
私は昨年から主人の転勤で台湾に引っ越してきたのですが、時期を同じくして、友人がご主人の転勤でブルキナファソに引っ越しました。
結婚の時期が一緒だったり、何かと不思議な縁を感じる大好きな友人なので、それぞれが滞在する国に交流があったと知って嬉しく思いました。(特にブルキナファソという、日本人にはちょっとなじみの薄い国だったので)
早速友人にも連絡してみます♪
情報ありがとうございました。
Unknown (Unknown)
2011-09-26 23:39:12
日本も訪問すべき

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