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先日の10月25日は、1945年に台湾の統治が日本から中華民国へ移行された記念日「光復節」でしたが、同時に、60年前の1949年に金門で中共との戦闘「古寧頭戦役」が起きた日でもありました。
台湾海峡両岸の関係が大幅に改善している現在ですが、25日に馬英九総統が金門で「台湾と澎湖、金門、馬祖を守る決意は絶対に変わらない」と語ったように、台湾本島よりも中国大陸のアモイに程近い最前線としての金門の軍事的位置は、今も変わることがありません。
そんな金門ですが、軍事面だけの場所ではなく、実は文化的にとてもおもしろいところです。
台湾本島とは違う独自の文化を残しており、その代表ともいえるのが、金門の守り神「風獅爺」です。
風獅爺は魔よけ、風害よけ、シロアリよけなどと言われる神様で、金門のあちこちに、村の入り口や風水の悪いところなどに立っています。
獅子の獅がついているので、基本的には狛犬のようなものだと思いますが、対にはならずに一体だけで後ろ足で立ち、姿かたちはいろいろなものがあります。
上の写真は耳が飛び出てない、海坊主?お地蔵さん?のような風獅爺。
目が大きいところがユニーク。
小高い村の入り口で、海に向かって立っています。
こちらの風獅爺は色といい表情といい、ユーモラスでまるで遊具のようですが、香炉もあるしれっきとした神様です。
青い体と鈴をつけたところが、まるでどこかのネコ型ロボットのような。
こちらの風獅爺は、まるで笑っているような可愛らしい表情。
赤いマントもはおっていて、周りに囲いもしてあるし、神様らしく見えます。
これは金門空港のすぐそば。空港を出ると、風獅爺がお出迎えをしてくれます。
(丘の上の迷彩色の軍事施設にも注目。
金門では至る所でこのような迷彩色を見かけます。)
これはほんの一部で、金門には68もの風獅爺があるそうです。
風獅爺を捜す旅というのも楽しいですよ!(尾)
おまけですが、こんな風にドキッとさせられるところもあります。
でもこれも金門ならではかと。
※10月28日(水)の番組「台湾ミニ百科」では、風獅爺や歴史など金門についてご紹介しています。
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