

こんにちは。
すっかり、涼しくなってまいりましたね。
早く衣替えをしなくては、と思っています。
今回は、
『迷走神経反射』についてお話しさせて頂きます。
採血や注射をした後に、
気分が悪くなってしまったというご経験はありませんか?
血を抜いたことによる貧血や、
注射の副作用かな、
と思われる方もいらっしゃいますが、
これは「迷走神経反射」というものなのです。
「迷走神経反射」は、
自律神経系のバランスが崩れ、
血圧や心拍数が下がり、
脳に行く血液の量が減少してしまう一過性の疾患です。
症状は、
めまい・ふらつき・吐き気・冷や汗・顔面蒼白(血の気が引く)などです。
稀に、失神してしまう場合もあります。
「迷走神経反射」が起こる原因は、
長時間立ちっぱなしでいたり、
過度の緊張や恐怖感・痛みなどです。
また、
疲れが溜まっていたり、
脱水・空腹の状態の時に起こりやすくなります。
「迷走神経反射」は、
特定の体質の方に起こるというわけではなく、
誰にでも起こり得ることです。
また、
毎回必ず起こるわけではなく、
たまたま起きてしまうというものです。
しかし、
何度も繰り返してしまう方もいらっしゃいます。
そこには精神的な影響が大きいかもしれません。
採血や注射をして、一度「迷走神経反射」を起こすと、
毎回「また気分が悪くなってしまうのではないか」と不安になってしまいますよね。
採血・注射に対して恐怖感が強くなり、
苦手意識を持ってしまいます。
その結果、
また「迷走神経反射」を誘発してしまうという悪循環になるのです。
注射や採血による「迷走神経反射」には、
痛みもさることながら、精神的な影響も大きいです。
なるべくリラックスして臨むことが大切ですね。
「針が刺さる」「痛いだろうな、怖いな」と考えるのではなく、
「注射をして卵がしっかり育つといいな!」などと、
プラスのイメージをするようにしてみて下さい。
また、
採血・注射をする時は空腹時を避けたり、
事前に飲み物をお飲みになっておくのも良いですね。
採血で、正確なデータを取り、
注射で、良質な卵を育て、
一日も早い妊娠を目指しましょう!


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