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とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

高度生殖医療にかかわる用語 その6

2010年05月27日 | Weblog
本日は、”卵巣予備能”について書かせて頂きます。

思春期頃の若年女性の卵巣には30万個ほどの卵胞(卵胞につきましては「高度生殖医療にかかわる用語 その5」に書かせて頂きました)が含まれ、
それが加齢と共に減少し、
40歳頃には3万個、
閉経が近づいた50歳頃には健全な卵胞は極少数になってしまいます。

卵巣にどの程度の卵胞が残存しているかを示す指標を”卵巣予備能”と呼びます。

加齢に伴って”卵巣予備能”は低下しますが、
人によっては比較的若い年齢で”卵巣予備能”が低下するものがあります。

”卵巣予備能”が低下した例に調節卵巣刺激を行っても、
満足すべき数の卵胞が採取できないことも多く、
このような状態のことを低卵巣反応(poor responder)と呼びます。

排卵誘発剤を使うと閉経が早くなるのではないか?と気にされる方がいらっしゃいますが、
無関係です。
通常であれば消えていってしまう卵子(何をしなくても毎月約1000個は消えていっていますから、、、)を育ててあげている状態ですので、全く心配いりません。
学説では、喫煙量が多い女性は閉経が早いといわれています。
また、ある種の不規則抗体がある方も閉経が早いといわれています。
女性の煙草と不妊の関係は証明されておりますので、
お煙草を吸われる方は、出来れば、一日にお吸いになられるお煙草の量を減らしていかれて下さい。

ーby事務長ー
コメント
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