二八歳だったか、二九歳だったか、夏休みに初めて欧州に旅した。
ぬあんとと、新婚旅行に行く友人(カーク、といっていたけど、彼女は外国人ガイドしてた英語つかい)が、「途中までいっしょに行く?」と誘ってくれた!!!
今なら、遠慮しますが・・当時は鈍感にも、いくよう!!
かくして、友人の新郎と彼女と私、エアロフロート(ロシアのナショナルフラッグ)の狭い座席に横並び、モスクワで1度降りて、その後にフランクフルト着。ハイデルベルグとルクセンブルグだったか、同じホテルで(もちろん部屋は別)ほぼ同一行動。それで、すべて初めてだった私、友人からひとり旅のノウハウを習い、めでたくイタリアへの電車に乗った。(ユーレイルパスっていうのはありましたっけ)
ローマで、教会の地下道に延々と並んでいたしゃれこうべ(頭蓋骨)。そこの修道士の者、という説明があったが・・なんだか違和感・・・なんなん???気持ち悪いとか言う前に、こんな風に遺骨で、地下を荘厳する意味がもう私には???だった。
フィレンツェで見た「ビーナス誕生」その迫力とでかさに、肉食民族の国だ、と。
それとフィレンツェの石造りの町並みの威圧感というか、負けた。
ベルギーはブルージュで拷問博物館のようなところにもいったが。
二〇代の私には、どれもこれも想像つかない世界。
で、ヨーロッパを旅して自分が世界史を受験教科として選択していて、好きで、それがとても役に立った。
それでも、初めての欧州で感じた違和感というかなんだかなあ・・という感覚がずっとずっと脳みそのどっかにあった。
コロナ以降、私の目のうろこが何枚も落ちて、私が学んだ歴史は勝者の歴史で、あるいは作られた歴史で。じゃホントの歴史は?となんだかむなしさを抱えていた。
それで気になっていたのが以下の本
この本、日経とか毎日で、広告掲載を断られた問題本。
気になっていたが・・躊躇していた、読めそうもないと。。。介護でそれなりに忙しいし、読書感想文用の本読みノルマ、あるし。
しかし、ついつい・・
で届いたので開いてみたら、25のセクションに分かれていて、1つずつ読み、で読了しそう。
1 ユダヤ人の正体、中東危機の淵源
「旧約聖書」「約束のカナン」から、書き起こしてあって、おおと思った。
私はクリスチャンの友人から、イスラエルとアラブの対立は、数千年の歴史があることを聞いてしってたが。
そう、「水に流す」日本人からは想像できないというか、肉食民族の怨恨。
2ローマ帝国、移民によって栄え、移民によって滅ぶ
ここは、読んでいるとまるで今のニッポンのような気配なのだ。
ローマは戦争に従軍した兵士に身分の別なく参政権を与え、財産権を与え。
これは、民主党政権のアメリカも、先日紹介したたフランスもにたようなもん。
いや、おもしろい本です。
1つ1つ、読んでいくのが楽しみです。
ちなみに、今本でよんでいる感想文ノルマ本は、これ、です。
後二冊残ってます。
本が高くなりました。
今回、それを実感。
何でも上がり、年金は下がりました。やれやれ。