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裁判員制度

2008年01月30日 | あんなこと こんなこと
平成21年5月までにスタートする 【裁判員制度】
【模擬評議】に出席しました
【模擬評議】とは
裁判員に選出されたときに裁判員が参加する仕事が三つあります
【裁判を行う】 ⇒【評議・評決】 ⇒【判決】 
この二番目の裁判員と裁判官で話し合い 有罪・無罪や刑の内容を決める過程です
【模擬評議】では 検察官・弁護人の冒頭陳述及び論告要旨が述べられ
我々裁判員が考えていくのです
裁判官が3名(この日は検事と司法修習生が裁判官役)と裁判員6名です
仮定の事件を評議します 結果 裁判員は4名が殺人未遂・2名が傷害
判決は 素人である裁判員の我々6名全員が執行猶予つき 
プロである3人の裁判官は全員4年の実刑判決 と分かれ
結果 多数決で懲役3年執行猶予5年と言うことになりました
ニュースを見ている限りでは 「どうしてこんなに軽い刑なのかしら」と思うこともしばしばです
それなのに 実際自分が携わると 専門家より刑を軽くしてしまいました

今回は模擬ですから こうやってブログで意見を述べることもできますが
実際はもちろん【守秘義務】があります どこまで守られるかも疑問に思います

今回 参加して・・・
私には人を裁くことなんてとてもできないと思いました
裁判員裁判の対象事件は
殺人・強盗致死・危険運転致死等々 重大な犯罪なのです 
絶対に許せない 極刑に値すると判断し、評決したときに
きっと 後々まで忘れられないだろうし 思い悩むと思います
正当な判断をする自信もないし 正直言って怖いです

毎年くじで選ばれ、裁判員候補者名簿に名前が載った人には連絡が行き
事件ごとに その名簿の中から再度くじで・・・
選ばれた時点からきっと重い気持ちになるでしょうし
何ヶ月もの間 もしかしたら そのことで頭がいっぱいになると思います
終わった後も これでよかったのか もっと別の・・・と
きっと 私のように優柔不断な人間は ずっとずっと引きずっていくと思います 

原則として辞退はできないのですが・・・70才以上だと辞退可能なんです
それまでに選ばれないことを できることならこの制度がなくなることを望みます