今日もカザフで元気ゲンキ!

カザフスタンのアルマティに住んでいた2006~2009年の記録です。

クロアチア(プリトビッツェ→ザダル→シベニク)

2009-09-14 21:14:44 | 海外(カザフスタン以外)


 朝は雨が降っていて、昨日のうちにプリトビッツェを見られて良かったなあとホッとしました。今日は、とうとう海に出ます。
 途中、その地域の山にいる動物を見られる場所に行って、熊を見ました。ヒグマっぽいけどずっと小柄。でも、立ち上がると1.2mくらいあります。この子は小熊。木を揺すって落ちてきたプルーンを柵の中に投げると、寄ってきて食べていました。


ザダルの門

  長い5km位あるトンネルを通り抜けると、景色が変わります。白っぽい岩の大地。そしてザダルという街に到着しました。いかにもの観光客が物凄い多くて、観光地に来たなあという感じ。 旧市街の外に車を止めて、歩いて見学します。
 入り口の門には羽根のあるライオン。門の中の広場の下には貯水槽があって、井戸のように水をくみ上げていたそうです。



旧市街地の中にはまだ発掘途中の遺跡があったりもします。



  ナロドニイ広場に面して時計塔や今はギャラリーの建物など、古い建物が向き合っています。

時計塔


今はギャラリーとして使われています

 そこからショッピングストリートのシロカ通りを抜けると聖ストシャ大聖堂やフォーラムがあります。大聖堂の脇にある聖ドナド教会はなんと9世紀に作られた建物。基礎部分にはローマ時代の神殿の石材が使われていたりします。フォーラムは基礎部分しかありませんが、紀元前1世紀から紀元3世紀のころのものだそうです。




神殿もこんな姿になる

  そこから海に出てシーオルガンへ。ヒッチコックが世界一美しい夕日が見られる場所と絶賛した海岸の突端にシーオルガンがあります。風と波を利用して鳴るオルガンは、とっても不思議な響きです。
 その脇には大きい船が泊まっていますが、見るべきものは足元にもあります。青いプレートの一番大きいのは太陽、そして水星・金星・地球・火星と正しい縮尺で、しかもこれは太陽光発電の装置が埋めてあるもの。夜になると、太陽光で逐電した電気を使ったイルミネーションが見られるそうです。ザダルに宿泊して、夕日とイルミネーションを見るのもいいですね。今日は残念ながら小雨の降る中での観光でした。




シーオルガンのプレート


実際の音はここから聞えてきます


太陽光発電中


太陽と惑星はこんなに大きさが違うんですね。でも惑星も太陽光発電してます。


大聖堂の塔の上から

  ザダルの観光は1時間半ほどで、次はシベニク。車で走るうちに天気が回復してきて、晴れてくれました。お昼ごはんにと立ち寄ったザトンのお店は残念ながら閉まっていましたが、とっても綺麗な入り江の景色が見られました。


ザトンの入り口から奥まで、どんどん高さが変わって、とても綺麗です。

 結局、お昼ご飯はシベニクに入ってから。海沿いのペシュカリヤに行きました。ちょうど窓際の席も空いていて、海を見ながらのんびりランチ。


ペシュカリヤのお店は2階


入り口は右手の通路から奥へ入ります


客席から海を眺める


2時間前に水揚げされた魚ですよ~とのこと


タコのサラダ 45クーナ


プロシュート 45クーナ


魚のスープ 15クーナ すごいヒュメでした。ご飯入れたかった!


魚のグリル盛り合わせ 250クーナ
ムール貝がとっても甘くてオドロキ!


  ランチの後でシベニク観光。聖ヤコブ大聖堂は出来上がるまで100年以上かかった建築物。世界遺産に登録されているだけあって、中は撮影禁止。見学は無料ですが、奥の洗礼室だけが有料です。とても綺麗な洗礼室です。
  脇の扉にはいくつも穴が開いていますが、それは第二次世界大戦中に扉が面している広場に爆弾が落ちたときに破片が当たったものだそうです。広場の向かいにはカフェがあり、2階は旧市庁舎で、結婚披露宴に使われているそう。結婚したカップルは建物の右側にある外階段から入り、左側の外階段から出てくることになっているそうです。


シベニクの大聖堂


広場に面した扉はいくつも穴があいています
扉の脇にはライオンが支えたアダムとイブ



大聖堂の壁には聖人ではなく、町の有力者の顔が


広場に面した旧役所

  聖ミカエル要塞に上る道はとっても細くて、途中の家の、出っ張った部分はその昔トイレだったそうです。日本のお城も同じつくりだったけど下はお堀ですよね。普通に人が通るところに落ちる仕掛けのトイレはさすがに街が不衛生になるということで禁止されたそうで、今は穴は開いていませんでした。 要塞から眺めると、街のオレンジ色の屋根と青い海のコントラストがとても綺麗です。クロアチアの海沿いの町はローマ人が作った町が多いのですが、シベニクはクロアチア人の祖先が作ったということで、クロアチア人の心のふるさとでもあるそうです。要塞は戦ではなく、火薬庫に火がついてしまったために破壊してしまったとのことでした。

飛び出したトイレ

狭い路地が迷路のよう


愛想が良いのか、要領が良いのか?


岩の上に作られた要塞


要塞からはシベニクを一望できます


オレンジの屋根と大聖堂の白い建物

  本日のラストに訪れたのは、バードホスピタル。野鳥の保護、ブリード、自然教育のための施設です。最初に数日前に怪我で保護されたワシミミズクの治療と給餌を見せてもらいました。野性なので、人の手に止まるということはできなくて、さかさまに吊り下げられて治療台まで運ばれ、毛布で包んで薬と餌をもらいます。注射器にチューブが取り付けられていて、そのチューブをくちばしから差込まないと喉を通らないとのことでした。 そのあと、施設の設備についての説明や、ミミズクについての説明などを若い女性がしてくれましたが、とっても愛情こもった話し方でした。ミミズクの特徴を説明するために、長い間手にワシミミズクを乗せて話していましたが、実は4キロ以上あるそうで。うちの黒猫ナースチャよりも重いです。そして、ワシミミズクは退場してもらって、小柄なふくろうの登場。そして、手に乗せてもらいました。丸い目がとってもキュートなふくろうです。ワシミミズクもですが、このふくろうも目が大きいので、もう好みのど真ん中って感じです。でも彼らは肉食。とても家で飼うのは難しいですね。


事務所と治療室の建物


止まり木がありますが、野生種はなかなかとまれないとのこと


前をご飯のバケツを持った人が通るとみんな釘付け


お薬注入中


何されたの~とびっくりおめめで固まっています




このミミズクはここで4年も生活しています
ひよこを一飲み!



ちっちゃくって、とっても可愛いふくろう

  説明の後で、鷹のトレーニングの体験もさせてもらいました。先に木に飛ばしておいて、手にヒヨコを持ち、手を上げると鷹が飛んできます。手を上げた瞬間、もう来ていてびっくり。食べた後は、手を上に振るとまた木に飛んでいきました。そうやって飛んでくる距離を伸ばし、飛行と餌をとるトレーニングをするのだそうです。


手を上げたとたん、気配も無く飛んできました

  本日の宿はシベニクから6kmほど離れたソラリス・リゾートの中のホテル・イワン。部屋が狭くて、あまり居心地の良い部屋ではなく、街まで出るのも大変なので、食事もリゾート内のレストランで取りました。ホテル付属のレストランもありますが、リゾート内にはいくつかレストランがあるので、飽きることはないかと思いますが、味はそれなり。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする