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岩窟王さまコメント

2009-01-15 07:23:05 | インポート

新春明けての温泉三昧、うらやましい限りです。わちきも会津東山温泉で古希来歴由緒ある古湯で一夜をゆったりと、身も心もとろけるほど和ませて参りましたよーん。役得かな~。 

 新春早々の福島県技会津支部での講演会。 命題は 
 『歯科技工の海外委託がなぜ 「訴訟」 なのか』

 参加者は、支部新年会出席者34名で、温泉旅館(名前はホテル)貸しきり状態での技工士モサ連。

 常に人に 「話をする」 ことの難しさは其の都度新鮮な恐怖を覚えるものです。

 わちきは、「隗」創設者の一人として
常に当時吊り上げた魚を取り逃がした
 「大臣告示」 の話が枕になります。
みんな、目を丸くして驚きます。
学者まがいの論説者はあまたおりますが
当時日技代議員として、これほど聴く者に感銘を与えることができるのは幸せなことでもありますが、 当時 「なぜわちきがもっと勉強をして.........」と思えて猛烈なジレンマに陥ります。

 「大臣告示」 の時の 「疑義解釈」 と今回の 「海外委託」 の 「17年通達」は、まさに行政がらみで、わが国の歯科技工士に係る法律・制度を、国はどう見ているかの 「証」(あかし)なのだということができるのです。

 「歯科技工士」という職業、資格、制度を、単なる歯科医師に従属する 「物づくり」 としか見ていないということです。

今回の裁判でそれがはっきりしました。

あの 「大臣告示」 の時に 日技 は気がつくべきだったのです。
責任者出て来い!!の感です。
露地者さんのお膝元にいるんだっけ?

国の答弁書では 歯科医師の 「介補者」となっておりますが、「歯科技工士」は、歯科医療従事者として勿論歯科医師も業としてできる一部分、「補綴部門」 の唯一の代理人として 「歯科技工士」 を誕生させたのです。

 これは勝手に歯科技工士が 作った制度ではありません。
国が 昭和30年8月16日、第22国会で「法168号」 として厳然と制定されたものです。

 医療人として携わる者として、これほど厳格に行為を規制している 「法律」 は他にあるでしょうか。めずらしい。

 わちき達は、遵法精神を尊び、歯科医師の領域を侵害するなどこれっぽっちも、微塵だに考えているものではありません。

 当然のこと国内法であるからこそ、わが国の国民の歯科医療の発展、向上に寄与させるために、必要だから 「法律」 でわざわざ歯科医師の代理人として 「歯科技工士」を作ったんですよね。
そして、細かい所作まで規制しているんではありませんか。
 
 必要なそのときは重宝に扱い、「法律」があっても、海外に安くて良い物があるからと、市場営利主義で 「物」 の観点から抜け出れない。そんな精神で 「医療」 を扱ってもらっては迷惑千番、犠牲に合うのは、何も知らない国民ではないか。
まさに本末転倒。

 医療人の風上にも置けない輩がいるからまじめに頑張っている先生方が割を食うのではと思う。

 最近では恥も外聞もなく、堂々とテレビ放映の中で海外で作成された 「技工物」の能書きをのたまう輩がお出ましとあっては、何をかいわんや。医療?法治国家?
まさに 「放置国家」 の感が否めません。

歯科技工士諸君。これで良いのですか?
辞める前に一度威信をかけて戦って見ませんか。
学校で教えたことと違うじゃないかでも良いのです。
 あなたの免許は、ただの紙ペラ一枚では無かったはずです。

医療とは、医療従事者とは、そして「歯科技工士」 とは、今一度立ち止まって考えてみてください。
 こんなに著明に 「他人のために生きる」 実感を味わえる職業は他にそんなにはありませんよ。

 古いかも知れませんが、わちきは、しわくちゃのお年寄りの にこっと笑う口元にのぞく苦心の作がたまらなく生きがいを感じます。
これぞ 「技工士」 と思うのです。

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1 コメント

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岩窟王様、会津講演会お疲れ様でした。 (露地者)
2009-01-16 14:42:16
岩窟王様、会津講演会お疲れ様でした。

会津の技工士の方々の様な、熱い方もいらっしゃるこの業界、まだまだ捨てたモンじゃないですね。

それとは別に、とある中核都市の県技では署名には協力しないとの理事会の決定があったとか・・・

日技が動かないから我らも動かない。


さて、歯科技工士として、社会人としていったい何処を見ているのか・・・

私たち、歯科技工士が生きているのは
歯科技工士会という社会ではなく、歯科界というホンとに小さな小さなであり、さらにその小さな小さなは一般社会という大きな世界のホンの一つの部品に過ぎない、という事を考えた事はナイのしょうね・・・


一度も・・・



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