ある方とのメールより・・・

2009-01-15 07:43:35 | インポート

確かにその通りだとは思いますが
> 彼ら(若手)はお金になる、より高度の仕事を模索しています。
> 確かにそれは生き残りの一つの手段としては間違いないし
> 方向性は間違いではありません。
>
> しかし、一つ大事なものが彼らから抜け落ちているのも事実。
>
> それは、日本において自費(私費)の仕事とは、あくまで
> 皆保健というシステムがあっての事。
> 保健というものが市場を形成していて初めて自費という
> 形が決まるのです。
>
> ここは凄く大事なところで、例えば保健が機能しているうちは
> 自費で稼ぐことは不可能ではありません。
> しかし皆保健が崩壊し始めたら自費というもの(技工物)は
> 違う形で歯科界を動き始めます。
>
> 何らかの形で補綴というモノが保健から少しずつ離れていけば
> 今までの自費は値崩れを間違いなく起こします。
> 現在の保健技工の値段までとは言いませんがね・・・
> なぜ?か一つ例に挙げますが、必ず患者さんは安い歯科医院を
> 探します。そしてそれに応えて安く補綴物を提供する歯科医院が
> 出てきます。
> それは安い技工物を探す事につながるのは当たり前の事で
> 海外でもなんでもコイ!となりかねません。
>
>
> そうすれば投資した機材や講習会などの費用などは
> 一瞬で消えてなくなります。
> 唯一、全てを償却したところのみは辛うじて生き残れると
> 思うのです。
>
>
> 今の若い技工士さん達がお金儲け(当たりまえですが)の企業や
> 一部のカリスマ技工士の動きに感化されていくのは怖いもんです
> 皆保健の重要性はとてつもなく大きなものです、
> 歯科業界にも、患者さんにとっても。
>
>
> しかし、そこに彼らの夢や希望がある以上それをどうこう言っても
> オヤジのたわ言としか受け取って頂けないでしょうね
> 彼らの気持ちは痛いほどわかります
>
>
> しかし階保健が崩壊すれば生き残った国内技工士で組織されるものは
> 単なる営利集団です。
> これは今の海外委託を受注している海外ラボとなんら変わりはありません。
>
> 患者さんの受ける権利を、階保健という足場を使って守っていく事以外に
> 日本の歯科技工士という制度を守ることは出来ないと私は思います。
>
>
> その制度自体が古く、すでに機能を失っていて逆に患者さんに不利益が
> かかるとなれば新しい制度を構築すればいい。
> 全てが曖昧なまま時が流れれば悲しみ苦しむ若い人たちが増えるだけ・・・
> その際、自分がそれに対応出来なければ私はこの業界を去りますよ
>

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2 コメント

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ぬるま湯に浸かって「ぬるいぬるい」と言っても誰も... (vrsca)
2009-01-16 17:01:54
ぬるま湯に浸かって「ぬるいぬるい」と言っても誰も沸かしてくれない。
ぬるい風呂は嫌なので熱湯に入れば熱くて飛び出る。
それで冷水に入れば冷たくて痛くて飛び出る。
そしてまた 誰も沸かしてくれない ぬるま湯に入る。
さらに ぬるくなる。
そして誰も居なくなる。。。
他人事じゃないけどね。



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さすがにイイ読みしてますね! (露地者)
2009-01-16 21:33:51
さすがにイイ読みしてますね!

私達の所に集まる声、それは「そんな話私は聞いていない」「技工士会からなんの報告もナイ」そんな声ばかり…自ら情報を求める行動すら起こさず、与えられる範囲でしか情報を分析する事しか出来ず、知ろうともせず、たとえ知ったとしてもそれを社会人として消化出来ない人…


それが歯科技工士なんです


医療を語る資格を自ら放棄した人達です






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