JAZZ from Nishinomiya

V・プレミアリーグのJTマーヴェラスを応援しつつ、日々の出来事や雑感を語ります。ときどき毒づきます。

自転車でビワイチしました(その1)

2021年09月29日 00時27分46秒 | 自転車
9月19日~21日、自転車での琵琶湖一周、いわゆるビワイチに行ってきましたのでレポします。というか感想です。このブログのことをご存知の方には言うまでもないですが、例によって脱線しまくりなので、ビワイチそのものに興味がある方は(その2)から読んでいただければと思います。

【ビワイチをすることになった経緯】

ビワイチチャレンジに至った経緯を書くと長くなるのですが、以下のような感じ。

① 7月から始めたダイエットのおかげで、81.9kgあった体重が72kgまで落ちた結果、サイクルジャージを着てもそれほどデブには見えなくなった。
② まだ夏休みを取ってなかったので、シルバーウィークに夏休み(という名の有給休暇)を合わせ技で取ることに。だから何もしないのはもったいないな、と思った。
③ 淡路島一周(アワイチ)はクロスバイクを買ったときに走り(坂は歩いて押したけど)、しまなみ海道もロードで走破したので、あとはビワイチだけが残っていた。自分もそろそろ若くはないので、体力あるうちにビワイチを経験しておこうと思っていた。
④ 愛機(オルベア・オルカ・シルバー)も、たまにはまとまって走らせないと可哀想だと思った。

なんだかんだで俺の銀鯱ちゃんは、こだわりの詰まった自慢の子なんです。納品が遅れに遅れたけど、届いたのはまさかのオルベア本国生産フレーム(Made in Spain)。コンポはたった500km走って廃車になったピナレロ・クアトロからの105フル移殖で、ホイール、BBだけデュラ。ホイールもデュラの軽いモデル(WH-9000-24-CL)だから、驚くべきことに、105で組んでいるのに実測7.5kg(ペダル重量を含まない)しかないんです。もちろん実用性と剛性重視でステムもハンドルもサドルのレールも金属製です。まあエアロロードなんでシートポストがカーボンの専用品ですが、それとフレームを除けばカーボンパーツは使っていません。どこのメーカーのHPを見て頂いてもわかりますが、コンポが105で完成車重量7.5kgのバイクって普通ないですよ。言い換えればこのフレームなら車格的にも本来アルテグラで組むべきものなんですよね(オルカ・ゴールドならデュラ)。それと5700シリーズの105は今と違ってチェーンホイールが昔ながらのカッコいいデザインなんです。ブレーキキャリパーだけは貧相な感じしますけど。

余談ですが、105しか使ったことのない俺が言っても説得力ゼロですが、ロングライドなら105で充分です。アルテは見栄の部分込み、デュラになると見栄+軽量化+カネです(維持費も高いからね)。105のフルセットとアルテのフルセットって、総重量200g弱の差しかない。これがデュラになると500g近く軽くなります。またデュラは完全プロ仕様なだけあって、信頼性や性能もまったく違うとは思います。なお手動変速いわゆる紐と電動の違いは快適性(便利さ)の違いだけで、車でいうとマニュアルとセミオートマの違いといいますか、紐の方がよりマシンをダイレクトに操作している楽しさがあると思います。レースとなると、これはまた別の話になってきますが。

というわけで、最初から話が思いっきり脱線しましたが、とにもかくにもビワイチにチャレンジとなりました。距離は琵琶湖大橋を境に北湖一周が150km程度で、南湖一周が50km程度。北湖一周をビワイチと言うこともあるらしいので、それと区別するため全湖一周はフルビワイチと呼ぶらしい。この場合、琵琶湖大橋は通らず、距離はだいたい190km程度らしい。個人的には、北湖一周をビワイチと呼んでしまうのは、半ば詐欺だと思っています。だって淡路島なら150km走ってこそアワイチであって、短縮100kmコースを決してアワイチとは呼ばないもの。北湖一周を1日で回るより、フルビワイチを2日で回る方がよっぽどビワイチだと思うのです。まあそれはともかく、自分的には堂々と「ビワイチを走った」と言いたいので、やるからにはやっぱりフルビワイチだよなぁ。190kmは以前2回ほど走った「自宅~岡山~玉野のフェリー乗場」と同じ距離だし、琵琶湖は坂道も少ないからなんとかなるかも、と相成りました。

【準備 & 2つの懸念】

ただ問題が2つあり、1つは台風が来ていたこと。もう1つは、ここ1年半以上ロードバイクに乗っていなかったこと。

懸念1つ目の台風ですが、天気予報アプリを見ながら「まあ大丈夫だろう」と、当初は18~20日で宿を予約していました。だけど台風の進行速度が遅いので、大事を取って1日ずらし、19~21日で取り直しました。雨が上がっていても路面が濡れていると怖いですからね。19日に前泊、20日に走り、戻ってからもう1泊し、翌21日に西宮に帰るスケジュールです。

宿は「スーパーホテル大津駅前」にしました。昨年に妹と共同で日産JUKEの中古車を買ったので(この辺のいきさつは長くなるので割愛)、荷物も多いことだし、輪行ではなく車で行くことにしたのですが(JUKEのラゲッジは狭いが前後ホイールを外せばロードは積める)、この車は中途半端に背が高く全高1,565mmなので、よくある1,550mmの立駐はギリアウトなんですよ。だから敷地内に「平面」駐車場があるスーパーホテルはBESTでした。また、スーパーホテルは部屋の鍵が暗証番号入力のため、ホテルを出るときにフロントに鍵を預ける必要がありません。早朝出発を予定していたので、これも都合が良かった。

そもそもビワイチを1日で済ませる場合、どこを起点とするかってのは意外と重要なんです。南湖沿岸は交通量が多いらしいので、琵琶湖大橋の西端にある堅田あたりに宿を取り、南湖すべてを早朝に片付けてしまうのが良いと思いました(湖を回る時は反時計回りが基本。逆に島一周は時計回りが基本。そのほうが水の近くを走るため景色がいい)。でも安価なビジネスホテルは大津に多い。彦根や長浜にも少なくないとは思うんですが、大津発だと、だいたい行程の真ん中あたりに湖北の山岳部が来るので、メリハリとしてはちょうどいいのではないかと思いました。それに西宮から一番近い。

次に懸念2つ目の「ロードバイクに1年半以上乗っていなかったこと」ですが、こちらはなんというか、体力面以外にもあれこれ出てきて、想定外に出費がかさみましたよ。まずサングラス(zerorh+のエンジェルフィッシュ)の調光レンズが完全に劣化していたので、もはやサングラスではなく黄ばんだ眼鏡になっていた。レンズだけ交換しようと思ったけど、エンジェルフィッシュってもう出回っていない?のかな、交換レンズは売っていたけど、結局、別のものに買い替えました。同じくzerorh+のステルス(レンズはグレー調光)です。一度zerorh+のサングラスを使うと、あまりの掛け心地の良さに他ブランドのモノは使えなくなるのが困ったところ。そしてリアライトが電池の液漏れを起こしていたので(苦笑)これも買い替えた。キャットアイの「ラピッドミニ」と「アンプ500」のお買い得セット品。ボルト300が現役で稼働しているのでアンプ500はべつにいらなかったんだけど、まあ予備として持っておいても損はないだろうと。そして痩せたとはいえジャージがパツパツだったので、ゆとりのあるものを新たに購入した。猫好きの俺にピッタリのデザインの物がありました。ついでにビワイチサイクリングマップも貰ってきた。

で、ショップでバイクを点検・整備していただいた後、ぶっつけ本番は怖いから、決行1週間前に脚慣らしとして40kmほど走ってみた・・・のですがとにかくケツが痛い!ブランクが長すぎたのかダイエットでケツが痩せていたのか、完全にケツがサドルに馴染んでいません。座骨が壊れるかと思いました。これはいかん!ということで、急遽パッド極厚でロングライドに向いていると噂のパールイズミのレーパン「3D MEGA」を買いに行ったのですが・・・売っておらず(というか歳取ってくると金で解決しようという発想になるのが我ながら嫌だよね)。仕方なく店員お勧めの「3D NEO PLUS」にしました。でもこれは失敗だったと後々思いました(苦笑)。さらに指切りグローブもかなりボロボロになっていたので、ブルべ用の極厚パッド搭載「INTRO STINGER4」を購入。これはなかなかの優れモノらしいのですが、デザインはダサいです。ベルクロ部分にブランドポリシー(?)である「THE POWER OF MASTERPIECE」のロゴが入っているのですが、これがダサいのです。理念は良いのですが、こういう文言を大々的にデザインに取り入れると、ホームセンターや作業着屋で売っている作業用手袋にしか見えないんですよ。日本の会社は下手に英語を使うからダサくなる、という典型的な見本なんですが、しかし機能的にはとても良さそうだったので買ったw

あとついでに、ワコールの5本指ソックスも買いました。べつにユニクロのソックスでも良かったのですが、なんとなく「ちゃんとしたスポーツ用の靴下も1足あったほうがいいな」と思って。2,530円もした。女性なら靴下やタイツにそれ以上のお金を払うこともあるでしょうけど、男が靴下に2千5百円出すってこんな時くらいしかないので妙に緊張したw

参考
【ジャージ】 7ITA & GSG 7ITA Miagolare Jersey White
https://7bicycle-shop.com/?pid=159036870
【レーパン】 パールイズミ コールド シェイド レーサー パンツ
https://www.pearlizumi.co.jp/detail/62165?ys=2021ss
【グローブ】 イントロ スティンガーシリーズ
https://craftmans-wharf.com/products.html#stinger
【ライト】 キャットアイ AMPP500+RAPIDminiセット
https://www.cateye.com/jp/products/headlights/HL-EL085RC/
【ソックス】 ワコール CW-X 5本指ソックス(ユニセックス)
https://store.wacoal.jp/disp/01_BCR610.html?dwvar_01__BCR610_BCR610_ColorType=KA&cgid=001400250600

※ zerorh+ のステルスは適当なサイトが無かったので割愛

サイクルセンターサンワさん、Rideworksさん、Y's Road神戸さん、Y's Road大阪ウェア館さん、CW-Xコンディショニングストア三宮さん、大変お世話になりました。

ちなみにこれらのモノについて、先に感想を書いておくと、ジャージはデザインも通気性も大満足。店頭在庫が2Lしかなかったのですが、かといって大きすぎることもなく、ゆったり目で楽ちんでした。丈は若干長いかもしれませんが、みっともないほどではありません。惜しむらくはバックポケットに1つもファスナーが付いていないので、手芸店でアイロン接着のマジックテープを買って、センターポケットに付けました。実際問題、転倒でもしない限りポケットからモノが飛び出ることなんてないのですが、スマホとか現金とかカード入れるから、なんらかのストッパーがあったほうが精神的に落ち着きます。レーパンは後述の通りちょっといろいろあったんですが、品質自体はパールイズミだから全く間違いないです。グローブも極厚パッドではあるものの、ハンドル操作が緩慢になったりすることはなかった。リアライトもラピッドミニで十分だった(と思いますが、こればっかりは自分ではよくわからないです)。ワコールのソックスは自転車に使うならもう少しクッション性に優れた方が良いかもしれないけど、これも特に不満はありませんでした。ステルスは、もう少し視界がクリアであれば満点なんですが、朝の日が昇る前の暗い時間帯に掛けても違和感なく走れたし、やっぱりこのフィット感と掛けていない感は素晴らしい。例えるなら絆創膏のケアリーブ並みに装着感が無い。

というわけで、これらの購入に計6万円以上も費やしたため(爆)、当初予定していたサイコンの買い替えは断念。現在はキャットアイの「ストラーダ ワイヤレス」を使っているんですが、もう最近老眼だから(仕事中はずっとリーディンググラスを掛けてます)、表示の大きなものがいいな、と思って。ケイデンスとか心拍は測定不要だから、キャットアイの「パドローネ プラス」が欲しかったんですよね。液晶デカいしナイトモードも付いてるし。まあこれは来年に持ち越しです。

キャットアイ パドローネ+
https://www.cateye.com/jp/products/computers/CC-PA110W/

あ、そうそう、自転車保険にも加入したんですよ。「今更かよ!」とツッコまれそうですが、はい、今更です。我が兵庫県は全国に先駆けて2015年10月に自転車保険加入義務化しましたからね(罰則がないとはいえ、俺は義務化には反対だったんですが)。以来、義務化された地域は増えたわけですが、特に大阪府、京都府、岡山市、愛媛県、大分県、そして今回行く滋賀県など、俺が自転車で走りそうなエリアも軒並み義務化されています。いい加減加入せんといかんなぁ、と前々から思っていたんですが、今回は見知らぬ地のロングライドなので何が起きるかわからん、ということで観念して入りました。au損保の自転車向け保険「Bycle」のシルバーコースです。月590円で個人賠償保険3億円と充実の補償。まあ自分が死んでも400万円しか出ないけど(ヘルメット装着時はプラス100万円)、入院一時金や入院保険金、手術保険金も出るし、無料自転車ロードサービスも付いている。これはなかなかおススメですよ・・・他の自転車保険はよく知りませんが。

au損保 自転車向け保険「Bycle」 金額と保険料
https://www.au-sonpo.co.jp/pc/bycle/premium.html

というわけで、準備は完了。というか、ここまでが長いね。愛車の話と買い物&製品レポで文字数の8割くらい占めてるんじゃねーのか。っていつものことですので気にしないでください。


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