JAZZ from Nishinomiya

V・プレミアリーグのJTマーヴェラスを応援しつつ、日々の出来事や雑感を語ります。ときどき毒づきます。

蒲田レポ

2012年04月22日 23時32分32秒 | 
木曜日は仕事が16時に終了。厳密に言うと、チェックすべき書類が完成していなくて16時で切り上げた、という感じ。仕方がない、こういうこともある。ってかどうしようもないわけで。

で、仕事は西新橋、翌日の仕事は新橋・・・というわけで、新橋周辺に宿を取りたかったんだけど、新橋って意外に手頃な宿がない。特にこの時期は。銀座にも無いし虎ノ門にもない。新橋にひとつ、カプセル併設の安いビジネスホテルがあるんですが(楽天トラベルで検索するといつも出てくるRホテル)、評価点が低いのと、信憑性はいざ知らずホモのハッテン場がどうとかいう情報が入ってきたので、やめた。

まあそんなこと言いだしたら、大浴場併設のホテルなんて、それなりにリスクはあるんですけどね(もちろん過去にややこしい目にあったことは一度もありません)。

それはともかく、前にも書いたように、東京の黒湯に入りたかったので、蒲田に宿を取ることにしました。黒湯は蒲田でなくても出ますが、蒲田は新橋から京浜東北線で1本なので便も悪くない。それにリサーチによると、魚の美味い立ち飲みの居酒屋があるらしいじゃないですか。

で、蒲田のホテルを探したんですが、黒湯の大浴場を併設したビジネスホテルもあるんですね。そこに決めてしようかとも思ったんですが、やっぱり宿泊費を安くあげてその分を魚に回そうと思い、評価の高いCIK(カプセルイン蒲田)に。

カプセルイン蒲田
http://athlecitta.co.jp/capsule/capsule.html


※ちょっとわかりにくいんですが、CIKの隣に同経営の「アスレチッタ蒲田」というバッティングセンターやらボーリング場やらの複合施設があり、そこのサイトです。カプセルについてはCIKについての案内となっております。


さてこのCIKですが、キャビナスほどではないですがロッカーも大きめサイズでビジネス利用でも問題ないらしい。ただ今回はセキュリティ等も考慮して、キャビンタイプ(個室カプセル)にしました。個室カプセルってのは、とりあえず部屋があって、ドアはアコーディオンカーテン。鍵はかからない。室内にはロッカーと小さな机がある。コンセントとLANケーブルもある。照明もある。ベッドはカプセルタイプで横開き。俺が泊った部屋はベッドが上段だったのですが、下段のベッドは隣の部屋向きに開いている、といった具合です。

図で表すと下図のような感じ。緑が当室で、黄色が隣室。連結タイプがワンルームマンションなら、キャビンタイプは庭つきのワンルームマンションといった感じでしょうか。



アコーディオンカーテンにはカギがかからないのですが、ロッカーはもちろん鍵がかかるので安心。着替えのスペースやコンセントが確保されているし、ベッドの隣にロッカーがあるので、一般的な連結カプセルより利便性は確実に高いですよ。あと、ベッドは幅広タイプでした。

ちなみにキャビンタイプは6階にあり、同じフロアには洗面所、トイレ、シャワーブース(2基)、トイレ、喫煙ルーム、ソファ、テレビ、あと無料のマッサージチェアがありました。シャワー以外にも、もちろん大浴場はあります。

なお料金ですが、上段は4,500円、下段は4,700円。オプションで朝食が付けられます(400円~)。今回はレストランは利用しませんでした。

とまあ、カプセルの紹介ばかりしていても仕方がないのでこのへんにしておきます。立地(JR蒲田駅東口から徒歩2分)、静かさや清潔さ、設備などの総合点は80点といったところでしょうか。充分合格点です。


というわけで17時に外出。晩飯です。やって来たのは「さしみや五坪」さん。



[参考]さしみや五坪(食べログ)
http://r.tabelog.com/tokyo/A1315/A131503/13024091/


立ち飲み店かと思いきや、階段を上って2階の入り口から入るとカウンターと座敷があったのでカウンターに陣取る。あとから知ったのですが、立ち飲みは1階で、その入り口が建物の違う面にあったようで。ちっとも気付きませんでした。今度行く機会があれば1階も行ってみようかな。でも2階はお客さんが少なくて落ち着きましたけどね(笑)

2階は大将と、女性店員さん2名。あと非番の女性店員さんがあとからやって来て、カウンターで客として飲んでらっしゃいました(笑)

俺が頂いたのは以下の通り。

[刺身]
 生サバ 525円
 ホッケ 525円
 舌切(アオヤギの足の部分) 525円
[一品]
 ホヤの塩辛 420円
 ヒメマスの自家製干物 500円くらい(忘れた)
[酒]
 ドライ中瓶 500円弱(忘れた)
 菊正宗冷や×2 315円×2
[サービス]
 銚子のキンメダイ

ホッケの刺身とホヤの塩辛


生サバ


ちょっと頼みすぎましたが、魚が美味いからついつい。ホッケの刺身なんて北海道じゃないと食べられないと思ってたから嬉しかったな。味は、うん、ホッケの味でした。いきなり出されて「これはなんの刺身か」と聞かれても当てる自信はありませんが、ホッケと言われて食べたらホッケ以外のなにものでもない味です(笑)

こちらは魚の元買いだか卸しだかをされているそうなので(酔っ払っててちょっと忘れた)、いろんな魚が入るそうな。大将はパッと見怖い感じでしたが、「関西から出張で新橋で仕事だけどこちらの魚がぜひ食べたかったのと黒湯の銭湯に入りたいから蒲田に宿を取った」などと話をしたら、そっから魚トークで盛り上がって楽しかったなぁ。うん、魚好きにとって魚は共通語なんだよ・・・って何言ってんだろうか俺は。でも、ほんといろんなお話が聞けました。途中でキンメダイの話になったんですが、銚子のキンメが最高なんですよ、ということでサービスをいただきました。これが美味いのなんの。脂が乗ってるんだけど香りが良くてね。いい経験をさせていただきました。

もっと食いたかったのですが、顔が真っ赤っかになってきたので、「また秋に来ますね」と握手して店を後にしました(笑)


さて、美味い魚を食べたあとは黒湯です。黒湯は土中の植物性有機物が溶け込んだお湯だそうで、金沢で入ったモール泉と同系統のものだそうです。東京では浅草などでも出るそうですが、特に大田区の蒲田は有名ですよね(あくまでも温泉好き限定の話ですが)。

いくつか候補があったのですが、今回は「ゆ~シティ蒲田」さんにお邪魔しました。本当は銭湯に入ってから酒、のほうが良かったのですが(というか本来そうあるべきなのですが)、まあ諸理由あってこういう順番になりましたとさ。

ゆ~シティ蒲田
http://www4.ocn.ne.jp/~youcity/


入浴券450円+レンタルタオル+石鹸=え~っと、いくらだったっけな、500円くらい。

さて、軽く電気風呂に入った後、露天の黒湯へ。まあ露天といっても解放感はほとんどありません。うん、まあ露天っちゃあ露天かな、ってレベルです。でもそんなことはどうでもいい。お湯を見て、そして浸かって驚きました。本当に黒い。温泉分析表によると「強黒褐色透明」とありますが、感覚的にはほとんど黒色ですね。わかりにくい例えをすれば、3か月ほど掃除していないスポーツ自転車のチェーンをパーツクリーナーで洗浄した時の廃液みたいな色、という感じです。透明度は3~4㎝でした。

温泉分析表(ピンボケ)


惜しむらくは源泉浴槽がなかったこと。ただ、ここの黒湯は17度ちょいなので、さすがに需要がないのかもしれませんね。どうせなら36~38度のぬる湯槽もあれば完璧だったのですが、まあそれは望んでも仕方がないことかな、この黒湯があるだけで贅沢かと。

弱アルカリ性のすべすべしたお湯は気持ちよく、とても存在感がありました。このようなお湯が街のど真ん中に湧いているというのは羨ましい限りです。関西も赤茶色のやら泡つきがいいのやらいろいろなお湯が出るのですが、この黒湯だけは出ないんですよね(俺が知らないだけかもしれないけど)。

というわけで、1時間ほど入浴して満足しました。


さて、ホテルに帰る途中、さんざん飲み食いした割には炭水化物をあまり食っていないことに気づき、コンビニでパンなどを購入。部屋で食ったわけですが、そのあとすぐに寝るのもよろしくないので、大浴場をリサーチすることに。

前述の通り、CIKの隣にアスレチッタ蒲田という複合施設があるのですが、そこのサウナ「ガーデンサウナ蒲田」を利用する形になります。ホテルからは、2階の長い室内渡り廊下を渡って行きます。浴室には大きな人工温泉の主浴槽が1つ、水風呂が2つ(20度/30度)、サウナが2つ(高温/低温)、ミストサウナが1つ。施設としては、まあ可もなく不可もなく。いかにもカプセルの大浴場といった感じです。天然温泉入ってきたばかりなのに今更人工温泉をありがたがるわけでもないですが、酔い覚ましに30度の水風呂はちょうど良かった。ミストサウナと水風呂を交互に数回入りました。

※なお、ここの大浴場は朝は8時半までなので、ご注意ください。

余談ですが、CIK/アスレチッタ蒲田の系列には、川崎のカプセルホテル「レックスイン川崎」があります。あそこにも一度泊まりましたが、なかなか良かったですよ。


というわけで、ごく一部ではありますが、蒲田のポテンシャルの高さを感じた次第です。人情味豊かな町ですっかり気に入ってしまいました。また新橋で仕事がある時や川崎などでバレーの試合があった時は泊ろうと思います。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。