JAZZ from Nishinomiya

V・プレミアリーグのJTマーヴェラスを応援しつつ、日々の出来事や雑感を語ります。ときどき毒づきます。

走り納めかも?

2021年11月29日 00時16分36秒 | 自転車
昨日(28日)は丸1日休みだったので、久々に自転車に乗りました。どうも最近運動不足で。というかこないだ3週間も講習に出ていたのは以前書いた通りですが、その間に怪我でもして出席できなかったら最悪なので一度も自転車に乗らなかったんですよね。それが終わったらたまっていた仕事だの事務所のレイアウト変更だのでだいたい週末は潰れてました。で20日と21日は映画。せっかく買った冬用のサイクルジャージに一度も袖を通していないじゃないか!ってなわけで、とりあえず走ってきましたよ。

最初、淀川でも走ってみるか、と思ったんだけど、なんか工事中で全然河川敷に行けないんですよ。だから進路を変えて御堂筋経由で難波まで行って、府立体育館見て帰ってきました。本当にただただ、45kmほど走っただけ。

しかし寒かった。基本15℃コーデで行ったんですが、この日の最高気温が14℃だったからギリ耐えられる寒さ。靴下も夏用だったし、トゥーカバーもしてなかったから、なんかとにかく下半身が寒かった。でもまあ猫ジャージネオンイエローのグローブキャップ(初めて使ってみたけどなかなかいいですね)を一度も使わないまま冬を越すこともなく良かったです。あ、ポケットに入れてたウインドブレーカー、結局使わなかったな。これは来シーズンに持ち越しかも。

ちなみにマーヴェの尼崎大会はパスしました。近年めっきりマーヴェの応援で体育館に足を運ぶことが減ったものの、せめて近場の尼崎くらいは・・・とも思ったのですが、今、声援を送っちゃダメなんですよね。応援席に座ってハリセンを叩くくらいしかできないそうです。もちろんコロナ禍ですから、まずは「その場にいる」ってのがなによりの応援だというのは理解しています。でもそれは、今の俺的には極めて優先順位の低い休日の過ごし方となってしまいます。愛情と情熱が足りないと言われればそれまでなんですが、持っている時間も使える予算も限られている中、(あくまでも自分にとって)有意義と思える選択をしなければならないと思っています。まあ、俺も歳を取ったということでしょう。若い頃は人生の時間なんて考えたことなかったもんね(苦笑)

自転車小ネタ集

2021年10月12日 00時00分35秒 | 自転車
【サイコン変更】

山空海ライドの後ですが、ショップの大将にビワイチ完走の報告に行ったついでに、いい機会だったのでサイコンを新調しました。ビワイチの記事で紹介したパドローネ+です。大画面で文字も大きく見やすいです。ステム直付けはちょっと見た目がダサかったので、キャットアイのド定番「アウトフロントブラケット OF-100」で装着しました。三宮までナイトライドしてみたのですが、ナイトモード(ワンクリックで5秒間点灯の方)を設定していたので便利でしたよ。

【バーテープ交換】

バーテープがボロボロになってきたので新調しました。今のはサドルとセットだったのですが、サドル自体が限定品なのでバーテープ単体で同じものはさすがにもう売っていません。それに赤黒のものは選択肢が少ないんですが、とりあえず満足できるものがありましたよ。CICLOVATION(シクロベイション)の「Leather Shinning Touch Metallic バーテープ」で、色はキャンディーアップルレッドです。なおバーテープを自分で巻いたのは初めて。というか初めての交換だったんですよ(どんだけ走ってないねん)。YouTubeを見ると詳しい巻き方動画がたくさんあるので困りませんでした。ただ、力加減を間違えて右ハンドルの方が途中で切れた。ちょっと高いバーテープだったので泣きそうになりました(笑)。まあなんとかリカバリーできましたけど、そのうち解れてきそうで怖いなぁ。あと巻き終わり部分の処理ですが、やっぱりプロの技は真似できない。銀鯱ちゃんの初代バーテープはバイク納品時にショップが巻いてくれたんですけど、最後の部分、バーテープもビニールテープもケーブルの上からではなく、ケーブルとハンドルの間の狭い部分にくぐらせて巻いているんですよね。仕上がりがとてもスマートになるんですが、めちゃくちゃ難しかったです。

【東大寺 → カエル】

銀鯱ちゃんのサドルレールに東大寺の「自転車バイク守り」(5色のループ型)なるものを付けていたんですが、なんだか気がつけば無くなってました。滋賀に行く前にサドルのポジションを調整して、確かその後付け直した「はず」なので、琵琶湖か能勢の山奥で外れたのかもしれません。恐らく俺の命に危険が迫ったときに身代わりで切れてくれたのでしょう(ってお守りってそういうものでしたっけ?)。とか何とか言いながら、部屋の隅っことか棚の奥とか変なところから出てきたりするんだよなぁ。

で、お守り代わりに「I live light 蛙」というものを買いました。

小さなカエルのフィギュアで、内蔵のLEDで眼が点滅するというもの。体色はいくつかあって光色も白・赤・緑の3種類ありますが、俺が買ったのは緑の身体でLEDも緑です。光量自体はとても低いので実用性は皆無に近いです。ただし夜間だと4~50m離れていても点滅しているのは一応見えるのでセーフティライトとして機能していないわけではない。ただしフロントライトやリアライトを点けずにこれ単独で使う人はいないと思うし、それらを点ければ逆にこの光は他者から見えにくくなると思う。そう考えると、やはりこの商品はアクセサリー的な使い方が現実的だし、光色はフロント用の白でもリア用の赤でもない緑が面白いと思う。ハンドルにでも装着して夜間走行中に目の前で光っていれば、なんとなく心も休まるのではないかと思う。

さて、なんでこれがお守り代わりかというと、カエル → 帰る →「無事帰って来れますように」という俺の勝手なこじつけです。と思ったら、メーカーのHPにも「ブランドのスタートが蛙そっくりの "I live light"だったこともあり、"生きているライト""気軽に生きる"も掛けていました。また蛙がモチーフなのは、商品がセーフティライトということで、"無事に帰る(蛙)"の意味も含めていました」って書いてますね。

なお、この商品は本体に磁石が付いているのですが、クロモリフレームでもない限り、ロードバイクって意外と鉄部がないんですよ。そういう時は付属のシリコンバンドをハンドルやステムに装着して、バンドに付いている鉄板に本体の磁石を付けます。ただこのバンドがクソなんですよ。だから結束バンドで鉄板をステムに装着しました。だけど本体磁石がそんなバリバリ強力なものでもないので、どう考えても走行中どっかに飛んで行くに決まってます。というわけで瞬間接着剤で鉄板と磁石を接着。この状態だとLEDのスイッチが押せないので、接着前に液漏れ防止のためLEDと基盤と電池は取り出しました。つまるところ、小さなカエルのフィギュアがステムに鎮座している状態です。でもめっちゃ可愛くないですか?造型もリアルだし。ええ感じですわ。

なかなかリアルな造形で色もきれい


めっちゃかわいいwww


ちなみに中身はこんな感じ


【黒蜜】

こないだのビワイチの記事の最後にちょっと書いたんですが、黒蜜を買ってきました。エネルギーを得るにはなかなか良さそうです。この日は晩御飯をやや食べ過ぎたので、カロリー消費をしようと、深夜に甲子園口⇔三宮の往復をすることに。で、この黒蜜を持って行こうとしたのですが「カロリー消費の目的で行くのに、これ要るのか?」と思い、またジャージのポケットに入れると結構重量があるんですよね。というわけで開封はしたものの、結局使わずじまい。ちょっと味見しましたけど、思ったよりくどくなくて、エネルギー補給には良さそうですよ。今度どこかを走るときに、ツール缶の中にでも入れて持って行こうと思います。

【会社のクソチャリ】

会社の話なんですが、うちの部署にママチャリが1台あるんです。先代のママチャリがとにかく走らないクソチャリ(26インチ)で、俺は勝手に「クレイジーママ」と呼んでいたのですが、パンクしたので他部署にあげて(欲しがっていたので)、新しいものに買い替えたんです。だけど買いに行った者(クレイジーママを買った人)が大馬鹿野郎で、「前と同じの買ったで!」と、わざわざ同じモデル(の27インチ車)を買って意気揚々と帰ってきたんですね。「クレイジーママ2号」ですわ。まあ7~8千円の激安車にモデルもクソもないんですが・・・というか、なぜ7千円で自転車が作れるのか。しかもリアホイールのハブはシマノ製なので、そこだけ一点集中で金を掛けています。で、このクソチャリ、なにが悪いかって、フレームは最低限の剛性を備えているような気はしますが、そもそものジオメトリーがおかしくてホイールベースが妙に短い。だからママチャリといえど乗車姿勢が異様に直立。感覚的には真下に向かってペダルを漕いでいるような気分です。そして最悪なのがBB(ボトムブラケット)。グリースの代わりに粘土でも詰めてんのかと思うほど回転がダルい。こんなBBが生産され自転車に搭載され流通していることが信じられないくらい酷い。そしてBB周りの剛性も低く、漕いでも漕いでもどこかに力が逃げているような感じ。俺が人生において乗った自転車の中でもワーストなポンコツっぷりです。そして先日、用事があって、この我らがクソチャリで会社から帰宅したのですが、夜間走行で初めて気づきました・・・前照灯もおかしい。ライトを点灯したとき、尋常ではない重さになります。もちろんハブダイナモではなく昔ながらのタイプなので重くはなるんだろうけど、それにしたって異様な重さです。なんでやと思い確認したところ、ダイナモがリムドライブではなくタイヤドライブ!そりゃ重い!タイヤの空気をパンパンにして転がり係数を下げても点灯時は激重です。もちろん翌朝はそのチャリで通勤しました。ライトオフなので随分マシになりましたが、それでも会社までの3.5km、ずっと1~2%程度の登り坂を走行しているような感じで、会社に到着したら汗だくでした。

山空海温泉~北摂里山街道

2021年10月10日 03時47分14秒 | 自転車
少し前の話になりますが、ビワイチの翌週(9/27:有給休暇)、天気が良かったので能勢の山空海温泉に自転車で行ってきました。山空海温泉については何回か書いていますが、大阪屈指の名湯だと思います。だってわざわざ西宮から行きたくなるんだから。ここは源泉が冷泉なので、いわゆる「沸かし」なんですが、そんなこと関係なく名湯です。源泉無加温無加水無濾過かけ流しこそ至高と思っている泉質重視派の俺が言うんだから間違いありません。

さて、山空海温泉には、車でも自転車でも電車&ウォーキングでも行くことができるのですが、ダイエット中ですし、自転車も整備してもらってから2百数十キロしか走っていないので。だいたい今年は、真夏にこれから猛暑・・・と思った途端に長雨で冷夏だったくせに、9月末になっても気温が下がらず、ライドにはいい年です。坂は嫌いですが、少しくらいは登りましょうか、と相成りました。もちろん俺が登れる坂だからそこまできつくもないんですよ。

あともう一つ理由があって、ダイエット中とはいえ、自転車に乗る時だけは、炭水化物フル解禁にしているんです。で、超久しぶりにマクドナルドが食べたかったんですよね。食べるなら乗る!みたいな(笑)

さて山空海温泉に行くにはいくつかのルートがあるのですが、今回の往路は、自宅→国道171号線→川西能勢口→国道173号線→国道477号線→兵庫県道・大阪府道605号国崎野間口線→府道604号線→府道106号線のコースにしました。

一応今回のルートを貼っておきます。速度設定を間違って15km/h(信号待ちや休憩も含めて1時間に進む距離。もちろん山空海温泉の滞在時間は考慮していません)にしてしまったので6時間コースになっていますが、実際にはもっと早く終わります。なお地図をクリックすると自転車NAVITIMEのサイトに飛べる・・・と思います。


自宅を出て171号線を通り伊丹のマクドで腹ごしらえ。久々のマクドに満足しました。そこからはひたすら平坦なコースです。川西能勢口の先からは猪名川沿いに173号線の気持ちいい道を走りますが、平野のあたりから登り基調になります。一の鳥居の交差点から477号線に入り、ここからはずっと登りです(まあ173号線を進んでも登りなんですが)。光風台やときわ台といったニュータウンを抜けるところが一番しんどいです。つーか関西だとニュータウンってだいたい山を開発するので、基本的に「ニュータウン=しんどいポイント」です(笑)。その後も下りと登りを繰り返し、妙見口を越えてしばらく行くと左折して北摂里山街道に。ここは天国、ダウンヒルです。たまにアナグマなども見かける、文字通りの里山の道です。府道604号線に出てからは緩やかに川をさかのぼっていき、途中から106号線に変わってしばらくすると屋根に赤い温泉マークが書かれたボロっちい、もとい鄙びた建物が見えます。はい、山空海温泉到着です。

温泉は2時間ほど堪能したのですが、この日は女湯のお喋りが気になりました。ここは静かに入浴することが推奨されており、なんなら浴室内は一切無口でいるべきなんですが、やっぱり少しくらいの会話はあるわけです。それが許せるレベルの「少し」ならいいのですが、始終喋っている人たちがいるわけですよ。女湯とは壁を隔てているんですが、簡素な木造モルタルの建物だからか、不思議と向こうの会話が響いてくるんです。何を喋っているのかまではわからないのですが、地味にうるさい。それが延々続くもんだから、わざわざ「静かな温泉」を求めてやってきた身としては、とても腹が立つのです。窓を開けて「静かにして下さい~」と何回か叫んだのですが(笑)、聞こえていないようでお喋りが止まらない。こちらもプチ切れて窓を開け手桶で女湯の方に向かってお湯を撒き音を立てて窓を閉めたら、ようやく気付いたのか静かになりました。彼女らに悪気はないと思うんですが世の中にはTPOというものがあります。これが普通の銭湯なら全然問題ないのですが、ここは普通の銭湯ではないのでね。

こういう時の決まり文句は「喋りたいならスーパー銭湯にでも行ってろこのド素人がボケ!」ってな具合なんですが、まあこれは心の中で叫ぶにとどめましたよ、さすがに。はい。というわけで後半1時間は心底リラックスしてのんびりできました。

さて風呂を上がって時刻は15時前。ここからどうやって帰るかです。一番速いのは一庫ダム経由で173号線に入り川西能勢口まで戻って、尼崎池田線から171号線に入って西宮に戻るルート。その次に速いのは、尼崎池田線を久々知の交差点までひたすら南下したあと山手幹線を西進し西宮に戻るルート。ちょっと別のルートで、川西能勢口から176号線(バイパスではない狭い本道)を通り、宝塚大劇場などの脇を抜けて仁川競馬場の横を通って中津濱線で西宮に戻るルート。一番長いのは、一庫ダム経由で173号線に出てから、甘露寺北の交差点で折り返して西に向かい、川西三田線から北摂里山街道に入り、紫合北ノ町の交差点を右折して引き続き北摂里山街道を進み、道の駅いながわ経由でずっと西進して街道を最後まで走り、国道176号線に入って三田~宝塚~西宮へと戻るルート。これだと自宅出発~帰宅で実測93kmあるから結構長い。こないだのビワイチで走った186.55kmのちょうど半分だから、ハーフ・フルビワイチといったところです。

結局、最後の北摂里山街道を延々走って176号線で帰ってくるルートを頑張って走ることに。

このルート、甘露寺北の交差点から三田の途中までは、上り下り平坦の楽しいルートです。特に北摂里山街道区間はすごく気持ちいいですよ。ところが176号線に出て有馬川と並走する区間は単調で超つまらないです(走ってみればわかると思います)。早朝にでも走れば多少は気持ちいいかもしれませんが、夕方走ると、これほどうんざりする道はなかなかないんじゃないかと思うほどつまらないです。一見平坦に見えてずっと微妙な登りが続いているのがまた嫌になる。そこを越えてしばらくすると赤坂峠までハッキリとした登り区間でしんどい。そこから先は宝塚まで基本的に延々ダウンヒルでめちゃくちゃ楽しい。というか車と近いから怖いくらいなんですが(自転車と並走する車の方が怖いだろうね)、とにかくスピードが出てワクワク&楽チン区間です。

それはそうと、宝塚から仁川の阪神競馬場への途中だったかな、急に水色の自転車通行帯が現れたんです。「関西でもこういう道路が増えつつあるんかな、ええこっちゃ」と思ったけど、なかなかに路面が荒れていまして(苦笑)。今回のコースは総じて路面がいいんですよ。171、173、176といった3桁国道でもビワイチの長浜や高島の一部区間に比べたら快適そのもの。だけどこの自転車通行帯だけは別。どういうことやねん。ビワイチの記事でも書いたけど、道路に適当に水色のペンキ塗って「はい、ここ自転車が堂々と安心して通れますよ」としたところで、路面が悪いと意味がないんだって。自転車乗りからすれば行政が気を遣ってくれるのは本当にありがたいけれど、一方で忌憚なく言わせてもらうと「安易なお役所仕事だなぁ」とも思ってしまいました。もっとも、そこを走るのが、クッションの効いたママチャリをメインターゲットとしているのであれば、俺は何も言いませんが(苦笑)

というわけで少し暗くなってから帰宅。一番日の照っている時間帯13~15時は風呂にいたのですが、それでも日焼けが少しだけ上塗りされました。いい運動になりました。

自転車でビワイチしました(その3)

2021年09月29日 03時11分06秒 | 自転車
【片山トンネル手前のルートがわかりにくい ~ 最初の山岳コースは超短い】

そんなこんなで気持ちが落ち込むとあらゆることに腹が立ってくるもので、平時なら自然を感じる「ヨシなどの水生植物が繁茂する止水域特有の匂い」なども単なる悪臭ですわ(投げやり)。五感の全てで感じることが脳内のネガティブフィルターを通ってストレスに変換されるのです。さすがにたまらず「奥びわスポーツの森」でストレッチを兼ねて20分ほど休憩。その後、再び走り出すも、ケツ論から言うと、この先140km地点あたりまで、ケツ痛は続きました。

でも長浜にまで来て今更引き返すのもなんだし、ゆっくりでいいから走り続けようと、ひたすら21~22km/h巡行でポタリングです。ひとまず余計なことを考えずに完走だけを目標に切り替えました。しかし明らかに27~30km/hで巡行したら気持ちいいのになぁと思える道をチンタラ走らざるを得なかったのは、なかなか辛かったですよ。

さて、そうこうしているうちに道のブルーアローが途切れたのです。右折の指示が出ているのですが、その先にブルーアローがない。困ったなぁと思っていると、クロスバイクのおじ様が「道を向こう側に渡るんだよ」と教えてくれました。おお、予習していたのにすっかり忘れていました。片山トンネルは車道ではなくトンネル内右側の歩道を通るため、トンネルに入る前にあらかじめ車道を横断しておくのでした。なんだ、それがここかよ。渡った先の歩道にはブルーアローが書いてありました(歩道の縁石に隠れて見えなかったんです)。というかこれ、最初の方のコンビニ休憩時にマドン+ボーラ(すいません、サイクリストにしかわからない言葉で)の高そうなバイクに乗った人に教えてもらってたなぁ(苦笑)

一応、図を貼っておきますね。





ちなみにこの「道を渡っておく」件については、「ビワイチサイクリングマップ」にもしっかりと書いてます。
https://www.biwako-visitors.jp/uploads/doc/pamphlet/2ad150b7613cf0c9207e35f07d8fdd47c22268d128d8e499178040bd8fe2da17.pdf

というわけで片山トンネルを抜けて、しばらくするとビワイチに2つだけ存在する山岳コースに突入です。といってもあっけないほど短いんですが(笑)。しかしこちらは体力というより精神面をやられているため、1つ目の伊香具小学校横の登りに差し掛かる前でしっかりタバコ休憩です。やっぱりガス補給はしないとね!ついでに塩も3つまみほど補給。脇を「なんでこいつ坂の入口で休憩してんねん」みたいにロード乗りたちが通り過ぎていきますが、これはもう情けないけど仕方がない。で、短い登りを終えてトンネルくぐれば、あとはしばらく下り。楽しかった(笑)

一応、ここがビワイチで2つある「湖北のしんどいセクション」の1つなんですが、俺のような登り苦手マンでも登れますから、まあ普通の人がロードやクロスで走るなら普通に登れるでしょう。最大斜度は7%らしいです。

【推奨ルートから外れてしまい、結果1.5kmのショートカット】

で、この先なんですが、俺はどうもここで道を間違えた(というか推奨コースから外れた)ようです。「飯浦」の交差点を左折して湖岸沿いに走るところ、直進して塩津バイパスに入り「藤ヶ崎トンネル」に突入したんです。で、トンネル内左側の歩道を走っていたんですが、これが感覚的に幅80cmあるかどうかという狭い道で、どう考えても歩道ではなく避難路なんですよね(爆)。「これ、誤って車道側に落ちて車来たら死ぬよな」と思いながらゆっくり走っていたのですが、直線はまだしも、途中でクランク的なところがあるんですよ。ここはさすがに走れないので止まり、冷静になって考えてみました。入ったばかりの自転車保険をこんなところで使いたくないんじゃー!で、よく見ると右側には広めの歩道があります。これね、本来やっちゃダメなんでしょうけど、車が来ないのを見計らってトンネル内を横断し、右側の歩道に行きました。いやほんと、今回のビワイチで唯一、命の危険を感じた時間帯でした。ちなみに俺は右に渡ってからも何の気なしに歩道を徐行しましたが、片山トンネル同様、ここは押し歩きなんでしょう。いずれにせよ、あとから調べたところ、藤ヶ崎トンネルを通ったことで1.5km強のショートカットをしたみたいです。

これも一応、図を貼っておきますね。





そしてしばらく走った先にあるローソン西浅井塩津浜店で休憩。恐らくここでほとんどのチャリダーが休憩を取るんじゃないかと思うくらい絶妙なところにあります。俺も昼食を兼ねてしっかり休憩です。いつぞやのコンビニで挨拶をしたトレックの2人組ともまたお会いしました。聞いたところ、どうもこの先が2つ目の登りらしい。ということでしっかり栄養補給。おにぎり2つを食べ、甘い飲み物も飲んでおきました。塩も多めに摂ったよ。なお炭水化物がエネルギーに変換されるには1~3時間掛かるので、ここでおにぎりを食べたところでこの先の坂を登るにあたってはほとんど意味がないのですが(笑)、しかし後々これが正解だったと思い知るのです。

【2つめの坂で盛大に脚が攣る ~ 湖北の素敵な道 ~ 高島地獄】

んで、再出発してしばらく経つと坂がやって来たので張り切って踏み込んだ途端、ド派手に脚攣った(笑)。辛うじてクリート外せて立ちゴケは免れたものの、屈伸などしながら攣ったり治ったりの繰り返しで3分くらい復活できず。スタートからちょこちょこ塩(というかマグネシウム)を摂取してきたつもりだけど足りなかったか・・・でまたその横をロードバイクの皆さんが抜いて行くのでした。しばらく悶え苦しんでいると、坂の下の方から子供さんを連れたお兄さんが歩いて来たので「この坂はだいぶん先まで続くんですか?」と尋ねたところ、「あの先の見えてるところが頂上ですよ。頑張ってくださいね!」とエールを頂戴しました。お礼を言って、少ししてから再出発。頂上付近で先行していたお兄さんを抜いてお礼を言うと、またしても「頑張ってくださいね!」と二度目のエールを頂きました。本当にありがたかったな。なお頂上と思ったら、実はさらに少し緩い登りが続いたので、軽く精神的ダメージを受けましたw

で、この2つ目の「湖北のしんどいポイント」を越え、その先の岩熊第2トンネルも抜けてしばらく走ると、湖岸沿いの素敵な道に出ました。このへんは湖水が透きとおっていて水遊びにもってこいなエリアです。バーベキューなどしているグループも多かったです。ケツ痛に耐えながら21~22km/hでチンタラ走っていましたが、どう考えても30km/h巡行が気持ちいいだろうなぁ、といった感じの道でしたよ。

そして高島市に入って風車街道を進み、またしても出現した振動網目補修に悩まされつつ「大津●●km」という標識も出てきたので気力を絞り出しながらも「これが高島地獄(※)かぁ・・・」とため息が出ながらも、安曇川町四津川(この地名はあとから調べた)の道沿いにあった自販機でアスパラドリンクを飲み、ボトルに気分転換でミルクティーを入れ再出発。

※ 単調な景色が延々と続く高島市内を走っているうちにいつまで経っても高島市を抜け出せないような錯覚に陥る状態のこと。

しかし!!!この後、奇跡が起きました!!!

【奇跡の回復 ~ 狂犬モード】

アスパラドリンクがスイッチになったのか、これまで摂った炭水化物がエネルギーに変わったのか、なんだかよくわかりませんが、ふとメーターを見ると巡航速度が25~26km/hになっていたんです。しかもケツ痛が軽くなっている。「ん?なんでや?」と思って何の気なしにスプロケを見たら、いつのまにかトップに入ってました。フロントアウター/リアトップ、つまり一番重いギアです。前50Tのコンパクトクランクとはいえ、ギア比は4を越えています。「あ、そうか、重いギア踏みこんでるから加重分散でサドルに掛かる体重が軽減されてケツの痛みが緩和されているのか」と基本的なことをこんなところで思い出しました。こういう大切なことは、もっと早く思い出せよ!!!

このペースが続けば、遅れていた分を少しは挽回できそうです。問題は、こんな重いギアをいつまで踏み続けられるのか、ということ。だってゴールまでは、まだ45kmもあるんですよ。しかし今はこれをやり続けるしかない。10kmごとに休憩でいいから、これで走ろう!と覚悟を決めました。俄然やる気が出てきました。

でも、なんか俺って変なんでしょうね。

白鬚神社(湖面から鳥居が立っている有名スポット)の少し手前で風車街道から交通量の多い国道に入ったんですが、そのタイミングでなぜかいきなりアドレナリンだかドーパミンだかが大量分泌されてテンションが一気にブチ上がったんです。エナジー全開噴射モードに入ってしまいました。これね、走っている本人も「あ、脳汁出たな」ってわかるんですが、それにしたって、どう考えても出るタイミングがおかしい。普通の人は車が増えてテンションが下がるはずなんですが、俺は逆だったんですよね。理由はわからないのですが、普段関西で交通量の多い道路を走っているからそっちの方に順応しているのでしょうか。それとも車と並走すると闘争本能が燃え上がるのでしょうか(笑)。なにはともあれ絶好調になったのは良いこと。

そういうわけで、これは自分を褒めてやりたいというか、むしろ純粋に驚いたのですが、ラスト45km、ずっとアウタートップ踏んでました。ずっとです。途中100mほどだけギアを2段ほど落としてみたのですが、トップの方が走りやすい。いやはや、行程中盤をずっとチンタラ走ってきたから脚に余力がありまくりだったとはいえ、どこにそんなパワーが残っていたのでしょうか。もちろん適宜タバコ&飲料休憩はしましたけど、平地はもちろん、時々出てくる緩やかな短い登りもアウタートップでダンシング。広い道も狭い道もずっとアウタートップ。おかげさまで30km/h超で最後まで巡行できました。アウタートップなのに30km/h・・・つまり低ケイデンスでグイグイ走っていたわけです。脳汁は出っぱなしだったのでサングラスの下の目は絶対にギラギラしており、舌なんかも出るわ時々唸ったり車に向かって叫んだり、もはや血に飢えて獲物を追いまくる狂犬の如し。といっても、何かを追いかけていたわけでもないんですけど、でも見えない何かを追いかけている気分(爆)。いずれにせよ傍から見たら絶対にヤバい奴であろうと自分でもわかるのですが、脳汁出てるんだから仕方ないよね。例えるなら弱虫ペダルの新開(兄)の「箱根の直線鬼」モードな顔に近かったと思いますが、俺は普段何もない時でさえ挙動不審だの目つきが悪いだの言われますから、爽やか要素は皆無だったことでしょう。ただただ危険なオッサンですwww

【ようやくゴール & まとめ】

そんなこんなで16時過ぎにフィニッシュ!無事スーパーホテルに戻れました。要した時間は11時間06分。目標は10時間(15時戻り)だったので大幅に遅れましたが、ラストの脳汁タイムが無ければ17時を過ぎていたはず。事故もなく無事完走できて良かったです。ちなみに純粋な走行時間は8時間04分ですから、休憩3時間02分。ざっくりですが平均で44分走って16分休憩(信号待ちを含みます)していたイメージでしょうか。喫煙者はほんと休憩多いな(笑)。走行距離はメーター読み186.55km。ショートカットがなければジャスト188kmといったところ。

バイクを輪行袋に入れて部屋まで持って上がる気力はなく(体力は幾らでもあったけど)、バラシて車に乗せ目隠しで毛布を掛けておきました。部屋に戻ったらとりあえずシャワーを浴びて汚れを落とす。自転車の後って、不思議と身体に脂分は付いておらず、サラサラとした水溶性の汗(の結晶)などが付着しているだけなので、石鹸とシャワーだけでさっぱりするんですよ。そのあとフロントに新しい部屋着(寝間着)を取りに行ったら(※)、スタッフの方から「お疲れ様でした、無事に帰ってこられて何よりでした」的な、いろいろとねぎらいの言葉を頂きました。その日の晩は、前日に行った台湾料理には行かずコンビニで買いこみ、ホテルからこの日も頂いたいいちこハイボールで晩酌しました。翌日はホテルの朝食バイキングを食べました。朝カレーはいいなぁ。部屋に戻って2時間ほど追い寝してチェックアウト。浜大津アーカスでお土産を買って名神高速で帰宅しました。なおダイエットでスカスカの身体に久しぶりに大量の炭水化物を放り込んだからでしょうか、体重1.5kg増えてました(苦笑)。また翌日からダイエットの日々が始まりました。

※ 1日目に使ったタオルや部屋着は、部屋のドアの外に出しておくと回収してくれて、タオルだけは新しいものを袋に入れてドアノブに掛けておいてくれます。俺のプランはペットボトルの水も入っていました。ただ部屋着だけはフロントに取りに行かなければなりません。こちらのホテルはフロントの前の棚に7種類の枕と部屋着が置いてあり、お好みで好きなものを部屋に持って行くことができます。ちなみに俺は、枕はデフォルトのものがちょうど良かったです。

というわけで、以上長々と読んでいただきありがとうございました。

今回のフルビワイチは、ケツの痛みさえなければもっと楽しかったはずなので、来年また準備をしっかりとして今度は強固なケツで再チャレンジを・・・とは思いつつ、長浜や高島の路面の悪さをもう一度体験したいかといえば明らかにNO。だったらしまなみ行くかなぁ。うーん、現時点ではなんとも言えないなぁ。

以上、なんだかほとんど文章ばっかりだったので、最後におまけでこれ載せときます。ホテルのユニットバスで撮影したこの日唯一の写真。9月下旬とはいえ思いのほか日焼けしましたw




(自分用メモ)
■ 事前にそこそこ乗ってケツをサドルに馴染ませてから本番に臨め
■ ライド前日は睡眠をしっかり取れ
■ めんどくさくてもライド前のストレッチは最低10分はしておけ
■ エナジージェル的なものを持って行っとけ(なんなら黒蜜のボトルでもいい)
■ 出発前におにぎり2個食っとけ
■ 塩は最初から多めに摂っとけ
■ しんどくなったらアスパラドリンク的なモノを飲め
■ しんどくなったらボトルの中身はカフェオレかミルクティー
■ ケツが痛くなったらギアを重くしろ

自転車でビワイチしました(その2)

2021年09月29日 02時33分48秒 | 自転車
【19日 西宮出発 ~ 前泊】

というわけで19日になりました。この日は滋賀に出発し前泊です。バイクの掃除と注油を済ませ、忘れ物が無いかチェック。そうそう、自走でも輪行でもない旅って今回が初めてだったんですが、ビンディングシューズを忘れそうになりました(笑)。だって普通にスニーカー履いて家出るじゃないですか。下駄箱開けてたまたまビンディングシューズが目の前に飛び込んできたので「あっ・・・!」と事無きを得ましたが、本当に危なかったです。フロアポンプまで積んだのに靴忘れちゃったら悲惨ですよね。普通に考えたらあり得ない話かもしれませんが、念のためお気を付けくださいwww

というわけで発射!もとい発車!

西宮から大津までは名神高速を使えば1時間ちょい。県内の姫路に行くより、兵庫~大阪~京都~滋賀と経由して大津に行く方が近い。距離にして60km。もし俺が10歳ほど若ければ調子に乗って自走するパターン(そして翌日のビワイチ本番で疲れ果てて最終日は電車で帰ってくるパターン)。

スーパーホテルに着くと、事前に聞いていた通り、駐車場の各区画に予約者の名前が貼ってあったので所定のところに停めました。1泊800円と提携駐車場(1泊500円)より割高ですが、敷地内に停められるってのはいいですね。荷物が多いので、いったん自転車以外を持ってフロントに。この時にフロントで駐車場料金(総額)を払いました。

それにしてもこのホテル、駐車場予約などで何回か電話でのやり取りをした時から感じていたのですが、スタッフさんの接客が抜群に良いのです。これまで泊まったビジネスホテル/カプセルホテルの中でもトップでしょう。親切で気が利くのに押しつけがましくなく自然体。本当に素晴らしいです。スタッフさんのレベルの高さはこのホテルの大きな美点です。大津に泊まる際は強くお勧めします。

部屋については必要十分で、決して広くはないものの自転車もちゃんと置けます。ユニットバスも広くはないけど綺麗で掃除も行き届いていました。楽天トラベルの口コミなどを読むと、このホテルに限らずですが、たまにクレームじみたことを書いている人っているじゃないですか。「自分が払った金額を考えろよ」と言いたいです。今回、俺は2泊朝食付き11,000円(1,000ポイント使ったので1万円)だったんですが、そんな料金で泊まれること自体、素晴らしいことだと思いますよ。日本は不安になるくらい人件費が安すぎるのよ。それに加えてあの接客レベルの高さ。なにも言うことはない。ちなみに今回、キャンペーンでいいちこハイボール2本とミネラルウォーター、さらに未使用歯ブラシ返却でお菓子まで頂いたんですよ。こういうささやかな親切も嬉しいやないですか。

で、チェックイン後にもう一度駐車場に戻り、バイクを輪行袋に入れました。剥き出しのまま館内への持ち込みはNGだそうです。久々に使ったからどう入れるのか思い出せず四苦八苦しました。ついでにバイクにちょっとしたトラブルがあって。あの年代(グレードがゴールドとかシルバーとか)のオルカ乗りはご存知かと思いますが、右チェーンステーに貼られている「Orca」ロゴの金属プレートが取れたんですよ。走りには全く影響ないのですが、なんか嫌だなと思って、両面テープを買いに行くことに。ただ大津駅周辺ってとにかく店が少ないんですよね。事務用品店でもないかな、と思ってフロントに聞くと「これで良ければお分けしますよ。でも強いから今度剥がそうと思ってもなかなか難しいですよ」と設備補修用の両面テープを30cmほど頂けました。え、最初からそれを期待していたって?ヤダなぁ、そんなことありませんよ。そしてこれが幅も接着力もバッチリで完全復旧。スタッフさんの好感度ますます上がりまくりです。

とあれこれしているうちに18時。夕食の時間です。ライド前日ですから炭水化物とビタミンBを取らなければと思ったものの、緊急事態宣言なので近隣の飲食店がほとんど開いていないのです。酒は要らんから店くらいは開けといてくれよ。滋賀県の人たちは真面目だ。結局、某台湾料理店で台湾炒飯なるものと肉野菜炒め的なものを食べました。でも足りなかったのでコンビニでミミガーやベーコンやらなんやら買ってホテルの部屋で頂いたいいちこハイボールなどで晩酌。2ヶ月ぶりくらいに酒飲んだかなぁ。

そしてアルコールも入っていい感じになったので入浴後は爆睡・・・のはずなんですが、これがまったく眠れないのでした。遠足前のワクワク感なのか、とにかく眠れない。結局横になってしばらく目を瞑ってはまた起きてタバコ吸ってテレビ観て、の繰り返し。実質2時間半しか眠れませんでした。大丈夫なんでしょうか。

【20日 ビワイチスタート】

なのに朝はしっかり4時過ぎに起床。やっぱり遠足モードなんだな。すね毛剃ってシャワー浴びて準備を。予想最低気温が20℃超だったのでウィンドブレーカーなどは持ってこなかったけど全然正解。念のために持って来たサドルバッグは使わないことにしたので(というかサドルバッグ着けたらダサいですよね)、ボトルケージにツールボトルとドリンクボトルを1本ずつ。今回のコース、コンビニはともかく自販機がどれくらいあるかわからなかったのですが、真夏でもないしドリンクボトル1本でなんとかなるだろうと、最小限の装備になりました。その分、ジャージのポケットにはいろいろ入れましたよ。補給食(1本満足バー的なもの)やら天然塩やらクエン酸やらミニサイズの性感もとい制汗スプレーやらビワイチマップやら自作メモやらなにやらなにやら・・・というわけで5時過ぎにビワイチスタートです。

さすがにこの時間帯は車の交通量が少なく大津市内も安全・快適に走ることができました。走って気が付いたのですが、ほとんどの場所で低速コース(歩道)と上級コース(車道)が並行しており、ロードバイクなどは当然ながら高速コースを走ったほうが走りやすいです。というか低速コースは歩道ゆえ常になだらかなアップダウンがあるので、20km/h以上で巡行できるならクロスバイクだろうがママチャリだろうが高速コースを走ったほうが快適だと思います。また路面には水色の矢羽根(いわゆるブルーライン的な)が、途切れ途切れだけどコース全体にペイントされていますので、基本的にそれをトレースすれば湖を一周できます。もっとも、後でわかったけど湖北の1~2ヶ所だけ途切れていましたし、それを抜きにしても事前に地図作成ソフトやGoogleMapなどで充分に道のりを予習しておいた方が良いでしょう。

そうこうしているうちに「瀬戸の唐橋」にあるビワイチの起終点を通過。橋を渡ると湖東をひたすら北上します。大津から40kmくらいまでは快適そのものでとても気持ちよい道が続きます。まあ人によっては単調とも言うかもしれませんね。気合いの入ったクロスバイク兄ちゃんに抜かれたりしつつ、28~30km/hくらいで巡行し、途中のコンビニで朝ごはんにサラダ巻きなども食べつつ「もう5分の1を越えたか。楽勝ちゃうんけ」などと思っておりました。そういやコンビニで思い出しましたが、湖東のコンビニはサイクルラックを設置しているところが結構あり、また店員さんもサイクリストに親切でしたよ。というか対サイクリスト関係なく、誰にでも親切でした。

が、世の中なかなか上手くいかないもので。

【ケツに異変が出た & ビワイチの路面の悪さに対する愚痴】

急に、ホント急にケツが痛みのあまり悲鳴を上げだしたのです。もちろんアヌスではなく座骨ですよ。「やっぱりメガパッドを買っておくべきだったか・・・」と思っても後の祭り。嫌な感じもしたのですが、とりあえず行けるところまで行こうと。だいたいケツ対策でタイヤの空気圧を6.7barまで落としているのにさ、なんだよ、もっと下げたほうが良かったのかよ。いやいやこれはやはりブランクのせいだろうな、などと思いつつ、次のコンビニでフェイスタオルを買ってパッド代わりにレーパンの中に詰めました。

だけどあんまり効果が無いんですよねぇ。実際にタオルを詰めて走ってみるとわかりますが、つくづくパッドって考え抜かれた形状と素材で考え抜かれた位置に縫い付けられているんだと理解しましたよ。そもそもケツ痛ってパッド云々だけじゃないから、いくらタオルを詰めてもダメなんですよ。極端な話、ケツにサドルを合わせるというよりサドルにケツを合わせろと言うと暴論でしょうか。でもぶっちゃけそういう部分もあるんですよね。とにもかくにも、なんかもうスタート50km時点で罰ゲームのような様相を呈してきました。

そして北上するにつれ路面が悪くなっていくわけですよ。ビワイチは路面があまり良くないと聞いてはいたんですが、阪神間の上品な路面と違い、市街地の幹線道路から外れた琵琶湖畔の道は「中国の会社が施工したんか?」と思ってしまうほどの、なかなかの酷さです。もちろんケツの調子が万全ならそこまで振動を感じることもなかったのかもしれないけど、こちとら座っても痛いわ持ち上げた瞬間も痛むわのケツ地獄。長浜に入るとひび割れを補修材で修復した網目状の道が続くのですが、この荒れた路面の振動がボディーブローならぬヒップブローの如く延々と座骨をイヂメるのであります。湖東の道は県道331号線、愛称は「さざなみ街道」でございますが、ケツ痛がさざ波の如く続くのであります。「もう堪忍して~」と叫ぶ気力すら失うのであります。我が愛車・銀鯱ちゃんは履いているホイールもタイヤ(ヴィットリア・オープンコルサ)も決して乗り心地の悪いものではないはずなのですが、元民主党衆議院議員にして現滋賀県知事の三日月大造に対しさざ波のように殺意が湧き続けるほど路面からの振動が酷い。いやこれは確実に、ケツの調子を差し引いても、お世辞にも良い道とは言えません。試しに低速コースを走ってみたら、なおさらケツに厳しいハードモードです。ドマゾなら嬉しいのかもしれませんが、俺はどっちかというとSですぜ。

俺は思ったんですけど、確かにビワイチは湖北の一部を除き平坦基調で、単調ながらも景色は悪くなく、理屈の上では初心者にも走りやすいんですよ。万が一の時にもコースの外周を琵琶湖線と湖西線が走っているからJRに比較的簡単にエスケープできます(輪行バッグが必要とはいえ)。だけど、路面状況は、お世辞にも良いとは言えないと思いました。関西のサイクリスト的には、しまなみ海道とアワイチ(淡路島一周)、そしてこのビワイチが3大人気コースだと思うんですが(小豆島一周略してマメイチというのもありますが、個人的にはパス。理由はアップダウンが多いからw)、他の2つに比べてビワイチの路面の悪さはちょっと・・・と思ってしまった。特に長浜と高島の一部区間の路面の悪さは覚悟しておいた方がいいでしょう。まあこれもケツが万全ならバッチコイだったのかもしれないけど、それでも果たして本当に初心者向けと言えるんだろうか。まあ最近のロードバイクは25Cのタイヤが標準になったから、オルカちゃんに履かせている23Cよりは多少なりとも乗り心地は良いんでしょうけど、それにしてもです。路面の悪さ、これはビワイチの最大の欠点です。もちろんブルーラインやブルーアローがあるだけで車は避けてくれるし安全・安心さは大いに増します。それは本当にありがたいことなのです。しかし道に青いペンキを塗るだけじゃ快適な自転車コースにはならない。自転車道の整備というものはそうそう簡単なものじゃない。つくづくそう思いました。

というわけで、もう何を書いても愚痴にしかならない。ケツさえ、そう、ケツさえ痛くなければ絶対に違う感想のはず。だからこれからビワイチに挑戦しようと思っている人はこれを読んでもあまり参考にしないでください(散々文句書いといてそれかよ)。ついでに滋賀県の皆さんごめんなさい。

自転車でビワイチしました(その1)

2021年09月29日 00時27分46秒 | 自転車
9月19日~21日、自転車での琵琶湖一周、いわゆるビワイチに行ってきましたのでレポします。というか感想です。このブログのことをご存知の方には言うまでもないですが、例によって脱線しまくりなので、ビワイチそのものに興味がある方は(その2)から読んでいただければと思います。

【ビワイチをすることになった経緯】

ビワイチチャレンジに至った経緯を書くと長くなるのですが、以下のような感じ。

① 7月から始めたダイエットのおかげで、81.9kgあった体重が72kgまで落ちた結果、サイクルジャージを着てもそれほどデブには見えなくなった。
② まだ夏休みを取ってなかったので、シルバーウィークに夏休み(という名の有給休暇)を合わせ技で取ることに。だから何もしないのはもったいないな、と思った。
③ 淡路島一周(アワイチ)はクロスバイクを買ったときに走り(坂は歩いて押したけど)、しまなみ海道もロードで走破したので、あとはビワイチだけが残っていた。自分もそろそろ若くはないので、体力あるうちにビワイチを経験しておこうと思っていた。
④ 愛機(オルベア・オルカ・シルバー)も、たまにはまとまって走らせないと可哀想だと思った。

なんだかんだで俺の銀鯱ちゃんは、こだわりの詰まった自慢の子なんです。納品が遅れに遅れたけど、届いたのはまさかのオルベア本国生産フレーム(Made in Spain)。コンポはたった500km走って廃車になったピナレロ・クアトロからの105フル移殖で、ホイール、BBだけデュラ。ホイールもデュラの軽いモデル(WH-9000-24-CL)だから、驚くべきことに、105で組んでいるのに実測7.5kg(ペダル重量を含まない)しかないんです。もちろん実用性と剛性重視でステムもハンドルもサドルのレールも金属製です。まあエアロロードなんでシートポストがカーボンの専用品ですが、それとフレームを除けばカーボンパーツは使っていません。どこのメーカーのHPを見て頂いてもわかりますが、コンポが105で完成車重量7.5kgのバイクって普通ないですよ。言い換えればこのフレームなら車格的にも本来アルテグラで組むべきものなんですよね(オルカ・ゴールドならデュラ)。それと5700シリーズの105は今と違ってチェーンホイールが昔ながらのカッコいいデザインなんです。ブレーキキャリパーだけは貧相な感じしますけど。

余談ですが、105しか使ったことのない俺が言っても説得力ゼロですが、ロングライドなら105で充分です。アルテは見栄の部分込み、デュラになると見栄+軽量化+カネです(維持費も高いからね)。105のフルセットとアルテのフルセットって、総重量200g弱の差しかない。これがデュラになると500g近く軽くなります。またデュラは完全プロ仕様なだけあって、信頼性や性能もまったく違うとは思います。なお手動変速いわゆる紐と電動の違いは快適性(便利さ)の違いだけで、車でいうとマニュアルとセミオートマの違いといいますか、紐の方がよりマシンをダイレクトに操作している楽しさがあると思います。レースとなると、これはまた別の話になってきますが。

というわけで、最初から話が思いっきり脱線しましたが、とにもかくにもビワイチにチャレンジとなりました。距離は琵琶湖大橋を境に北湖一周が150km程度で、南湖一周が50km程度。北湖一周をビワイチと言うこともあるらしいので、それと区別するため全湖一周はフルビワイチと呼ぶらしい。この場合、琵琶湖大橋は通らず、距離はだいたい190km程度らしい。個人的には、北湖一周をビワイチと呼んでしまうのは、半ば詐欺だと思っています。だって淡路島なら150km走ってこそアワイチであって、短縮100kmコースを決してアワイチとは呼ばないもの。北湖一周を1日で回るより、フルビワイチを2日で回る方がよっぽどビワイチだと思うのです。まあそれはともかく、自分的には堂々と「ビワイチを走った」と言いたいので、やるからにはやっぱりフルビワイチだよなぁ。190kmは以前2回ほど走った「自宅~岡山~玉野のフェリー乗場」と同じ距離だし、琵琶湖は坂道も少ないからなんとかなるかも、と相成りました。

【準備 & 2つの懸念】

ただ問題が2つあり、1つは台風が来ていたこと。もう1つは、ここ1年半以上ロードバイクに乗っていなかったこと。

懸念1つ目の台風ですが、天気予報アプリを見ながら「まあ大丈夫だろう」と、当初は18~20日で宿を予約していました。だけど台風の進行速度が遅いので、大事を取って1日ずらし、19~21日で取り直しました。雨が上がっていても路面が濡れていると怖いですからね。19日に前泊、20日に走り、戻ってからもう1泊し、翌21日に西宮に帰るスケジュールです。

宿は「スーパーホテル大津駅前」にしました。昨年に妹と共同で日産JUKEの中古車を買ったので(この辺のいきさつは長くなるので割愛)、荷物も多いことだし、輪行ではなく車で行くことにしたのですが(JUKEのラゲッジは狭いが前後ホイールを外せばロードは積める)、この車は中途半端に背が高く全高1,565mmなので、よくある1,550mmの立駐はギリアウトなんですよ。だから敷地内に「平面」駐車場があるスーパーホテルはBESTでした。また、スーパーホテルは部屋の鍵が暗証番号入力のため、ホテルを出るときにフロントに鍵を預ける必要がありません。早朝出発を予定していたので、これも都合が良かった。

そもそもビワイチを1日で済ませる場合、どこを起点とするかってのは意外と重要なんです。南湖沿岸は交通量が多いらしいので、琵琶湖大橋の西端にある堅田あたりに宿を取り、南湖すべてを早朝に片付けてしまうのが良いと思いました(湖を回る時は反時計回りが基本。逆に島一周は時計回りが基本。そのほうが水の近くを走るため景色がいい)。でも安価なビジネスホテルは大津に多い。彦根や長浜にも少なくないとは思うんですが、大津発だと、だいたい行程の真ん中あたりに湖北の山岳部が来るので、メリハリとしてはちょうどいいのではないかと思いました。それに西宮から一番近い。

次に懸念2つ目の「ロードバイクに1年半以上乗っていなかったこと」ですが、こちらはなんというか、体力面以外にもあれこれ出てきて、想定外に出費がかさみましたよ。まずサングラス(zerorh+のエンジェルフィッシュ)の調光レンズが完全に劣化していたので、もはやサングラスではなく黄ばんだ眼鏡になっていた。レンズだけ交換しようと思ったけど、エンジェルフィッシュってもう出回っていない?のかな、交換レンズは売っていたけど、結局、別のものに買い替えました。同じくzerorh+のステルス(レンズはグレー調光)です。一度zerorh+のサングラスを使うと、あまりの掛け心地の良さに他ブランドのモノは使えなくなるのが困ったところ。そしてリアライトが電池の液漏れを起こしていたので(苦笑)これも買い替えた。キャットアイの「ラピッドミニ」と「アンプ500」のお買い得セット品。ボルト300が現役で稼働しているのでアンプ500はべつにいらなかったんだけど、まあ予備として持っておいても損はないだろうと。そして痩せたとはいえジャージがパツパツだったので、ゆとりのあるものを新たに購入した。猫好きの俺にピッタリのデザインの物がありました。ついでにビワイチサイクリングマップも貰ってきた。

で、ショップでバイクを点検・整備していただいた後、ぶっつけ本番は怖いから、決行1週間前に脚慣らしとして40kmほど走ってみた・・・のですがとにかくケツが痛い!ブランクが長すぎたのかダイエットでケツが痩せていたのか、完全にケツがサドルに馴染んでいません。座骨が壊れるかと思いました。これはいかん!ということで、急遽パッド極厚でロングライドに向いていると噂のパールイズミのレーパン「3D MEGA」を買いに行ったのですが・・・売っておらず(というか歳取ってくると金で解決しようという発想になるのが我ながら嫌だよね)。仕方なく店員お勧めの「3D NEO PLUS」にしました。でもこれは失敗だったと後々思いました(苦笑)。さらに指切りグローブもかなりボロボロになっていたので、ブルべ用の極厚パッド搭載「INTRO STINGER4」を購入。これはなかなかの優れモノらしいのですが、デザインはダサいです。ベルクロ部分にブランドポリシー(?)である「THE POWER OF MASTERPIECE」のロゴが入っているのですが、これがダサいのです。理念は良いのですが、こういう文言を大々的にデザインに取り入れると、ホームセンターや作業着屋で売っている作業用手袋にしか見えないんですよ。日本の会社は下手に英語を使うからダサくなる、という典型的な見本なんですが、しかし機能的にはとても良さそうだったので買ったw

あとついでに、ワコールの5本指ソックスも買いました。べつにユニクロのソックスでも良かったのですが、なんとなく「ちゃんとしたスポーツ用の靴下も1足あったほうがいいな」と思って。2,530円もした。女性なら靴下やタイツにそれ以上のお金を払うこともあるでしょうけど、男が靴下に2千5百円出すってこんな時くらいしかないので妙に緊張したw

参考
【ジャージ】 7ITA & GSG 7ITA Miagolare Jersey White
https://7bicycle-shop.com/?pid=159036870
【レーパン】 パールイズミ コールド シェイド レーサー パンツ
https://www.pearlizumi.co.jp/detail/62165?ys=2021ss
【グローブ】 イントロ スティンガーシリーズ
https://craftmans-wharf.com/products.html#stinger
【ライト】 キャットアイ AMPP500+RAPIDminiセット
https://www.cateye.com/jp/products/headlights/HL-EL085RC/
【ソックス】 ワコール CW-X 5本指ソックス(ユニセックス)
https://store.wacoal.jp/disp/01_BCR610.html?dwvar_01__BCR610_BCR610_ColorType=KA&cgid=001400250600

※ zerorh+ のステルスは適当なサイトが無かったので割愛

サイクルセンターサンワさん、Rideworksさん、Y's Road神戸さん、Y's Road大阪ウェア館さん、CW-Xコンディショニングストア三宮さん、大変お世話になりました。

ちなみにこれらのモノについて、先に感想を書いておくと、ジャージはデザインも通気性も大満足。店頭在庫が2Lしかなかったのですが、かといって大きすぎることもなく、ゆったり目で楽ちんでした。丈は若干長いかもしれませんが、みっともないほどではありません。惜しむらくはバックポケットに1つもファスナーが付いていないので、手芸店でアイロン接着のマジックテープを買って、センターポケットに付けました。実際問題、転倒でもしない限りポケットからモノが飛び出ることなんてないのですが、スマホとか現金とかカード入れるから、なんらかのストッパーがあったほうが精神的に落ち着きます。レーパンは後述の通りちょっといろいろあったんですが、品質自体はパールイズミだから全く間違いないです。グローブも極厚パッドではあるものの、ハンドル操作が緩慢になったりすることはなかった。リアライトもラピッドミニで十分だった(と思いますが、こればっかりは自分ではよくわからないです)。ワコールのソックスは自転車に使うならもう少しクッション性に優れた方が良いかもしれないけど、これも特に不満はありませんでした。ステルスは、もう少し視界がクリアであれば満点なんですが、朝の日が昇る前の暗い時間帯に掛けても違和感なく走れたし、やっぱりこのフィット感と掛けていない感は素晴らしい。例えるなら絆創膏のケアリーブ並みに装着感が無い。

というわけで、これらの購入に計6万円以上も費やしたため(爆)、当初予定していたサイコンの買い替えは断念。現在はキャットアイの「ストラーダ ワイヤレス」を使っているんですが、もう最近老眼だから(仕事中はずっとリーディンググラスを掛けてます)、表示の大きなものがいいな、と思って。ケイデンスとか心拍は測定不要だから、キャットアイの「パドローネ プラス」が欲しかったんですよね。液晶デカいしナイトモードも付いてるし。まあこれは来年に持ち越しです。

キャットアイ パドローネ+
https://www.cateye.com/jp/products/computers/CC-PA110W/

あ、そうそう、自転車保険にも加入したんですよ。「今更かよ!」とツッコまれそうですが、はい、今更です。我が兵庫県は全国に先駆けて2015年10月に自転車保険加入義務化しましたからね(罰則がないとはいえ、俺は義務化には反対だったんですが)。以来、義務化された地域は増えたわけですが、特に大阪府、京都府、岡山市、愛媛県、大分県、そして今回行く滋賀県など、俺が自転車で走りそうなエリアも軒並み義務化されています。いい加減加入せんといかんなぁ、と前々から思っていたんですが、今回は見知らぬ地のロングライドなので何が起きるかわからん、ということで観念して入りました。au損保の自転車向け保険「Bycle」のシルバーコースです。月590円で個人賠償保険3億円と充実の補償。まあ自分が死んでも400万円しか出ないけど(ヘルメット装着時はプラス100万円)、入院一時金や入院保険金、手術保険金も出るし、無料自転車ロードサービスも付いている。これはなかなかおススメですよ・・・他の自転車保険はよく知りませんが。

au損保 自転車向け保険「Bycle」 金額と保険料
https://www.au-sonpo.co.jp/pc/bycle/premium.html

というわけで、準備は完了。というか、ここまでが長いね。愛車の話と買い物&製品レポで文字数の8割くらい占めてるんじゃねーのか。っていつものことですので気にしないでください。

箕面(修正/追記あり)

2015年08月16日 14時07分16秒 | 自転車
チャリで箕面に行ってきました。

現在、自分史上最デブなので、五月山の辺りがクソしんどかった。ロードに乗ったのが久しぶりということもあって、汗ダラダラで吐きそうでした。まあ実際に五月丘の交差点までの区間は結構な斜度でしたよ。

ちなみにルートはこちら(クリックしたらルートラボのページにジャンプします)。これは往路で、復路もほぼ同じルート。



しかしなにはともあれ、お腹が恥ずかしかった。普段着だとそこまで気にならないけど、ピチピチのジャージを着たら見事なまでにメタボオヤジ(苦笑)

まあそんなこんなで阪急の箕面駅を過ぎて、いよいよ滝道(遊歩道)に。舗装されており、自転車の乗り入れも許可されています。ただ、観光客も多いので道が狭くなったところなどは適宜押して進みました。一部を除いて斜度も緩やかだから、のんびり快適に滝までたどり着きました。



滝はねぇ、日本全国どこ行ったってイグアスやビクトリアやナイアガラみたいな規模の滝なんてないんだから、迫力を求めるならダムの放水とか観に行ったほうが面白いと思います。あくまでも、古今和歌集とか奥の細道とか明治時代の行楽とか、そういうこと(アバウトやな)に想いを馳せながら、風流を味わうのが正しいんでしょう。ただ、台風などで増水した時は、なかなか面白い光景が見られるらしいですよ(笑)

ちなみに箕面の滝が人工滝(水量調整に人の手を介している)、ってのは全くのガセなんで。

箕面滝 人工滝騒動(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AE%95%E9%9D%A2%E6%BB%9D#.E4.BA.BA.E5.B7.A5.E6.BB.9D.E9.A8.92.E5.8B.95

左翼ってのは自分たちの都合の良いように平気で捏造をしますからね。やつらは情報弱者を洗脳して支持者として取り込むから。安保法案もそうですよ。騙されてはいけません。勝手に戦争法案とか言ってんじゃねーよ。反対してる国が世界中で中国と韓国だけという時点で、正しい法案ってことがよくわかるというものです。

・・・話題が違う方向に行っちゃいそうなので戻しますと、まあ山の中だけあって流石に涼しかった。日陰に掛かっていた温度計を見ると気温25度くらい。

で、なにか食べようと、事前リサーチしていた滝のすぐそばにある「みのお滝茶屋 楓来坊」さんに入る。そして2階のテラス席に陣取る。料理が出て来るまでに、トイレで汗だくの身体を拭いて制汗スプレーで清める(笑)

戻ってきたらすぐに料理がやってきました。ちょっと贅沢に「狩人絵巻(1,800円)」とキリンフリー(300円)。



内容は、鹿肉シチュー・鹿肉小鉢盛り(燻製など)・鮎塩焼き・天ぷら盛り合せ・行者そば・季節の御飯・香の物・果物、となかなかの充実っぷり。決して観光地的ボッタクリ価格ではない、ということだけは申し上げておきましょう。

じつは昨日、たまたまYouTubeでエゾシカの解体シーンを観てたら、無性に鹿が食べたくなって。で、鹿肉って近所で食べられないかなと調べたらこちらで食べられることがわかって。それで運動兼ねてオルベアを走らせたというのが真相です。箕面ってけっこう遠いイメージがあったんだけど、山空海温泉に行くよりだいぶん近いということを知りました。

で、料理なんですが、およそ各品だいたいぬるいというのがなんとも(笑)。鮎ぬるい、シチューぬるい、キリンフリーもぬるい。天ぷら常温。ご飯はむしろ冷たいほうがおいしいのではと思ったけど、逆にほんのり温かい。そばと鹿肉小鉢盛りが冷たかったのはOKだけど、なんというか、こちらが求めている温度とことごとくズレてる(笑)。これがさ、せめて鮎と天ぷらだけでも熱かったら、かなり評価は違ってくると思うよ。ちなみに接客(俺に注文を聞きに来てくれた女性)は、優良可でいうなら良です。

お味そのものは、簡単に言うとさほど美味くはないのですが(爆)、しかし有名行楽地の茶店の典型的なお味、と言えばいいのかな。うん、なんとも説明しにくいんだけど、こういうところでは「多分何十年前から味変わってないんやろな」と思わせるのが年季というか。でもね、俺はこういう観光地で、一口食べて良い意味で衝撃を受けるとか、ミシュランガイドに掲載されてもおかしくないとか、そういうレベルを求めるのは間違っていると思うから、これでいいんですよ。

それに多分冷凍とはいえ鹿肉のタタキが食べられて、ひとまず目標達成したからほどほどに満足でございますよ。

しかしなんで箕面で鹿料理なんだろうと思ったら、そうか、ここは紅葉が有名だからか。



さて腹もふくれて、そろそろ帰ろうかと店を出て一服していたら(※)猿がやってきたので1枚パシャリ。観光客に被害が出ないよう、猿はもう少し山奥の方で餌付けをされていて、滝のところにやって来るのはハグレ猿だそうです。



※)あとから気付いたのですが、箕面公園は「明治の森箕面国定公園」ということで、建物内の所定の場所等を除き、全域が路上喫煙禁止エリアだそうです。申し訳ないことをしました。

というわけで、箕面に行ったのは小学校の遠足以来でしたが、30年ぶりくらいに来てみると、意外や意外、なかなか良いところ。滝はともかく滝道の雰囲気が良かったですね。今度は電車で来て、滝を見ながら日本酒でも飲みたいですな。


なお、今日は薄曇りの天気だったのに、帰ってきたら結構日焼けしていて、いつものごとく微熱が出てました。今けっこうダルダルです。

喉が痛むと必ず発熱する

2014年11月03日 21時39分23秒 | 自転車
岡山ロングライドからまったく自転車に乗れてなかったので、今日は昼から80kmほど走ってきました。

甲子園口を出発し武庫川沿いを北上。国道171号線に入り、とりあえず伊丹のマクドで昼飯。なんか最近に限ったことじゃないだろうけど、マクドの客層がドンキのそれと似てきたな。早々に店を出て軍行橋西詰交差点まで走り、そこから猪名川沿いを北上。国道173号線経由で県道68号線(北摂里山街道)に入り、新三田から国道176号線で宝塚に戻り、小浜の交差点から宝塚市役所に抜けて、あとは武庫川河川沿いを下って帰宅。いつものルートです。

1ヶ月ぶりのライドで体がなまっているうえに、風が強くてしんどかったです。全然スピード出ませんでした。ついでに国道176号線で2回ほど脚吊りました(苦笑)

国道176号線といえば、新三田から赤坂峠までの区間は、相変わらず面白くないというか、正直なところ気が滅入るくらいつまらない道でホント嫌なんですが、しかし新三田からUターンして川西まで戻るのもなんだかなぁ、というわけで仕方なく通っています。ちょっと違うルートを開拓しようかな。

それにしても、この季節は中途半端に寒く、服装選びに難儀します。

今日のウェアはこんな感じ。

■半袖ジャージ
■インナーにヒートテックっぽい半袖Vネックシャツ
■アームウォーマー
■短レーパン
■アンダーアーマーのロングタイツ(レーパンの下に着用)
■短い靴下
■こないだ買ったMAVICのロンググローブ(風通し良好w)
■応援団が使うような薄手の白い手袋(インナーグローブとして)

本来、皮膚とレーパンのパッドの間に衣類を挟むのはおススメされないのですが、セオリーはあってもルールなどないので、これでいいのです。ただ、この格好だと登り以外はちょっとばかり寒かった。上半身と足首がね。今日はほとんど汗をかかなかったし、水分摂取もヴァームウォーターを500mL弱だけ(マクドでコーヒーと、別途ザバスのエナジージェルを2本飲んだけど)。

あと、リュックに以下のものを。結局使いませんでしたが。

■薄手のウィンドブレーカー
■こないだ買ったニーウォーマー
■薄手の防風グローブ
■アンダーアーマーのフェイスマスク

そろそろ長袖ジャージと長レーパンの出番ですかね。

そういや話が全然変わるのですが、だいぶん前から香下峠(三田市香下1297)の自販機の前に自転車ラックが整備されてますよね。あれ、ナイスアイディアですね。否応なく休憩しようという気にさせるのはたいしたものです、もとい、自転車乗りにとってはありがたいことです(笑)。ついついなにか飲みながら一服とかしたくなるよね・・・今日は立ち寄っただけでしたが。

自転車ラック


自転車の向きを交互にすれば、10台は余裕で停められると思います。


ちょっと見にくいけど、サドルに装着しているのがフィジークのブリンクライト。サドルと一体化したかのようなデザインが素晴らしい。

こないだ買ったレザインのFEMTO DRIVE FRONT(向かって右)


モビルスーツのモノアイみたいですね。VOLT300と同時装着すると妙にカッコイイかも。写真はヘタクソだけど。


ところで今日は走る前から喉がイガイガしていて痰が絡んでおり、体調崩さないか出発前からちょっと心配でした。まあ熱はなかったから出かけたんだけど。しかし案の定というかなんというか、帰宅して風呂上がりに熱を計ると37.8度。もう喉を傷めると発熱するのはデフォですな。

パブロン飲んで今から寝ます。おやすみなさい。

気持ちよかっただろうなぁ

2014年10月27日 23時00分06秒 | 自転車
銀輪颯爽、しまなみ海道に7200人
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141027-00000035-san-l38


一度だけしか走ったことはありませんが、しまなみ海道は本当に気持ちの良いコースです。

今治から尾道まで片道80kmほどなので、変速付きのクロスバイクをレンタルできればたいていの初心者でも走破は可能でしょう。

とはいうものの、思っているよりはしんどいコースです。言うまでもなく、理由は橋。それぞれの橋に「上がる」ために、自転車道を登らなければならないんですが、これが結構しんどい。あと、島によっては内陸部の坂道を登ることもあるので、これまたしんどい。

登りは軽いギアをくるくる回して登るといい。登りが得意な人はそう言うんだよ。だけどな、んなもん、できるもんなら最初からやっとるわい!ギアを軽くしてもクルクルなんてできないから登りが苦手なんじゃないか(笑)。そもそも軽けりゃいいってものでもなくて、あまりに軽いと進まないよ。その人の筋肉の付き方によっても最適なトルクってあると思うんです。

あ、話が脱線した。

まあ、しまなみ海道は、そこまでキツイ登りはないです。言い換えれば程良いアップダウンと平坦を楽しめる最高のコースということです。

登りがしんどいと思ったら、サドルの座る位置を前方に移動すると、かなり楽になりますよ。後ろの広い部分ではなくノーズ(先端の細い部分)に座るんです。困ったらやってみてください。でもレーパン履いてないと単なる拷問かもw

そんなことよりも、気を付けないといけないのは、自転車専用道は橋及び橋の前後のみだけで、島の中は一般道を走るということ。もちろん車道を走ります。都会の国道に比べたら交通量は少ないけど、普通に注意は必要です。

つまり、自転車が我が物顔で走っていい道路ではないのです。生活道路として使ってらっしゃる方もたくさんおられます。マナーとルールーを守って楽しいライドを。

橋の上はスピードは出せないけど、抜群の景色を楽しみながらゆったり走るのもいいもんですよ。また行きたいなぁ。