JAZZ from Nishinomiya

V・プレミアリーグのJTマーヴェラスを応援しつつ、日々の出来事や雑感を語ります。ときどき毒づきます。

思い出しファイナル日記

2020年02月24日 13時56分20秒 | JTマーヴェラス
もうこれだけ日が経つと日記ですらないですよね。備忘録というか、単なる記録です。記録のくせにバレーの話に入るまでやたら長いし、バレーの話は短いというね(笑)

25日(土)の20時過ぎに「上尾に勝ちましたよ、明日のファイナル、いかがです?」ってメールが来ました(見たのは21時前)。ええ、今年一番焦りましたよ。この日、上尾に勝ったのは知ってた。ちゃんとチェックしてた。ただ、今週はセミファイナルでファイナルは翌週だと思ってたんですよ。我ながらビックリなんだけど、いやほんと、この適当さマジヤバいんですけど(笑)。だって連戦って知ってたら、さすがに今回は土曜日から参戦するもの。いや~、何見て勘違いしていたんだろう。ここ何年もろくに参戦してないから弛みきってますな。しかしよくぞ連絡をくれたものだ。

というわけで、一気に酔いが醒めて(といっても飲んでいたのはビール500mLだけですが)、そこからリサーチ&プランニング(バタバタしていただけ)。

試合開始って何時からやねん、17時10分?遅すぎやろボケ!じゃあ出発は明日でええか。でも新幹線は高いから昼バスやな。でも昼バスで大阪7時に出て新宿16:15着で体育館行って応援して速攻で新幹線で帰るとか地獄やろ。ってことは夜移動やな。サンライズのノビノビは・・・売り切れか、じゃあバスやな、新宿着で空席のあるJRの3列バスは・・・あるやん、あ、でもパスワード忘れたから予約できへんやんけ、もうええわ、バスセンターで直接予約したろ、あ、そうや、金や!財布の中8千円しかないわ、21時過ぎてるからコンビニATMで下ろされへんわ(BankCardってのはそういうカードなんです)、家の者に借りるか・・・

などとひとしきりバタバタしたあと、とりあえずシャワーを浴びて落ち着く。ほら、水牛を水に入れると落ち着くように。

で、そこから荷造りなんですが、ちょうどいいサイズのリュックを、タイミング悪く先週捨ててしまったのでした(各所がゴム焼けしていたもので)。ひとまず正月に買ったショルダーバッグで乗り切ることに。

高速バスだから嵩張る上着は避けよう、寝るのでジャージ上下が要るな、荷物減らすためにトップスはヒートテック1枚でいいや、あ、メガホン忘れるとこやった、うわ、メガホン入れたらカバンのファスナー締まらへんやん!とか、明日クリーニング取りに行かんとあかんのやった!とか、気がついたら22時過ぎたのでひとまず出発!

大阪駅ではダメ元でサンライズのノビノビの空席を再確認したけど、やっぱり満席。さらに滋賀で人身のため東京到着が遅れる模様とのことでした。冷静に考えると、料金同じで寝台列車に乗れる時間が増えるってお得やん、と思いつつも、今日は個室取る金はないので却下。

次いでバスセンターに。もちろん席は空いてましたよ。グラン中央ドリームというやつです。初めて乗るなぁ。てか夜行バス自体、長いこと乗ってないわ。列によって値段が1,000円以上違うようで、安い中央列を選択。

乗ってからわかったんだけど、中央列でも網棚は普通に使えるし、窓際じゃないから寒くもなかった(景色は見えなかったけど)。ちなみに、このバスって、下の図のような座席配置になってまして(黄色がカーテン)。ですから、左列と右列は、個室感はあるけど壁とカーテンにぴったり囲まれている感じ。中央は左通路の幅の分だけカーテン間の距離が広く、閉塞感がないんです(なお、どの列も席の前後にはカーテン無し)。



俺はバスの座席にゆとりは求めますけど、個室感ってのは特に要らないです。というのも、高速バスやサンライズのノビノビ、フェリーの二等寝台ってのは「全員公平にプライバシーが無いから逆に問題なし」って思ってまして(笑)。そりゃ女性とかは嫌だろうけど、俺なんてどこでも寝られるから、カーテンもパーテーションも特に要らないんですよ。

ちなみにグランドリームのシートは、まあ合格点かと。足元はもう少し広いとありがたいし、シート幅も広いとは言えないけど(特にボトルホルダーが太ももに干渉して邪魔!)、一応ちゃんと寝られますよ。各席にはコンセントと毛布があるし、使い捨てのスリッパもあるし、いいんじゃないでしょうか。一番の美点は、(少なくとも俺が乗った車両は)室内のガタピシ音が皆無だったこと。素晴らしい。

そうそう、朝に立ち寄った談合坂サービスエリアでは雪景色が拝めました。きれいだったなぁ。

で、バスは15分ほど早めにバスタ新宿に到着。前回、高速バスで新宿に降りた時は、まだバスタはなかったから、なんか迷っちゃいましたよ。そっから歌舞伎町に行き、SKC(新宿区役所前カプセルホテル)にて15時まで休憩です。てか、寒っ!今回は中綿のないアウターなので超寒い。SKC行く前になんか温かいものでも食べよう・・・とウロウロしていたのですが、これといった店はなく、無難に松屋へ。この時間、客の顔がみんな死んでんなぁ。とりあえず牛めしと豚汁のセットを頂きました。

それにしても、歌舞伎町も中国語の案内が増えたなぁ、もう最初から日本人客を当てにしていない店(メニューが中国語&英語のフグ屋とか)もあったりして、まあ相変わらずカオスな街ですこと。カオスといえば、1年ほど前でしたか、JR大阪駅の前にドラゴンボールの迷路と木下大サーカスのテントがありましたけど、あれもなかなか梅田らしいカオスっぷりだった。梅田はこれからさらに再開発が進み、ますますカオスになるよ。

話を戻して、超久しぶりのSKC。フロントのインド?人のお姉さんも健在。変わってないなぁ。まあ内装などはちょこちょこ手が加えられていて、外国人観光客対応で大きなスーツケースを置ける棚があったり、レストランがきれいになっていたり。昼利用は8~15時。1時間500円ですが最大3,000円。今回は9時40分頃に入りましたので、15時までなら5時間20分 → 繰り上げ6時間相当でMAXの3,000円です。とりあえず風呂に入ってさっぱりしたあと、速攻で寝ようかと思ったんですが、スマホの充電コード(のコンセント部分)を忘れていたので、コイン式の充電器で1時間半ほどかけてチャージ。その間テレビなど観つつ、結局寝たのは2時間ほどでしたかね。

チェックアウト後は金券ショップで帰路の新幹線チケットを買ってから原宿駅へ。昼ご飯を食べていなかったのでファミマでファミチキとおにぎり、試合用のポカリなどを購入。体育館に向かう際、動物デモをやっていたので、ファミチキを食いながら一緒に行進しようかと思ったけど、さすがにやめといたw

ところで、後からデモ参加者のツイートを見ていたら、「幾ら『動物のために』とコールしても全然伝わらない。デモ隊と沿道の人のあいだにはアクリル板みたいな透明な仕切りがある。とにかく疲れた」というのがあった。

伝わらないのは当然で、まず動物のためを本当に思うなら、すべての人間は死んだ方がいいんです。それが一番確実。死なずにデモをするということは、つまりは「動物のため」ではなく「人間のため」なんですよ。次に、このデモでは「動物を食べるのはやめよう」とか「動物実験を禁止しよう」とか、いろんな主張が込められていたんだけど、やっぱりその中でも「動物を食べるのをやめよう」ってのは、特に今の日本では受け入れられないんじゃないかな。というのも、肉食を禁じた昔の日本ならいざ知らず、「すべての生き物は食材という名の下に平等である」「植物も当然生き物である」という考えが浸透している現代日本では、「動物を食べてはダメと言うくせに、なんで植物ならいいんだ」となりますわな。つまり「動物を食べるな」という主張は、正義としては片手落ちなんですよ。最後に、伝わらない理由としてはこれが一番大きいと思うんだけど、参加者がみな攻撃的でとげとげしく見えるんだよ。

あと、俺は細かいとこまでよく見ていなかったからなんとも言えないけど、ダウンコートや革製品(スニーカー含む靴、ベルト、リュックなど)を着用してこの手のデモに参加しちゃダメよ。

しかしこのデモと道路挟んで「バーニラバニラ♪」とバニラの退廃的な求人音楽がガンガン流れていて、デモ隊の横を外国人観光客が運転するカートの隊列が駆け抜けるって、なんかもう新宿とは違うカオスっぷりで、これもまた味があってよろしいな。俺はバニラの音楽は嫌いやし、カート走行も反対やけどね。

で、ここからが本題。試合の話です。前置きが長かったな。ちなみにいつものごとく完全個人主観で書いておりますので、これがマーヴェサポ/ファン/ヲタの総意ではありませんし、対戦相手の岡山シーガルズを貶める意図は一切ないので予めご了承ください。

A帳票 https://www.vleague.jp/form/a/25704
B帳票 https://www.vleague.jp/form/b/25704


まずですね、余裕でストレートで勝つと思っていたんですよ。ただ、ミズキが出なかったので、苦戦はするかな、と。で、スタメンが前日に続いてジャスだったわけですが、第1セットを取りましたよね。ああ、ミズキがいないと苦労するなぁ、くらいにしか思いませんでした。

でね、第1セットからチャレンジ多すぎ。ほとんど成功、つまりミスジャッジ多すぎ。第1と第2セット、何分かかってんねん。

で、ご存知の通り、第2セットと第3セット、マーヴェは取られました。俺はシーガルズというか河本監督、勝つために何をやればいいのかよくわかってるなぁって感心しました。エグイくらいにジャスを潰しに来たよね。サーブで狙うのはもちろん、スパイクもジャスのところにたくさん打ってきたなぁ。

これやねん、シーガルズは。応援団は女子高生多いじゃないですか。応援曲も女子・子供向けですよね。でなんかチームのカラーも手作り感があるというか、なんかこう、キツイ感じはしないやん。でも応援では相手のミスでラッキー!って平気で叫んだり、プレーもスカッとせえへんやん。ほんまムカつく。あ、誤解してほしくないんですが、敵として誉めてるんですよ。嫌いやけどw

で、狙われたジャスはスタンドからも疲労が伺え、第3セットは0.5人分くらいの働きでしたが、ホントよく踏ん張ったとは思いますよ。センターもアンナからティップに変えて、少し安定しました。でも取られてしまいました。これはまずい。

第4セットもジャスがスタメンやったら普通に考えて負けます。俺は第2セット中盤から、誰かレフトおらんのかいなと周りに言ってました。ユカはセッター対角やしなぁ、レフトで使えへんのかなぁ、だいたい今期の戦力差でマーヴェが負けていいはずがないやろ。シーガルズファンの中高生に甘い夢なんか見させてたまるか、ほんま洒落ならんわ。ということもブツクサ言うておりました。

でも、さすがに、ここは吉原監督が勝負に出てくれました。後がなくなったマーヴェ、第4セットからユカスタメン

これが大当たりでしたね。この試合の影のMVPはユカと言っても過言ではないでしょう。シーガルズとしては、ジャスを潰してイケる!と思ったら、もう1枚出てきた。で、これがとてもいい。あれ?こんなはずでは?ってところでしょうか。狙う場所がなくなったんですわ。ユカとティップが機能して、第3セットまでのマーヴェではなくなった結果、雰囲気がガラッと変わった。マーヴェの控え選手層の底力に対する焦りのようなものを感じました。優勝を目の前に緊張もあったのでしょう、第4セット序盤からキレが失われつつあるなぁ、とは見ていても思いましたが、途中からガチガチになっていました。

結果、第3セットまで比較的休ませていたアニーを中心にマーヴェの猛攻。リンも絶好調。ミドルは本当に打数が少なくてそれはとても残念だったけど、ブロックで頑張ってくれました。第5セットも波に乗って、最後はミカの連続サービスエースで終了。素晴らしくも文句なしの優勝でした。

応援に駆け付けてくれた八王子実践のバレー部員や、俺のすぐ前の席に座ってしまったがためにメガホンで鼓膜が半分やられたであろうバレー好きのご婦人3人組とか、もちろん私設の仲間と一緒に、マーヴェにエールを送り金のテープを投げ込めたのはいい思い出となりました。なんだかんだで、リーグでは初めて、目の前で優勝の瞬間に立ち会えたわけですから。今期もロクすっぽ現地参戦しなかったのに、最後にいい思いをさせて頂き嬉しいやら申し訳ないやら(笑)

で、あとは喜びに浸るコートをほとんど見ることなく、後片付けやらなにやらして早々に体育館を去り、品川から新幹線で帰西。優勝は嬉しかったものの、なんとなく優勝した実感がイマイチ湧かなかったのは、今回は試合前から「優勝して当然」と思っていてそして実際に優勝したので、「想定通りに事が運んだ安心感」のほうが大きかったのかもしれません。でも一番大きかったのは、ろくに参戦していないからだろうな(苦笑)。まあ個人的にはセミファイナルの上尾戦をストレートで勝って、もうあらかた終わったと思っていましたから。でもやっぱり勝負の世界は何があるかわからないですね。まさかあんなに決勝でハラハラするとは思いませんでした。

いずれにせよ、各チームの戦力が比較的均衡していたこのシーズンで、スタメンセッターの交替に成功し、最高の結果を出せたことは、とても幸せなことだったと思います。アキは頑張ったなぁ。あとはキャプテンのビッグマウスが少し和らいだら言うことはないのですがw

いや、マコはよくやったよ。今期、だいぶん見直しました(何様w)

さて、こっからは思うことを少し。

試合後のネットではしきりとドルーズバレーという言葉が出ていましたが、優秀な外国人選手を獲得するのは強いチームの基本。マーヴェが今期ここまで来れたのはスタメンレフトが安定して強かったからです。世代や出身校は違えど春高大エースの田中瑞稀と林琴奈が対角って、よくよく考えなくても凄いことなんやぞ、とだけは言っておきたい。そしてミズキが出られなかったセミファイナル/ファイナルでも勝ったように、控え選手たちがキッチリ仕事をしたこと。そして知らぬ間に、守備に対する考えが大きく変わっていたことこんなに粘り強いチームでしたっけ?俺は古い人間ですから、昔の守備やつなぎがスッカスカなマーヴェを思い出して、なんだか感慨深いものがありましたわ。

とはいいつつ、今期の優勝は、久光がセッター交替を成功させられず凄みも強さもまったくなかったことが最大の原因であるわけです。それは認める。でもそれだけに各チームとも優勝のチャンスが高まり、その中でキッチリ勝ち切ることができたマーヴェはやっぱり強かったということです。いいチームになりました。久光はこれまで強すぎたので、たまにはこういうシーズンがあってもいいのではないでしょうか。一部関係者やファンも天狗になっとったし。

残念だったのはデンソーですよね。マーヴェ私設とデンソーコアサポは関係性良好だから。今期はマーヴェとエアリーで決勝戦いたいね、と言ってたんですけど、来期に持ち越しですね。いや、その前に皇后杯と黒鷲があるか。

あと、ファイナルの対戦相手だったシーガルズについては、クラブチームでここまでやっているのって、やっぱり素晴らしいことだと思うし、言うまでもなくバレーファンなら誰もが認めていることだと思います。応援団の声が大きいのも羨ましい。いつもそれは思う。

だからこそネットで「日本人だけでここまで来たシーガルズこそ真の日本一と呼ぶにふさわしい」とかなんだとか力説されると、嫌気がさすんよな。外国人選手がいてなにが悪いねん、と。強い外国人選手がリーグにいるから、日本代表選手じゃなくても日々の戦いでそれに接することができて、日本人選手の経験値もレベルも上がるんやないか。そこは無視かよ。仮にシーガルズのスポンサーが増えて運営予算が潤沢になったらシーガルズも外国人選手を獲得するかもしれないじゃないですか。挙句の果てに「シーガルズは日本人選手だけのチームの完成形」とかいう人もいるけど、シーガルズは「日本人選手だけのチームが、ひとつのプレースタイルを長年追及した結果、それがほぼ完成している」だけであって、それはやはり特定の中学~高校からの選手供給システム的なものの上に成立したひとつのスタイルであり、同じことを日本代表に求めても無理というものだし、シーガルズ単体と日本代表チームが戦ったら、強いのは当然日本代表チームだと思います。

あと今期、序盤~中盤は車体が嫌な(強いという意味でね)存在だったけど、後半の上尾の追い上げには少々脅威を感じていました。やっぱり強力な外国人アタッカーが2人いると爆発力あるよな。マーヴェは来期どうなるのか知りませんけれど、できればアニーとティップには残ってほしいと思っています。

以上、グダグダな文章となりましたが、まあ記録なのでご勘弁を。なにか思い出したことがあれば追記します。

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2 コメント

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Unknown (ペコ)
2021-02-20 02:20:44
いやもうめっちゃ面白い記事でした。
JT選手の名前や顔こそ分からなくなってしまったものの、までたどり着くまでもワクワク!一緒に旅してるみたいに!
試合のことも、なんだろう、スッと入ってくる感じ(笑)
あー、シーガルズ高校生あーね、うんうん!みたいな。
なんか一緒に旅しているような、そんな気になりました。
これからも楽しみにしています(≧∇≦)
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返信遅れましてスイマセン① (Rodoriguez)
2021-09-29 00:11:04
ペコさん、コメントありがとうございます&返信遅れまして失礼いたしておりました。ちょっとブログ放置しておりまして・・・。昔のように毎週末参戦といったスタイルから遠ざかると、本当にチームやリーグのことがわからなくなってくるもので参りました。僕の日記は脱線のオンパレードですが、楽しんでいただけたようで嬉しいです。また思いついたように更新すると思いますので、半年に1度くらいは覗いていただけると幸いです(笑)
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