昨日は仕事仲間のF氏と釣りに行きました。
F氏は先月にサオを買い、釣り師への道をひた走るのかと思いきや・・・まだ1回しかサオを使っていない様子。なんでも会社の人と淡路に釣りに行ったものの、何も連れず結局サビキで小さなアジを50匹ほど釣ったのが、そのサオでの最初で最後の釣行だったらしい。
F氏は耐寒性のありそうな顔つきのわりには寒さにめっぽう弱く、冬を迎えると釣行などするはずもありません。それまでに一度彼のサオにも魚の引きを味わわせてやろうと思い、誘ってみたんです。もっともそのサオはなぜか投げ釣り用のサオで、用途が限られるにもかかわらず最初の一本にこれを選んだF氏はつくづく可哀想です。誰かアドバイスしてやれよ。結局、投げ釣りでも何とかいけそうなハゼをターゲットとしました。
しかし、F氏はサオを持参してこず(家のどこかにあるらしい)、予定通りサオを貸しました。しかもこれだけは持ってこいと言っていたタオルすら忘れて来ました。これはいけませんねぇ、それくらいは持って来いよ!
もっともF氏は釣り場に本を持参してのんびりムード、根本的に釣りは二の次のようです(笑)。これからピークを迎えるタチウオ釣りでは、阪神間の波止の至る所が鉄火場となります。 F氏のようにのんびりしていたら殴られそうです(笑
この日は満潮と干潮が1回ずつしかない日で、朝は雨&風。昼から暖かくなってきたけど、どこも軒並み貧果だったようです。我々もものの見事にボーズでした。これほどエサが余った釣りは久しぶりでした。
夜釣りに特化した俺としては、周りの景色が見えるためか、昼間に釣れない時のイライラ度は、夜の比ではありません。小さい頃から動物が好きで、生物部(高校)~農学部(でもじつは分析化学)を過ごした俺にとっては、のんびりするにはもっと自然の雰囲気、というか植物の緑が必要ですね。昼間の波止は、景色が人工的でダメです。味気ないコンクリート護岸やゴミがずっと目に入っていると、なんともいえない気持ち悪さを感じます。行きかうウインドサーフィンも小蟹を取る親子連れも、それ自体を切り取るとひとつの絵として成り立ちますが、全体的な協調性のなさは妙な薄ら寒さを感じます。なぜだろう。
一度場所替えをしたものの、釣れないと判断し、ハゼは早々に切り上げました。木っ端グレやらボラはいっぱい泳いでたんですけどねぇ。そういうわけで、陽が沈む前にコウイカのポイントに移動。時期的にそろそろ回遊してくるであろうタチウオを狙うたくさんの釣師が早くから場所を確保しており、何とかその隙間に入り込みました。
ここで電気ウキの電池を忘れたことに気がつき、F氏に買ってきてもらいました。2人分買ってきてもらったのに、F氏はサオを出しません。なんでも6時から日本シリーズを見るため、もうすぐしたら帰るとのこと。1本のサオを交替で使うことにしました。
F氏は釣り上げられなかったんだけど、ウキのアタリを見る目だけは一流のようで、俺が釣ってる時には「当たってる!」などとよく教えてくれました(笑)。コウイカはスルメイカと違ってアタリがあまり明確ではありません。底棲性のイカだから、下からエサに喰らいつくんだと思います。つまり、食い上げが出るんだと思います。俺は遠投性を確保するために自立ウキを使っていたので、食い上げの時はアタリがわかりにくい。ウキからは文字通り目が離せない釣りでした。
日が沈む前に3杯釣り上げ、幸先良いスタートでしたが、F氏は早々に退散。もったいない。ロッテにボロ負けした試合なんか見んでもええのに。帰ってから入れ食いでしたよ(笑)。
しかしF氏は今日の釣行、楽しかったんでしょうか?なんか申し訳ない気分になったんですが。。。
さて港湾や船に灯が燈るころになると、ようやく風景に違和感がなくなります。
なにも見えない真っ暗な水面に、電気ウキの灯りが点々と並びます。仕掛けが隣の人のエリアにまで流れると、巻き戻して投入。「今何ヒロ(ウキから針までの長さ。1ヒロは1.5m)でっか~?」「遠くまで投げたほうが釣れるみたいやな~」「イカの群れが来たでー!」などと隣近所と雑談しながら、また投入。これを繰り返しながら、いつ沈むかとウキに集中しているほうが、俺の性には合っているようです。
釣れなければ周りも殺気立ち(笑)、釣れだすとそこかしこで歓声が上がる。イカが水を吐く「プシュー!」という音が聞こえます。小さなサオにイカをぶら下げて「釣れたでぇ~!」と騒ぎまくる邪魔なクソガキ(笑)や仕掛けをオマツリさせて文句を言われるおっちゃん。イカに墨をぶっ掛けられ服が汚れまくるドジな男(=俺)、などなど。些細なことだけど、悲喜こもごものプチドラマがそこにはあります。普段はアカの他人でもここでは共通の目的を持った仲間同士で、誰かラジオで野球中継でも流そうもんなら「あー赤星のボケ、なにやっとんや!」などと盛り上がります。やっぱり夜釣りが一番です。
結局この日はコウイカ18杯という好釣ぶりで、8時前に納竿としました。
それにしても寒かった!防寒着を持っていってたんだけど、下はジーパンだったので、ガクブルでした。すっかり風邪をひいてしまい、今も微熱が続いています。
イカは持ち帰って、身は刺身にし、ゲソは煮付けました。写真は調理後のものです。真ん中が耳の部分で、周りが胴体です。汚い海ですが、きれいに皮を剥いたら刺身でも美味しかったですよ。臭みもまったくありませんでした。もっともコウイカは別名スミイカというくらい墨を吐きまくります。家に帰ったときはさすがに生きていなかったけど、水で洗うと大量の墨が。。。下ごしらえにやたら時間がかかりました。台所の流しは真っ黒でした(笑
さて晩秋から初冬にかけての波止釣りのメインターゲット・タチウオですが、実は俺はまだ釣りに行ったことがありません。今年からはやってみたいなと思っています。昨日もコウイカの仕掛けに「ゴンゴンッ!」という明確な当りがあり、巻き上げるとエサが食いちぎられていたので、おそらくこれがタチウオだと思います。上手い人はコウイカの猛攻をかわして、何匹か釣っていらっしゃるようですよ。
やっぱり釣りは楽しいですね。
F氏は先月にサオを買い、釣り師への道をひた走るのかと思いきや・・・まだ1回しかサオを使っていない様子。なんでも会社の人と淡路に釣りに行ったものの、何も連れず結局サビキで小さなアジを50匹ほど釣ったのが、そのサオでの最初で最後の釣行だったらしい。
F氏は耐寒性のありそうな顔つきのわりには寒さにめっぽう弱く、冬を迎えると釣行などするはずもありません。それまでに一度彼のサオにも魚の引きを味わわせてやろうと思い、誘ってみたんです。もっともそのサオはなぜか投げ釣り用のサオで、用途が限られるにもかかわらず最初の一本にこれを選んだF氏はつくづく可哀想です。誰かアドバイスしてやれよ。結局、投げ釣りでも何とかいけそうなハゼをターゲットとしました。
しかし、F氏はサオを持参してこず(家のどこかにあるらしい)、予定通りサオを貸しました。しかもこれだけは持ってこいと言っていたタオルすら忘れて来ました。これはいけませんねぇ、それくらいは持って来いよ!
もっともF氏は釣り場に本を持参してのんびりムード、根本的に釣りは二の次のようです(笑)。これからピークを迎えるタチウオ釣りでは、阪神間の波止の至る所が鉄火場となります。 F氏のようにのんびりしていたら殴られそうです(笑
この日は満潮と干潮が1回ずつしかない日で、朝は雨&風。昼から暖かくなってきたけど、どこも軒並み貧果だったようです。我々もものの見事にボーズでした。これほどエサが余った釣りは久しぶりでした。
夜釣りに特化した俺としては、周りの景色が見えるためか、昼間に釣れない時のイライラ度は、夜の比ではありません。小さい頃から動物が好きで、生物部(高校)~農学部(でもじつは分析化学)を過ごした俺にとっては、のんびりするにはもっと自然の雰囲気、というか植物の緑が必要ですね。昼間の波止は、景色が人工的でダメです。味気ないコンクリート護岸やゴミがずっと目に入っていると、なんともいえない気持ち悪さを感じます。行きかうウインドサーフィンも小蟹を取る親子連れも、それ自体を切り取るとひとつの絵として成り立ちますが、全体的な協調性のなさは妙な薄ら寒さを感じます。なぜだろう。
一度場所替えをしたものの、釣れないと判断し、ハゼは早々に切り上げました。木っ端グレやらボラはいっぱい泳いでたんですけどねぇ。そういうわけで、陽が沈む前にコウイカのポイントに移動。時期的にそろそろ回遊してくるであろうタチウオを狙うたくさんの釣師が早くから場所を確保しており、何とかその隙間に入り込みました。
ここで電気ウキの電池を忘れたことに気がつき、F氏に買ってきてもらいました。2人分買ってきてもらったのに、F氏はサオを出しません。なんでも6時から日本シリーズを見るため、もうすぐしたら帰るとのこと。1本のサオを交替で使うことにしました。
F氏は釣り上げられなかったんだけど、ウキのアタリを見る目だけは一流のようで、俺が釣ってる時には「当たってる!」などとよく教えてくれました(笑)。コウイカはスルメイカと違ってアタリがあまり明確ではありません。底棲性のイカだから、下からエサに喰らいつくんだと思います。つまり、食い上げが出るんだと思います。俺は遠投性を確保するために自立ウキを使っていたので、食い上げの時はアタリがわかりにくい。ウキからは文字通り目が離せない釣りでした。
日が沈む前に3杯釣り上げ、幸先良いスタートでしたが、F氏は早々に退散。もったいない。ロッテにボロ負けした試合なんか見んでもええのに。帰ってから入れ食いでしたよ(笑)。
しかしF氏は今日の釣行、楽しかったんでしょうか?なんか申し訳ない気分になったんですが。。。
さて港湾や船に灯が燈るころになると、ようやく風景に違和感がなくなります。
なにも見えない真っ暗な水面に、電気ウキの灯りが点々と並びます。仕掛けが隣の人のエリアにまで流れると、巻き戻して投入。「今何ヒロ(ウキから針までの長さ。1ヒロは1.5m)でっか~?」「遠くまで投げたほうが釣れるみたいやな~」「イカの群れが来たでー!」などと隣近所と雑談しながら、また投入。これを繰り返しながら、いつ沈むかとウキに集中しているほうが、俺の性には合っているようです。
釣れなければ周りも殺気立ち(笑)、釣れだすとそこかしこで歓声が上がる。イカが水を吐く「プシュー!」という音が聞こえます。小さなサオにイカをぶら下げて「釣れたでぇ~!」と騒ぎまくる邪魔なクソガキ(笑)や仕掛けをオマツリさせて文句を言われるおっちゃん。イカに墨をぶっ掛けられ服が汚れまくるドジな男(=俺)、などなど。些細なことだけど、悲喜こもごものプチドラマがそこにはあります。普段はアカの他人でもここでは共通の目的を持った仲間同士で、誰かラジオで野球中継でも流そうもんなら「あー赤星のボケ、なにやっとんや!」などと盛り上がります。やっぱり夜釣りが一番です。
結局この日はコウイカ18杯という好釣ぶりで、8時前に納竿としました。
それにしても寒かった!防寒着を持っていってたんだけど、下はジーパンだったので、ガクブルでした。すっかり風邪をひいてしまい、今も微熱が続いています。
イカは持ち帰って、身は刺身にし、ゲソは煮付けました。写真は調理後のものです。真ん中が耳の部分で、周りが胴体です。汚い海ですが、きれいに皮を剥いたら刺身でも美味しかったですよ。臭みもまったくありませんでした。もっともコウイカは別名スミイカというくらい墨を吐きまくります。家に帰ったときはさすがに生きていなかったけど、水で洗うと大量の墨が。。。下ごしらえにやたら時間がかかりました。台所の流しは真っ黒でした(笑
さて晩秋から初冬にかけての波止釣りのメインターゲット・タチウオですが、実は俺はまだ釣りに行ったことがありません。今年からはやってみたいなと思っています。昨日もコウイカの仕掛けに「ゴンゴンッ!」という明確な当りがあり、巻き上げるとエサが食いちぎられていたので、おそらくこれがタチウオだと思います。上手い人はコウイカの猛攻をかわして、何匹か釣っていらっしゃるようですよ。
やっぱり釣りは楽しいですね。