アメリカ合衆国オバマ大統領の演説で、国際テロ組織アルカイダのリーダー、ウサマ・ビンラディンの死亡が確定したとあった。
イスラム過激派テロリストで、9.11アメリカ同時多発テロの首謀者といわれ、ほかにも何件かのテロを仕掛けている。
アメリカとユダヤ主義に激しい敵意を持ち、その同盟国にも容赦のない攻撃を加えた。
アメリカは、9.11の復讐を果たそうと、アフガニスタンでアルカイダと深い関係のあるタリバン政権を打倒し、ビンラディンを執拗に追い詰め亡き者に出来た。
そもそも、ビンラディンは、どうしてアメリカ・ユダヤ主義に攻撃の矛先を向けようとしたのか。
宗教対立だけではない。
どこまでも、利権・金の匂いがするところへ土足でずかずかと踏み込んでくる、アメリカ・ユダヤの自由資本主義にいいようにされるイスラム圏を憂いての一面がある。
かといって、無差別大量テロの行為を正当化できるものではない。
しかし、彼一人が起こした行動ではなく、ムスリムたちを洗脳したとはいえ、無理やり拉致して洗脳したわけではないだろう、ムスリムたちの一人一人に憎悪の種は宿っていたのだ。
宗教・習慣・考えが違うものたちを、軽んじ尊厳を傷つけ、狡猾に搾取して憚らなかったためと思える。
直接の搾取ではない、同国民の統治者をもって間接的搾取を行ったのだ。
サダム・フセイン、ムバラク、カダフィ、アラブ諸国の王族たち・・・その後ろで糸を引いているのは、いうまでもない自由資本主義の国々。
悲しいかな、ビンラディンの登場は、もはや止めることの出来ないことだったろう。
力を持ったもののあくなき欲望が、他者の存在を脅かす。
ムバラク政権が崩壊し、混沌としたエジプトにあって、満を持しての感でムスリム同抱団が政党を結成した。
アフガニスタン、イラクに、軍事介入し治安維持と新政権樹立を後押しすべく、大量に人員・武器を投入したように、エジプトにも同様のことをするのだろうか。
エジプトは、市民の手で政権打倒した経緯もあるから、2つの前者と大きく違う。
せめてエジプト市民の人権侵害が起こらないよう、中立な立場の監視機関を設置するにとどめて、国の運営に直接手出しをしないで、注意深く見守るようにするのも、かえって内乱が起きないかもしれない。
リビア、チュニジア、モロッコ、シリア、どこも国が荒れてる。
これから、いったいどうなろうとしているのか。
ビンラディンを首尾よく亡き者に出来たアメリカ。
しかし、そこまで居場所を特定できたのなら、生きて拘束できなかったものか。
公の裁判を開くには、都合の悪いことでもあったのではないかなどと、勘ぐってしまう。
サダム・フセインのときも、あれよという間に処刑された。
この分では、カダフィも、裁判に掛けられることなく葬られるかもしれない。
ビンラディンにおいては、居場所特定の経緯もあって、以後泥沼の報復合戦に発展するやもしれぬ。
アメリカ・ユダヤ系の自由資本主義側と、反アメリカ・ユダヤ系自由資本主義とムスリムの終わりなき戦いに向かうのか。
冷戦のように、水面下での力の駆け引きなどで危うくもあった均衡をとどめた世界とは違う、容赦呵責のない憎悪のスパイラルに急降下している気がする。
世界が、破滅か、はたまた新しい秩序を求めて、変革のときを迎えている。
どうか、第二のプロメテウスの力を使わないことを、強く切望する。
そして、悪意のこもった貧者の兵器の使用も。
イスラム過激派テロリストで、9.11アメリカ同時多発テロの首謀者といわれ、ほかにも何件かのテロを仕掛けている。
アメリカとユダヤ主義に激しい敵意を持ち、その同盟国にも容赦のない攻撃を加えた。
アメリカは、9.11の復讐を果たそうと、アフガニスタンでアルカイダと深い関係のあるタリバン政権を打倒し、ビンラディンを執拗に追い詰め亡き者に出来た。
そもそも、ビンラディンは、どうしてアメリカ・ユダヤ主義に攻撃の矛先を向けようとしたのか。
宗教対立だけではない。
どこまでも、利権・金の匂いがするところへ土足でずかずかと踏み込んでくる、アメリカ・ユダヤの自由資本主義にいいようにされるイスラム圏を憂いての一面がある。
かといって、無差別大量テロの行為を正当化できるものではない。
しかし、彼一人が起こした行動ではなく、ムスリムたちを洗脳したとはいえ、無理やり拉致して洗脳したわけではないだろう、ムスリムたちの一人一人に憎悪の種は宿っていたのだ。
宗教・習慣・考えが違うものたちを、軽んじ尊厳を傷つけ、狡猾に搾取して憚らなかったためと思える。
直接の搾取ではない、同国民の統治者をもって間接的搾取を行ったのだ。
サダム・フセイン、ムバラク、カダフィ、アラブ諸国の王族たち・・・その後ろで糸を引いているのは、いうまでもない自由資本主義の国々。
悲しいかな、ビンラディンの登場は、もはや止めることの出来ないことだったろう。
力を持ったもののあくなき欲望が、他者の存在を脅かす。
ムバラク政権が崩壊し、混沌としたエジプトにあって、満を持しての感でムスリム同抱団が政党を結成した。
アフガニスタン、イラクに、軍事介入し治安維持と新政権樹立を後押しすべく、大量に人員・武器を投入したように、エジプトにも同様のことをするのだろうか。
エジプトは、市民の手で政権打倒した経緯もあるから、2つの前者と大きく違う。
せめてエジプト市民の人権侵害が起こらないよう、中立な立場の監視機関を設置するにとどめて、国の運営に直接手出しをしないで、注意深く見守るようにするのも、かえって内乱が起きないかもしれない。
リビア、チュニジア、モロッコ、シリア、どこも国が荒れてる。
これから、いったいどうなろうとしているのか。
ビンラディンを首尾よく亡き者に出来たアメリカ。
しかし、そこまで居場所を特定できたのなら、生きて拘束できなかったものか。
公の裁判を開くには、都合の悪いことでもあったのではないかなどと、勘ぐってしまう。
サダム・フセインのときも、あれよという間に処刑された。
この分では、カダフィも、裁判に掛けられることなく葬られるかもしれない。
ビンラディンにおいては、居場所特定の経緯もあって、以後泥沼の報復合戦に発展するやもしれぬ。
アメリカ・ユダヤ系の自由資本主義側と、反アメリカ・ユダヤ系自由資本主義とムスリムの終わりなき戦いに向かうのか。
冷戦のように、水面下での力の駆け引きなどで危うくもあった均衡をとどめた世界とは違う、容赦呵責のない憎悪のスパイラルに急降下している気がする。
世界が、破滅か、はたまた新しい秩序を求めて、変革のときを迎えている。
どうか、第二のプロメテウスの力を使わないことを、強く切望する。
そして、悪意のこもった貧者の兵器の使用も。