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rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

砂嵐が荒れ狂う日

2011-05-02 00:03:40 | 随想たち
今日の午後からは、激しい風によって砂嵐の様相。
まだ作付けをしていない乾燥した畑の土が、横殴りに吹き付けていた。
家は、風で揺さ振られ、木々は大きくしなった。
こんな日は、家の中でじっと過ごすしかないだろう。
窓から外を眺めていると、勇猛果敢それとも無謀なカラスが、飛ばされるように空を横切っていった。
カラスは、鳥類の中でも知能が高く、カラスの鳴き声に耳を傾けていると、鳴き方のバリエーションに富んでいて、言葉を使いこなすといわれている。
防災無線というもので、害鳥駆除の案内が流された途端に、カラスは姿をくらましてしまうことからして、人間の言葉をある程度理解出来るのではないか。
まず、自分たちが「カラス」という言葉で人間に呼ばれていることに気が付いたのだ。
経験則から、放送で「カラス」が連呼されたとき、猟友会によって自分たちの身に危険が降りかかると分かった。
それからは、姿をくらまさせることが可能になった。
しばらくして、そのこと気がついた人間によって「カラス」の言葉から「害鳥」に変えられたが、カラスはその上手を行ったのは、いうまでもない。
そんなカラスが、砂嵐の日にわざわざ飛ぶなんて、酔狂なカラスもいたものだ。
それとも、あまりの天候不順などが影響して、自殺的行為に駆られたのかもしれない。
遊びにしては、危険すぎると思うのだが。
ともかく、ひどすぎる砂嵐に、判断が鈍ったのであろうと、カラスが少し可哀想になったのであった。





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