たくまし可愛いい、ロボの戦い

乳がんと戦う、ロボの戦闘日記。
戦闘を離れた日常もつづってます。
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ふるさと

2005-02-04 | 闘病日記
先日、2月に入ってやっと診断書の依頼をしてきた!!
12月分を(笑)。あーそれでもよくやった!
そのためだけに行くのは面倒極まりなかったんだけど
やっぱ傷病手当金は月単位で分けたいし、
診断書を貰って会社に提出するだけで十何万ってもらえるんだから
おいしい仕事じゃないですか、なんて自分をノセて。
そして病院の近くの安いお肉屋で今回こそは!と買いだめ。
私はストック好きなのでうちの冷凍庫は肉やら魚やら野菜やら、
がんばれば冷凍庫の中身だけで2週間は過ごせると思う。

そして今日はおじいちゃんおばあちゃんのお墓まいりに行って来た。
お正月のおみくじの”健康”には「医者と仏を信じよ」と書いてあったので
お墓参りをして、あまり出向いてないことを謝ったりして。
富士山を楽しみにしてたのに、よく見えなくて残念!
私が幼少の頃を過ごした家や敷地はもう無く、
まわりは変わってないのにそこだけが新しい景色になっていた。

帰りにおじいちゃんおばあちゃんの家に寄った。
二人はもうこの世を去ってから何年も経つんだけど
ほとんど住んでたままで残っているので
今日、その家に二人が居ない事が不思議な感じ。
二人ともいつになったら帰ってくるのかしら?なんつて。
おじいちゃんが威厳をなくしながら死んでゆくのも見たし
おばあちゃんの心臓が止まる瞬間にも立ち会ったのに
あのときの記憶は風化してしまっているのかな?
今日とあの日が繋がりあるように思えない。
人の存在が「思い出」になるってこういう事なのかな?寂しい事だね。
おじいちゃん、おばあちゃん、思い出にしてしまってごめんね。

実は数ヶ月前、このおじいちゃんおばあちゃんの家に泥棒が入ったんです。
住んでたままと言っても金目の物は全く置いてなかったので
泥棒さんもガッカリしただろうね。
窓を割られ、荒らされただけで何も取られてない様子。
言葉は悪いけど、いい気味だわ。ごくろう様。
だって一度泥棒が入った事で、また来るかもしれない怖さや
他人が荒らしたっていう気持ち悪さがあるから
第一発見者である私のお母さんはこの家に来るのが辛くなってしまった。
私にとっても、幼少を過ごした家はもう無く、長く住んだ家ももう無く、
ふるさとといえる最後の暖かい場所はここなのに。
こんなに思い出のつまった家なのにさぁ、
他人に手垢どころかまさに土足で踏みにじられて
泥棒さん、悲しいよ。