この日は、これで切り上げ、帰路につくことにします。
山野堀公園に戻った地点が、聖天橋跡。
猪牙舟の模型が展示されていました。
猪牙舟は、江戸市中で使われていた舟で、御宿かわせみなんかにもよく出てきたなという印象があります。
ここ山谷堀は、新吉原へのアプローチになっていたと、前にも触れましたが、舟で行くのは、大変、贅沢なことだったとのこと。
舟の長さは約30尺、幅は4尺6寸。
舟の形が猪の牙に似ているからとか、長吉という人が考案し、ちょきと訛ったとか、語源については諸説あるとのことです。