りぞあかぶろぐ2
ココログで2006年から掲載してきたライフログ「りぞあかぶろぐ」の第2弾です。




 前回に引き続き、ブログキャラはお休みで。

 横網公園の一角にある幽冥鐘。こちらは中国の仏教徒の方々から贈られたものとのこと。

 震災の悲惨な凶報が伝わった中国では、杭州西湖の招賢寺、上海麦根路の玉仏寺で、念仏法要が行われたとのこと。

 各方面の回向が終了した後、「幽冥鐘一隻を鋳造して、之を日本の災区に送って長年に亘って撃撞し、此の鐘声の功徳に依って永らく幽都の苦を免れしめむ」と宣言。

 その後、中国で鋳造し、大正14年(紀元2585仏暦2469キリスト暦1940)11月1日に当地に運ばれたとの由。

 この鐘を安置する鐘楼は、昭和5年(紀元2590仏暦2474キリスト暦1930)に建てられたとのこと。

 一連の事業は、上海の王一亭氏による尽力があったそうです。

 その後、日本と国民党政府は戦火を交え、王氏も上海で亡くなります。第2次世界大戦後、国民党は共産党に敗れ台湾に。文化大革命では、中国仏教は弾圧されることになります。

 様々な時の流れがありながら、此の鐘はこの地にあり続けます。

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