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正義 vs 正義 !?

2011-12-08 07:58:38 | 思考の散歩
 今朝、ツイッターである画像がリツイート(回覧板みたいな物)されて来ました。

 また、それに対する反応も意見が分かれ、興味深かったのです。



 問題の画像はコチラ。




 それに対する反応は、視点的に様々でした。

●へぇ、カラスって食べるんだ。

●つまり、放置された状態から食べられている所まで黙って見ていたのですね。

●自然淘汰だ。

●カラスは飢え死にしてもいいけど仔猫はダメとは。人間も自己都合で動物を殺しているではないか。

●(貼紙に対して)素晴らしい行動。動物は『道具』や『物』ではない。

●避妊・去勢手術をさせれば良かったのに。手術で防げる病気もある。




 同じ写真に対して、これほど視点・目の付け所が変わった事は非常に興味深いです。

 そして、論点を『加害者として責めるべきか、正当な行動として静観するべきか』に絞りますと(それでも意味は分岐しますが)、それぞれの方が『どこに正義の定義を据えるか』によって意見が変わるのだな、と分かります。


 これはほんの例えですが、日本の戦国時代、尾張の織田家が三河の徳川家に『傘下に加われ』と打診したが徳川はこれを拒否、結果織田が三河へ攻め入ったとします。(史実関係なく、武将も便宜上当てただけなので、そこに意味はありません)

 織田軍視点では織田=正義、徳川=悪。
 徳川軍視点では織田=悪、徳川=正義。

 当然よくある話ですよね。
 ではこれを、論点を移しまして、併呑(へいどん)に焦点を当ててみます。

 今の二家を含めて、全ての国は『自国が併呑される・攻め入られる』のは堪りませんから、踏み入って来た勢力は全て『敵』であり、『悪』です。
 しかし、今現在『日本国』として統一され、政府が置かれ、他国と対等貿易出来ているのはこういった『誰かが天下を取る』と言う前提が必要になります。その視点では、天下人(てんかびと/てんかにん)は『正義』である、とも言えます。(もちろん、武家が天下を治める事に対する議論は別に発生しますが)



 人間、『正しいと信じる道を行き、固く揺るがない』のが美徳とされますが、実際自分が信じている『正義』は、果たしてどの視点で、どの立場で、どの時代で見ても『正義』なのか。

 自分が『悪』と見做される事は無いのか。

 それと知りつつ『自分が思う正義』を貫くのか。


 人間同士が衝突する時、どうしてもそういった問題が出て来ますね。
 鯨問題が良い例です。




 または、そう迷う事自体が『悪』なのか。





 はて、さて――――――――










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