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常識は、打ち破れるか!?

2012-01-09 10:28:49 | 思考の散歩
 「どうしたら常識を打ち破れるか」と考える人は、
  もう既に常識の枷に囚われている。



 以前、私がツイッター上で「発想の枠から飛び出したいなぁ」と申しましたら、他の方から返ってきたリプライが上の言葉でした。


 広告などはファーストインパクトで見た人の心を掴まなければならないので、しばしば常識に囚われた一般人の度肝を抜きます。

 まずは、そんな画像を並べてってみましょう。

 引用元はこちらです。
ゆっくりしていってね!!-ゆっくりライフハック、しませんか?-
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 さらに、動画をひとつ。


世界のクリエイティブ広告集



 こういった『常識を打ち破る発想』と言いますのは、我々一般人ではなかなか生まれて来ません。



 そこで、結構前に書かせて頂いた記事のお話に戻ってしまいますが、ファーストリテイリングユニクロ楽天が英語公用語化の方針を打ち出した影響(と思われる)で『就職したい企業』ランキング上位の常連から、嘘のように転落していった件で人材が『語学堪能型(文系発想型)』に画一化されていって企業力が落ちるのではないか、と以前申しました。

 人材と言う物も様々な種類のニーズがありまして、同じ会社でも昔から「年によって欲しい人材が違う」「周期的に求める人材像を繰り返す」なんて言われてました。

 コツコツ粘り強く取り組むタイプ、多少人間性に粗があっても強い牽引力を持った熱いタイプ、人の目が届かない所に目を光らせるタイプ、一分野に高く秀でた技術者研究者タイプ、様々な意見を上手に取り纏める調整タイプ、周りの気持ちを安心させられるほがらかタイプ…………などなど、その時の会社の状態によって「こういう人材が欲しい」と言うのは変わるので、もし同じ人間が同じ会社の面接を二年続けて受けたとして、片方は採用されて、もう片方は不採用になる事もある、なんて言われています。

 また、『社長に取って一番重要な仕事は、どの人材をどこに置いて適材適所を突き詰められるかである』と、昔聞いた覚えがあります。つまり、多様な人材が必要なわけで、時には『常識を打ち破れる発想力』を持った人材なくして会社の成長は望めない事もあるかと思われます。


 つまり、先程の『語学堪能型(文系発想型)』一辺倒では、企業として甚だ危険だと言わざるを得ません。語学は後からでも身に付きますが、『業界の常識に囚われない発想力』と言う物はなかなか身に付かない為、それが必要な場面ではどうしてもその為の人材が必要になってきます。

 以前の記事で、そのユニクロの快進撃がセブンイレブンに似ていると申しましたが、成長の過程でどちらも『業界の常識をブチ破る発想』の上に成り立っていたからです。同業他社が常識に則った理論・展開を進める中、「ええっ、そんな事するの?」と他社の度肝を抜かす発想で他を出し抜いていたわけですが、常勝・セブンイレブンの鈴木会長は部下に事ある毎にその発想を言って聞かせ、著書は全社員に買わせて読ませ、発想を叩き込んでみえました。

 タダで配らなかったのはおそらく「タダで配布されても真面目に読まないだろう。身銭を切って買った本なら、ちゃんと隅から隅まで読むはずだ」と言う意味だと思われますし、当然同業他社が読んで研究するであろう事を自社の社員が読まないのは甚だマズかったのもあるでしょう。

 しかし、英語公用語化で人材を絞ってしまったらどうなるのか。

 いえ、これは就職希望者がモノともせずに応募すれば全く問題は無かったろうとは思うのですが、意外なほど学生はこれを嫌いました。上は高くないと思った敷居が、下から見ると随分高かったようです。就職難の時勢にこれほど忌避されるのは余程の事でしょう。


 別に私は特定企業を貶めたいわけではないのですが、私が邪推して背筋が凍りますのはその面接に於いて、面接官と対峙するのは『番号が違うだけの同じ人材ばかりだった』なんて状況が生まれないか、と言う事なのです。

 入社時はまだ影響は余り無いのかもしれませんが、上司がだんだん定年を迎えて『その人たち』が会社を引っ張らなくてはならなくなった時。ただでさえ人間、トシを取れば常識の枠に囚われると言うのに、そこで同業他社を出し抜けるだけの発想を生めるのか、同僚はそれに同意出来るのか――――――




 他の分野が苦手でも、発想力に長(た)けた人材は採用時にしか手に入らない、と思うのです。









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