どうするどうなる原発再稼動！？

　何度も原発関連の記事を書いてきましたが、まだまだ、まだまだ驚くべき事実はどんだけでも出てきます。

　或いは、ようやくこうしてマスコミなどが報じるようになっただけ、事故直後から日本も進歩してきたのかもしれません。


　事故直後は国内で詳細な情報は隠蔽されてきました。その状況から戦時を思い出したという記事も読んだ事があります。
　つまり、事故後の『原発事故は収束しましたよー』ですとか、現在の『原発は安全ですよー』という情報操作が、第二次世界大戦末期の『敗戦を隠蔽して大勝利と報道させた』状況に酷似している、と言う事なのだそうです。


　実際、事故後に海外は独自に情報を得て解析・予測を立てていた中、国内では国民に情報の提供が十分行われず（これは政府も把握に時間が掛かった程、東電が情報を頑なに秘匿したからと思われる）、しばらくの間は『現場周辺の局地的な問題』と一般的に信じ込まされていたわけです。


　そこへ、『ＡＥＲＡ』が『関東一円、ヤバいんだぞ』と言う真実を投げかけました。当時、『過剰に恐怖を煽る、売り上げ至上主義のでっち上げ』と相当批判を浴びましたが、時を経て『こちらが真実だった』と国民が知り、批判した側はバツの悪い思いをする羽目になりましたね。


　ツイッター上のやりとりがこちらに纏められています。


AERA 「放射能が来る」を踏んだ人々


　最初の内は随分長い事、過激な批判が繰り返されました。変な意味で『盛り上がってしまった』感がありますが、それだけ国民は情報が得られていなかったのだと、今でも恐ろしい思いを味わわされます。
　一番下、『残りを読む』をクリックしていくとだんだん流れが変わっていきます。まるで、終戦前『大勝利したのに、敗北とは何事だ！ けしからん！！』と盛り上がっていた様子が重なるようです。


　それだけ、隠蔽されていたわけですが……隠蔽される（原発を擁護する）にはそれなりの理由も様々あったようです。


敦賀市長:細野原発事故担当相ら議員１１人に「カニ」贈る


関電子会社:賃料２倍で倉庫借りる　福井・高浜町議から


原発関連工事:高浜町議会副議長の会社が７億円受注


＜大飯原発＞関連工事　おおい町長が役員の会社が大量受注



　こんな感じで、原発が稼動すれば儲かる方たちが絡んでいるのは明らかですし、以前も書きましたがヤクザ社会に潤沢な資金も流れますので、稼動しないままですといろいろと突かれるはずです。
　あの手この手で原発マネーを動かしたい為、情報操作に躍起です。


原発再稼動の不都合な真実


　今のリンクが本日の目玉です。



　また、最近枝野氏の発言がいろいろ非難されていますが、私は出来れば枝野さんは責めたくないですねぇ……。

　震災後対応で最も国内で信頼を得た人気者、裏の権力者から見ればこれは国民からネガティブなイメージを植え付けられてしまった原子力産業を復興させる便利な道具にさせたくて堪らない所でしょう。一度打診を固辞した彼も、裏の大きな流れに逆らう術もなく就任させられ、『国民が非難しそうな事』は彼の口から言わされます。


　…………或いはもしかしたら、彼は『道具』たる立場に嫌気が差して国民に嫌われる道を取り、『俺はもう便利な道具として使えないぞ』と言う方向へ持って行きたいのかもしれない、とすら最近思えます。実際、彼でなかったら事態はもっと悪くなっていたことでしょう。



　『真の敵』は、表に出てきていないと思うのです――――――





　　←例のアレです！！ お気が向かれましたら。