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2ちゃんねるは、果たして悪か!?

2011-08-15 04:42:11 | 思考の散歩
 いや、自分もそんなに深く関わってるわけじゃないんで、なにがなんでも擁護する! とか、とことん叩いてやるぜ! というのは無いんですけれどね^^;

 でも結構、悪く言われること多いですよね~。偉いセンセー方が声高に叫ぶのは

『言葉が汚い』
『いいかげんな情報が飛び交っていて信憑性が無い』
『犯罪を助長する、悪のコミュニケーションだ』
『匿名性をいい事に、激しく他人を非難する』

といった所でしょうか。確かに否定しきれない物ばかりですが、偉いセンセーにしても、その方の個人的な価値観で善悪を簡単に断じて良いものか、ちと疑問が残ります。

 では、かる~くそれぞれ考えてみましょう。



・言葉が汚い

 いやいや、これは2ちゃんねる関係無いでしょうw
 子供から大人まで、昔に比べると一般的に言葉は汚くなってきてると、随分前から感じてましたねぇ。偉いセンセはだいたいイイ歳でしょうから、一般的に昔と比べて親が子供の口調を直させないことに眉を顰めていると思います。

 それも時代の流れとして受け止めるべきか、はたまた改めるべきか。
 そんな事は、文字媒体だろうが普段の会話だろうが同じですよね。ネットの口調を責めるのはお門違いで、普段の生活にこそ、論戦を張るべきじゃないでしょうか。



・いいかげんな情報が飛び交っていて信憑性が無い

 さて、これはどうでしょう。
 初期のインターネット社会では確かに、ソースも無く様々な情報が矛盾しながら飛び交いましたね。
 しかしもう騙されないぞ、とユーザーはみんな学習をして、怪しい情報には「ソース出せよ」とすぐ突っ込みが入るようになりました。また、情報を発信する会社や団体も格段に増えたこともあり、いいかげんな情報は看破されやすくなりました。
 「信じるも信じないも、あなた自身の判断で」といった風潮はむしろ、日本人の目覚しい成長だと思います。それをいまだに上記の理由で見下そうとするのは、逆に責める側が学習出来ていない、或いは情報を確かめる力量が不足しているのではないでしょうか。それとも、情報が飛び交うと何か困るような活動をされているのか……と、勘繰られる余地すらあるのでは。

 情報統制を厳しく管理したい中国は、例の高速鉄道事故でも様々な隠蔽を試みました。彼の国に2ちゃんねる相当のコミュニケーションが無かったら、もしかしたら国民は隠蔽に気づかなかったかもしれません。それこそ、公の情報自体が『いいかげんな情報』だったわけですね。



・犯罪を助長する、悪のコミュニケーションだ

 これはなんとも言えません。否定しきれるとは言いにくいですね。
 しかし、前述の鉄道事故の様に、逆に隠れた犯罪を掘り起こす浄化作用もあります。天網恢恢(てんもうかいかい)、疎にして漏らさず。悪事を働きたい者にとっては、真に都合の悪いネットワークですね。

 ただ、共犯者を募る(自殺含む)・犯罪の手口を知る・犯罪の対象を得る、といった点では助長の一端なのでしょう。明確に記録が残される事で、未遂に留める・犯罪の足が付く・対象とされない知恵を得る、といった反材料でプラスに働いていると信じたい所です。



・匿名性をいい事に、激しく他人を非難する

 要は、無責任に他者を容易に責めることが出来る、という点が問題なのでしょう。

 しかし、古来日本人は慎みを重んじ、『言いたい事(言うべき事)を上手く表現出来ない』民族だったので、海外では「日本人ははっきり物を言わなくて信用出来ない」と言われる風潮でした。匿名のズルさはありますが、バンバン思ったように表現する現代、海外からの印象は変わってきていますね。
 非難はともかく、匿名という仮面の力を借りて、自分の中から外へ、意思が出て行く様になったのは大変な成果だと思っています。

 問題は『自分でちゃんと考えて、意思を表現しているか』じゃないでしょうかね。
 人間は自分以外に攻撃対象を得て、所謂『フルボッコ』をする事で、自分を相手より高い位置に置いて安心する心理がありますよね。イジメが無くならないのも、その本能により繰り返されるのでしょう。匿名となれば、尚更勢いが付きます。差別発言が横行するのも避けられません。

 ちょっと細分化しましょう。



『個人 対 個人』の場合

 お互いの素性を知らない人同士の非難。
 考え方・感じ方は十人十色、実際百人で百色と言っても過言ではない程、意思という物は千差万別で、尚且つそれぞれがお互いの中で『正義』なわけですよね。
 自分と違う考え方・感じ方を否定しないと、逆に自分が否定されてしまう事を本能的に恐れて、相手を攻撃してしまいます。相手を否定する事で『自分は、正しい』と安心するのでしょう。

 では、こういったコミュニケーションが無ければどうなるか、と言うと…………自分の中、インナースペースだけで考えを巡らせる事になりますね。これは結構危険な事です。うつ病の方がなかなか立ち直れないのも、自分の中で出す答えに拘泥してしまうからなんです。
 自分の考えを誰かに言う。それを受けた相手が、反論かもしれないリアクションを返す。また、自分がそれに対するリアクションを相手にぶつける。こういった『意思のキャッチボール』という物は、健全な思考の為に非常に大事なのだそうです。

 リアルの世界ではなかなか円滑にキャッチボールの出来ない方が多い現代、罵詈雑言と言えど活発にコミュニケーションが得られるのは貴重な場だと思います。



『個人 対 有名人(団体)』の場合

 ニュースの記事やテレビ等を見ながら、平行なベクトルの非難。
 まぁ、プロ野球選手がエラーして、テレビに向かって「バカヤロー!」と怒鳴る、ビールで顔が真っ赤になったオヤジさんと原理は同じです。つまり、2ちゃんねるどころかインターネットが無かった頃からある事ですよね。

 特に、何かしら成功した(と見なされる)立場に対して熾烈な攻撃をし、同じ意見の者同士で共感するケースは無駄にエスカレートします。対象は、ある時は成り上がった大企業のトップ、または国会議員、または政党。情報の溢れた現代ですから、もちろん論拠を持って痛烈に非難をし、しかも自分に対する直接的な反撃は来ない為、言いたい放題にイジれます。

 大コンツェルンの御曹司とか、生まれた時から約束された成功者はだいたい閉鎖的な情報障壁に守られている為、攻撃を受けるのはまず成り上がりです。つまり、攻撃対象は元々自分と同じスタートラインから足を踏み出したわけで、相手はそれを伸ばしただけ、そして自分はスタートラインから伸ばさなかっただけ。社会に出ればそれに気づくようになるでしょう。
 ただ、大勢に身を置いて『自分は正しい側なんだ』と安心する追従型もみえます。思考を停止させて、他者に口を揃えるのは正直感心出来ませんが……

 偉いセンセの中にも、ビールを注ぎながら『バカヤロー!』とぶち上げた方はみえるでしょ?^^;
 ストレス社会のガス抜きと思って、勘弁してあげて欲しい所ですw






 匿名性の無法地帯と断ずる向きもあるかと思います。
 しかし、匿名のおかげで成り立つコミュニケーションもあると考えます。

 >>3は、中学校に通う、どこにでもいる子供だった。
 >>7は、息抜きを兼ねて板を覗く、中小企業の社長だった。

 連なって行くレスで言い争った二人は、小さな間違いに気づいた>>7の「ごめん」で和解し、
 >>3の「こっちも言い過ぎた」で場は収まった。

 「まぁさ、どっちも正しい所とおかしい所があったんだし、これからは仲良く行こうや」と継いだ>>179は
 子供を保育園に送って帰ってきたママだった。

 匿名性が無かったら、お互いの顔と身分を知っていたら、
 ここまで素直に収まらなかったのかもしれない。


 『>>1000なら円安に戻る』



 >>1000は、どんな人なのだろうか――――――







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