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中国事情から学ぶ対人コミュニケーション

2013-02-14 23:53:31 | 思考の散歩
 まずは記事を御覧頂きたいと思います。

 例の、今問題になっていますレーダー照射について、中国はこういうことだったのだというお話です。



中国艦船のレーダー照射を「面子」から考える (1)


中国艦船のレーダー照射を「面子」から考える (2)



 なるほどなぁ、という感じがしますね。

 あの一件から、今まで群がっていた船が一斉に引いたことですし、「さすがにマズかった」という上層部の焦りも垣間見えます。


 しかし、それでも「ごめんなさい」が出来ない事情があった、という解りやすい記事でした。



 で…………これ、会社などでの人間関係にもあると思うんですよね。

 上司にもプライドがあって、体裁というものもあるわけで、下からガンガン突き上げても
「言われんでも解っとる!!」
と、跳ね除けられた経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。



 私も振り返って、あの時のは……やりようがマズかったなぁ、と思い出される事もございます。


 テレビドラマや映画なんかですとね、下っ端が「物分りの悪い上司」に強く当たって、反発を食らいながらも実力を認められていくなんてストーリーが散見されますが、現実はそんなにうまく行くものではありませんし、どちらかと言えば、そんな上司も納得できるような話の持って行き方がよりベターだと思います。言われて気付いたとしても
「目下の者に言われたくない」
と反射的に構えてしまうのは、人間ならば仕方のない事なのでしょう。


 リンク記事にありました中国の件も、現在世界から市場を期待される中国が、落ち目の日本に対して「目下」と捉えていても不思議ではないはずです。

 また、歴史的に見ても、日本の文化は中国にルーツを辿れるものも多く、謂わば中国にとって、日本は息子(娘)のようなものなのかもしれません。


 世界的に見ても長い歴史を持ち、かつては『眠れる獅子』として世界から一目置かれていた中国ですから、経済的に追い抜いた(と言っても国民一人あたりの計算では全然日本の方が優位ではあるのですが)日本に対して、照射が事実だと判明しても、そのまま頭を下げてしまうのは、国民感情としてありえないのでしょう。


 昔、私が上司に対して事を荒立ててしまった反省を思い起こせば(それでもこちらが正論・正攻法だったと自負していますが、後から思えば上司の面目を潰してしまった)、日本の対・中国政策も、静かになった尖閣周辺を見て相手の心情を察し、お互いの面目が潰れないような『落とし所』を探れればいいなぁ、と思うのです。






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