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頭を打つと、愛すら忘れる!?

2011-10-31 21:30:09 | 徒然の日常
 突然思い出しました。
 むか~~し、取引先の方が語って下さった体験談。


 何が原因かは忘れてしまいましたが、頭を強く打ったんだそうなんですよ。
 そりゃあもう、命に関わるんじゃないかってぐらいの強打だったようです。

 お話を伺った頃にはもう、ほとんど回復してみえたそうなんですが、どうやらその事件で脳の記憶回路が狂ってしまったようなんですよ。

 よく漫画なんかであるような、それまでの記憶が無くなったと言う類の物ではなくて、新しく記憶した物を脳みそのメモリーに長期間保存しておけない、と言う事だそうです。


 人間の記憶って、いくつかに分類出来ると聞いた事があります。
 その人の価値観で、入ってきた情報の『重要度』を無意識のうちに決め、『その情報をいつまで保管しておくか』に反映されるのだそうで。


 例えば、あなたが道を歩いているとします。

 信号待ちで、車が50台通過しました。
 あなたはいちいちその50台を覚えていません。これは『重要度の低い情報』として、一旦目に飛び込んで脳が認識した後すぐに記憶から消去されるからです。そうでないと、メモリーがいっぱいになって大変な事になってしまいますねw

 車好きなあなたは、その50台の中でかっこいいスポーツカー1台が印象に残りました。
 これは少し重要度が上がるので、忘れるまでの時間は延びます。あなたが車が好きな程、あなたの好みにマッチする程、その情報の重要度(興味度)は上がり、記憶が消去されるまでの時間は比例して延びていきますね。特に印象に残れば10年ぐらいは平気で覚えてたりします。

 信号待ちの間に、1台が運転を誤って歩道に突っ込み、事故になりました。
 これは印象が強いので記憶されている期間が長くなります。また、さっきのスポーツカーだとさらに延び、車が自分に近づいて危ない程、さらに忘れられなくなります。運転者が知人だともう一生忘れないかもしれません。
 そうやって、複合的に情報の重要度が上がれば上がる程、記憶は脳みそのメモリーに長く留まるわけです。


 で、先程の方なのですが。

 情報の重要度に関わらず、入ってきた情報が次から次へと消去されてしまう、と言う状況になってしまいました。
 仕事の都合で高速道路に乗っても、乗る時には「ここで乗って、どこそこで降りる」と覚えていても、高速道路を走っているうちに「どこで降りるのか」を忘れてしまうんです。
 なんで、当時は常に車の中に大きなメモ用紙を置き、どこのインターで降りるのか、でかでかと書いていたのだそうです。

 まぁ、医者に言われた通りだんだん回復されたようですが、全く恐ろしい話でございました。
 自宅で待ってみえる奥さんが、帰るなり旦那に「あんた、誰?」なんて言われたりしたもう、立ち直れないショックを受けますよね^^;




 あ、ついでにおまけですが。


 今の方、塗装の会社を取り仕切ってみえる方なのですが、その方が言われるには

「僕、ATMでお金を下ろせないんですよ(´・ω・`)」

だそうでして。
 いえ、別に決して隠しカメラが怖いですとか、極度の数字恐怖症とかではないんです。

 塗料って結構肌にキツい物を使っているので、常時そういった物に触れているうちに指の表面がおかしくなってしまい、ATMのタッチパネルを触っても反応してくれなくなっちゃったらしいんです。
 どうしてもって時には、指サックを使ってなんとかって感じらしいのですが、現在のブームになっているスマホなんか、どうしようもないんでしょうねぇ………………。



 あ、今日は特にオチはないです(・・)

 かれこれ10年ぐらい前に伺ったお話ですが、急に思い出しましてw
 長く覚えている、と言う事は私の中で結構重要な情報と認識されていたようでございます^^;






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