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りんのお散歩

一児の母になりました。
のんびり、ときに激しく語ります

大人のジブリ飲み

2013-08-09 17:59:55 | ひとりごと


ジブリ大人組が飲み会を開いたようです。

ってことで、この素晴らしい~絵についてとにかく今から語りたいのですが、まずは何をおいてもお伝えしたい!まずは!


右下ぁぁぁ!!!


酔って寝ちゃったサンに毛布?服?サンがいつも身につけてるアレ?を掛けてあげるア  シ  タ  カ  !!!



優しいー!期待を裏切らない優しさのアシタカ!優しさを初期装備してる安定のアシタカ!



いや、アシタカは基本すごく優しくて、だけど優しいだけじゃなく厳しさもあって…そんな所が私の眠れるMゴコロをくすぐるというか(←なにいってんだこいつ)、優しい人であることより先にきちんと太い正義を持っている…そんなところがたまらなく好きなのですが!

でも今回はそんな堅苦しいこと抜きにして、とにかく優しさにあわわわわしました


そしてなんと言っても膝枕だよね。ええ膝枕的な。膝枕。なんとまぁまごうことなき膝枕。

……


ひっひっひひひひざまくらだとーーー!
もうあれですか、あんたらそうですか、ダメだもうこれダメだこの衝撃が大きすぎてこの先何が起きても鼻血しかでないわ



とにかくけしからん公式でやれ










さて、

そして私が何をおいても大好きな耳すまキャラ…はハタチ超えてないからこの場にいないので、同じく何をおいても好きな紅の豚のポルコ!


は、

ムスカ様と何があったか殴り合いの喧嘩中…

ポルコはさぁ~、実はそこまで血気盛んってわけでもないんだけど口が悪すぎるから基本いつも誰かと喧嘩してるよね…。諌め役のジーナさんも今日は遠くの席で口説かれ中だし笑

でも私は、毎回のように言ってますが紅の豚の「登場人物のほとんどが大人だからこその、立ち入って良い領域と触れてはいけない領域をわきまえた他人との接し方」をそれぞれが知っている…という点が好きでたまらないので、この一枚絵のポルコとジーナさんの距離感も好きだったりします。
多分この飲み会ではお互いに一言も会話などはせず、帰りも別々に帰ったんだろうなー。

で、後日ジーナさんのバーで


「お前、この間はあのナンパ野郎に送ってもらったのか?」
「あら?あなた私があの人に送ってもらえばよかったって思ってるの?」
「…あの野郎が女を家までエスコートする程度には甲斐性があるやつなのかどうか聞いてるだけだ」
「一人で帰ったわ。もう一人の甲斐性無しがいつまでたっても全然来やしないんだもの」
「…そうかい」




みたいなーーー!
そういうやりとりがあったことを希望!強く希望!
これ、このやりとりが飲み会から少し日がたってからあるってのがポイントですからねー!ひいいいぃもうやだ公式でやってーーー!


ちなみにここにはいないけど耳すまの聖司くん雫ちゃんペアは、紅の豚の二人とは逆で、むしろ明確な待ち合わせをしたわけではないのに帰りにちゃんと二人で帰るであろうところにニヤニヤがあります。それぞれ理想の形は違うんですね。うーん、みんなちがってみんないい。






などなど

その他にもソフィーを口説くハウル様(なんてったってキムタク声)とか、お酌し合うオキノ父や草壁父などなど楽しそうで何よりです。オキノ父に関しては映画の中では存在が空気なので(いや良い父だけれども!)特段気にかけたことがあまりありませんでしたがこう見るとなんか凄くいいですね。また草壁父に関しては子供達の目線に並んで物事を見ようとし共に感動してあげられる素敵な人だと思っているのですが、こうして居酒屋にいる姿はなんだかちょっとしたガス抜きみたいで凄くいい。家に帰れば妻の看病と二人の娘の子育てと仕事と…と忙殺される毎日だからね。ただこの人の場合そんな毎日がまた楽しそうなんだけど。



あと面白かったのが、エボシ御前。私はもののけ姫についてはとにかくアシタカ一択なので、エボシ様は苦手っていうかこいつ絶対友達いないよなとか思ってたんですが(下の人間には尊敬されて慕われても、友達って存在はいなそう)、おー確かにエボシ御前ってクシャナと友達になってそう!となんか納得した。

エボシ御前は全然好きにはなれないけれど、立場が変われば正義も変わるから、彼女だって正義のために生きる人間だとわかってはいます。だから私の思いはまさにサンと同じ、「アシタカは好きだ、だけど人間を許すことは出来ない」、これに尽きます。
つまり「アシタカはすごく好きだけどさ、エボシ御前ほか人間たちは、サンの側の正義から見て許すことはできないよね」というジレンマがあるわけです。好きとか嫌いじゃなくて。

でもアシタカは「それでもいい。私はタタラ場で、サンは森で、…共に行きよう。」と強く受け止めてくれます。

共に生きる、というのは、手を取り合って助け合って生きることだけを指すのではなく、そこにそういう存在があるということを「知っている」ということなのかな、と思います。
【自分と違う立場や考え方を持つ存在がそこに在ることを知っている】それが共生ならば、わかりあうことはできなくても、共に生きて行くことはできる。そういう風に私が思えるようになったアシタカの優しくて強くて…そしてやっぱり厳しい、彼らしいこの言葉が私は本当に好きです。





などなど、ね。

言いたいことは尽きないのですが、とにかくこれを描いてくださった方にありがとうと言いたい。これが、こんなにうますぎてツボをつきすぎているこれが公式じゃないって本当どうなってんの。作者の方、本当にこれを描いてくれてどうもありがとうございます!


ジブリアニメというとどうしても、子供主人公が空気を読まずにひた走り、正義も信念もなく今楽しい方だけを選んでそれをなぜか諌めない大人たち、みたいなイメージが強かったのですが(それただのポニョの感想)
挙げ句の果ては、ここからストーリーが始まるんでないかい、というところでブツ切り、得るものはひとつとしてなく損失は計り知れないほど多かった(鑑賞時間とかレンタル代金とか)イメージが強かったのですが(だからこれただのアリエッティの感想)


なんだかんだ言ってもやっぱり私ジブリが好き!悔しい!好き!

思えばコクリコ坂も最高だったので、たまに良い作品に巡り会える、そんなギャンブル的要素も含んだジブリ作品。飴と鞭を巧みに使って心を弄び掴んで離さないなんて、完全にろくでもない男の手管の見本みたいな仕打ちだと思いますが、現在公開中の風立ちぬは果たして鞭なのか飴なのか…まだ観ていないので少しドキドキしながら鑑賞しようと思います。ドキドキ













最後に。
不必要かもしれませんが答え合わせ(#^.^#)


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