それでも都立病院の救急外来に連絡をとった。担当医が電話に出たので病状を説明した。「今、少し混んでいるので待てますか?」と聞かれたので「あ~全身状態は安定しているので、まあ待てると思います。すみませんお願いします」といって電話を切った。紹介状をもたせてこのまま都立病院にいくよう患者さんに伝えた。たぶん自分の思い過ごしかもしれない、都立病院の医師からは「救急で送ってきて大げさだなぁ~」と言われているかもしれないともおもった。ところが翌日である。そこの都立病院の外科の医師から電話があった。「昨日、待合室でお待ちの最中にショック状態になりましてCTなどの検査をしたらS状結腸穿孔が疑われたので緊急手術となりました」とのこと。正直「えっ? まさか? そんなにあっという間に状態が悪くなったの?」であった。本当につい数分前までは痛みはあるが自制内で外来のイスに座って待っていたそうである。