吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

猛暑 その1

2022年06月30日 06時00分08秒 | 日記
 6月にしてこの猛暑です。こんな猛暑だとかならず熱中症でお亡くなりになる方がいらっしゃるのが残念です。予防できる環境疾患なのでとにかくご自身でご注意していただきたいです。一方、電力供給危機も言われているので、ちょっと冷房も抑えないといけないのですが、抑えると熱中症も増えるので痛しかゆしですね。近年の日本の夏は酷暑なので電力需要がうなぎ登り。再生可能エネルギーに向けて世の中が進むようですが、でも確かに原発がないとやっていけないような気もします。いまだ原発事故の後処理も終わるはずがないので、今後どうしたら・・。
 ちなみに電力ダウンしたら電子カルテが使えないので診療停止になります。それだけは何とか回避してほしいのですが。今、採算性の問題で稼働停止している火力発電はこんな時こそフル稼働させてほしいのですが。
 とにかく、この暑さから身を守るのはご自身ですので何とかして乗り切りましょう。

都の酸素ステーションへ出張 その3

2022年06月28日 06時12分45秒 | 日記
 抗体療法はやはり新しい薬なのでみなさん副作用とかアレルギーとかが心配なようです。そうでしょう。でも副作用もたまに点滴中の悪心程度であり、もちろん発熱なども当然起こりうる副作用です。
 不安をとるために「分からないこと、不安があれば何でも質問して下さい」というと、「何だかよく分からないことが不安なんだ」と言われました。具体的なものではなく漠然とした不安には答えようがありません。
 こちらが分かることには何でも答えましたが、「今まで全国でこの抗体療法は何人にやったんだ?」と聞かれました。これは知りません。でもかれこれこのステーションが始まって1年たちますが毎日何人もの点滴をしています。このような数値の質問が飛んでくるとはおもいませんでした。
 やはりコロナワクチンでマスメディアが散々「副反応は怖い」と脅かしたツケがあとを引いているんでしょうね。マスメディアの功罪だと思います。

都の酸素ステーションへ出張 その2

2022年06月27日 04時51分52秒 | 日記
 さて業務内容ですが、療養中のコロナ陽性者で抗体療法を希望される方をステーションの車で迎えに行って収容、点滴します。点滴前に抗体療法について説明し、納得されてから同意書にサインを頂きます。それが医師の仕事のうちで大きな仕事です。
 多くの患者さんが誤解されているのは「点滴が終わるとすぐにコロナは治癒して明日から仕事に行ける」というものです。まずはこの誤解から解く必要があります(結構根強い誤解)。
 これは罹患後1週間以降における重症化、つまり肺炎悪化や血液凝固異常やらの致死性の合併症の発症予防のためのものです。つまり重症化して医療をひっ迫させないための治療ということになります。
 話をすると「え~、予防? なんだ治すんじゃないんだ」とガッカリされる患者さんもいます。
 でも重症になるよりはいいと思うのですが。


都の酸素ステーションへ出張 その1

2022年06月25日 05時26分30秒 | 日記
 6月15日、都の施設である「都民の城」に設置されている酸素ステーションに1日勤務してきました。
 ここはコロナ感染で自宅あるいは宿泊療養している患者さんのうち、少し酸素吸入が必要そうな患者さんを1泊で収容する施設です。もちろん医療施設ではないので診断設備や医療設備はなく酸素吸入のみをするものです。最近6波がおさまりつつあるので、酸素投与が必要な患者さんはいませんでした。その他の業務としては、コロナ陽性者で抗体療法を希望される患者さんに点滴し、1泊経過観察するという業務があります。
 まずこの立派な建物ですが、以前は岡本太郎のモニュメントで有名な「子供の城」でした。しかしどうも最近「都民の城」に変更になったようです。確かに青山の一等地です。周辺にご家族で居住されるには生活費の高い所なので利用が少ないため、もしかしたら子供の遊戯施設?としては立地条件がよくなかったのかもしれません(推測ですが)。あるいは少子化のため政策変更で別の目的にしたのかもしれませんが。

「NHKの番組撮影中です」尾瀬の木道でスタッフが観光客を足止め SNSで情報拡散 その4

2022年06月24日 05時38分58秒 | 日記
 またNHKの見解で、「安全に配慮したため一般の方に協力をもとめた」とありますが、これもいいわけでしょう。「安全を確保するためではなく自分たちの撮影を優先するために交通遮断し、その結果木道を渋滞させ危険にさせた」のですから。言い訳の常套手段は「周囲の方々を守るためにやった」とすり替えをすることですね。ここは誤魔化されないようにしないといけません。
「不快に思われた方々」とありますが、ハイキングを停め置かれて待たされたら快く思う人はいません。これも失礼です。そして「今後不快に思われた方々の声を受け止め番組作りに生かして」って番組作るのが最優先なのでしょうか? 
 番組作るためには人に迷惑をかけてもよいという選民意識が感じられます。嘘でも(嘘じゃ不味いけど)とりあえず「大変ご迷惑おかけしました。申し訳ありません。再発防止策を検討します」って通常のリスクマネジメントでは言いますが、それすらありませんでした。 
 結局、取材方法の問題点を改めようという意識がないので、ちょっと残念ですね。また今後も同様なことを確信犯的に起こすでしょう。

「NHKの番組撮影中です」尾瀬の木道でスタッフが観光客を足止め SNSで情報拡散 その3

2022年06月23日 06時17分01秒 | 日記
6/10(金) 16:55配信 弁護士ドットコムニュース
 NHKの見解をみると謝罪はありません。つまり自分達に非を認めていません。これでは一般市民の誤解を招くでしょう。
 まずは、撮影申請の際、正確な撮影方法や現場での活動態様を行政に申請していません。つまり虚偽の申請による撮影です。申請を受けた行政部署も及び腰です。NHKに対して「虚偽申請のため今後一定期間NHKの撮影を許可しない」とか通常は言うと思われます。しかし「トラブルの話は聞いていない」と関係性を回避しています。これではトラブルの話さえ聞かなければ虚偽申請してもよいことになります。
 監督する立場の地方行政部署も「事なかれ主義」ですね。NHKとズブズブの関係なんでしょう。これが私的団体の申請だったらたぶんもっと「虚偽申請ですので今後貴団体の当地における活動は・・・」とか制限するのでしょう。やはり天下のNHKですね。
 足止めされて帰宅のバスに間に合わないといった登山客はどうなったのでしょう?

「NHKの番組撮影中です」尾瀬の木道でスタッフが観光客を足止め SNSで情報拡散 その2

2022年06月21日 06時16分51秒 | 日記
6/10(金) 16:55配信 弁護士ドットコムニュース
 しかしながら木道を通行止めにするような撮影については「まったく把握していなかった」という。 同事務所としては、撮影は「一般の通行の妨げにならないもの」であることが前提だったとしており、もし木道を通行止めにするような撮影を予定している場合には「事前に伝えていただきたい」と話した。なお、今回の件に起因するトラブルなどは把握していないという。
 ●NHKの見解 NHK広報局は、弁護士ドットコムニュースの取材に対し、「6月19日(日)BSプレミアムで放送予定の初夏の尾瀬をテーマにした番組に向けた撮影で、必要な許可を得て行っていました。ただ、スペースに限りがあることから、安全などに配慮し、訪れた方々にご協力を求めることがありました。不快に思われた方々の声を受け止め、今後の番組づくりにいかして参ります」と回答した。(弁護士ドットコムニュースより)

「NHKの番組撮影中です」尾瀬の木道でスタッフが観光客を足止め SNSで情報拡散 その1

2022年06月20日 06時28分28秒 | 日記
6/10(金) 16:55配信 弁護士ドットコムニュース
 福島・栃木・群馬・新潟の4県にまたがる自然豊かな尾瀬国立公園内で、NHKの撮影スタッフと思われる人物が「只今NHKの番組の撮影中です。10分少々お待ちください」などと書かれたボードを持って、ハイキングしている人々を足止めしていたとする画像がツイッターで投稿され、話題となっている。尾瀬の木道は、人による湿原への踏み込みを防ぎ、自然を守るために整備されている。木道の中央で進路を塞がれた状態だと、木道から外れずに先に進むことが難しくなる。渋滞している状況になったのもそのためだと思われる。
  投稿者は、「私たちバスの時間があるんです。早く通してくださいと怒声」と投稿。現場は騒然とした状況になっていたようだ。 同公園を管理する関東地方環境事務所は、弁護士ドットコムニュースの取材に対し、「NHKから事前に6月8日の撮影に関する連絡はあった」と回答。 撮影時の一般的な注意点のほか、「ドローンの撮影がメイン」と聞いたため、ドローンを飛ばす際の注意点などは指導していた。(弁護士ドットコムニュースより)

小太りが長生き??

2022年06月18日 06時16分15秒 | 日記
 6月10日のTV情報番組で、ある開業医が出演し「小太りのほうが長生きです。コレステロールの下げすぎはよくありません」と言っていました。しかし説明が足りないと感じ誤解を招くと思われます。
 確かに太りすぎもダメですが痩せすぎも寿命が短い。これは事実。なので両者の間の「小太り気味がよい」「歳をとったら食べなさい」って言うのですがこれは誤解を招きます。
 要は「筋肉量の少ない人」が病気の回復力などが弱いということです。ただの「小太り」ではなく、筋トレや良質タンパク摂取で筋肉量を増やして体重増加させないとダメなのです。
 しかし年齢が行くとそう簡単に筋トレなんかやってくれません。やってくれたとしてもそう簡単に筋肉量が増えるわけではありません。ただたべて小太りになっても脂肪太りなので逆効果です。
 ただ体重のみ増えればいいようなニュアンスなので誤解されるでしょう。
 たぶん今後、外来では「えっ? コレステロールは下げちゃいけない、太り気味がいいってTVでいってたよ」という患者さんが絶対いらっしゃるでしょう。TVバラエティでの伝え方は難しいですね。

【速報】東名あおり運転死傷事故で懲役18年実刑 横浜地裁「危険運転罪は成立」石橋被告「非常におかしい」即日控訴へ その3

2022年06月17日 06時27分44秒 | 日記
6/6(月) 13:36配信 FNN プライムオンライン
 悲惨な事故。そして拙劣な地裁の公判手続きでした。そのため高裁から再戻し裁判が命じられて、そして再度の地裁判決結果である懲役18年の実刑判決がでました。しかし被告側は即日控訴しています。
 被告は「自分は人が死ぬようなことはしていない」と述べています。確かに追突したのは別のトラックです。しかし高速道路の追い越し車線に無理やり停車させたら後ろから追突されるのは必定です。
 人を崖際にまで追い詰めて八方ふさがりにし、その人が逃げ場に困り崖から飛び降りたことに対し、「いえ私は人が死ぬようなことはしていません」と言っている場面を連想しました。社会通念からこの行為をどう判断されるでしょうか。被告弁護士も同様です。この弁護士が無罪を主張しているので、この弁護士に対しても疑問を感じます。
 今後、高裁の判決を注視したいです。

【速報】東名あおり運転死傷事故で懲役18年実刑 横浜地裁「危険運転罪は成立」石橋被告「非常におかしい」即日控訴へ その2

2022年06月16日 06時02分17秒 | 日記
6/6(月) 13:36配信 FNN プライムオンライン
 危険運転致死傷などの罪に問われた石橋被告は、これまでの裁判で「自分は事故になるような危険な運転はしていないし、人がけがをしたり、亡くなったりする事故はしていない」として、「危険運転罪」については無罪を主張。 また「相手の車が減速して止まって、自分も減速して止まった。相手が先に止まった」と事故当時の状況を説明し、萩山さんの車を高速道路上に停止させたことを否定した。弁護側も、後続のトラックに過失があったと主張している。
 一方、検察側は、「執拗かつ危険で悪質な犯行」として懲役18年を求刑していた。 きょうの判決で横浜地裁は、「死傷した結果は、妨害運転の危険性が現実化したものと言える」として「危険運転致死傷罪は成立する」と判断し、懲役18年を言い渡した。
 法廷で石橋被告は、椅子に深く腰掛けたまま、判決文の読み上げを聞いていた。 石橋被告をめぐっては、2018年、横浜地裁が危険運転罪を認定して、懲役18年の判決を言い渡した(求刑・懲役23年)。
 しかし、控訴審で東京高裁は、裁判の手続きに違法な点があったとして、一審判決を取り消して、審理を差し戻した。このため今年1月から、横浜地裁で”異例”の裁判のやり直しが行われていた。(FNN プライムオンラインより)


【速報】東名あおり運転死傷事故で懲役18年実刑 横浜地裁「危険運転罪は成立」石橋被告「非常におかしい」即日控訴へ その1

2022年06月14日 05時52分11秒 | 日記
6/6(月) 13:36配信 FNN プライムオンライン
 5年前、神奈川県大井町の東名高速で起きた、あおり運転死傷事故の差し戻し審の判決公判が、午後1時半から開かれた。横浜地裁は、危険運転致死傷などの罪に問われた石橋和歩被告(30)に対して懲役18年の実刑を言い渡した(求刑・懲役18年)。争点だった「危険運転罪」の成立を認めた。弁護士によると、石橋被告は、判決について「非常におかしい。自分の述べたことをちゃんと理解されていないのは、とても残念だ」と話していて、即日控訴する意向だという。
 起訴状などによると、石橋被告は、2017年6月5日、神奈川県大井町の東名高速で、車を運転中に、萩山嘉久さん(当時45)の家族4人が乗ったワゴン車に、あおり運転を繰り返し、高速道路上に車を停止させたという。 そこに後続のトラックが突っ込み、萩山さんと妻の友香さん(当時39)が死亡し、娘2人が負傷。石橋被告もケガをした。
 事故直前、近くのサービスエリアで、石橋被告は、車の駐車位置をめぐって、萩山さんから注意され、そのことに腹を立てて、あおり運転に及んだとされる。高速道路上で車を降りた石橋被告は、歩いて近づき、萩山さんの胸ぐらをつかむなどした所に、トラックが突っ込んだという。 (FNN プライムオンラインより)

ホラン千秋 「知床観光船事故」社長「なんでもしてあげたい」に「この発言の仕方はいいんだろうか その2

2022年06月13日 06時04分37秒 | 日記
 今回のこの事件は100%この運航会社に否があります。運営方針や労務管理にも問題があります。それは万人が認めるところです。もちろんどんなにつくしたところであっても、記者会見では徹底的にたたかれます。どんなに模範解答の対応をしても叩かれるのはしかたないです。
 でもこの言葉尻だけをとらえて、「言い方が不適切」というコメントは如何なものでしょうか? 確かに「(家族に対して)何でもしてあげたい」という文言は他人事のように聞こえます。でも言い間違えかもしれません。この一言だけをとらえて誠意がないと判断はできません。
 この文言を非難した彼女は、芸人コメンテイターであればしょうがないが報道番組のキャスターです。 いずれにせよ言葉尻だけをとらえ世の中の意見に便乗し、被害者の味方的な雰囲気を出しているような感じがしました。報道キャスターであれば、逆に「言葉狩り」をしないほうがいいと思いますが。

ホラン千秋 「知床観光船事故」社長「なんでもしてあげたい」に「この発言の仕方はいいんだろうか その1

2022年06月11日 06時32分36秒 | 日記
スポーツニッポン新聞社 4月28日
 タレントのホラン千秋(33)が27日、キャスターを務めるTBS系「Nスタ」(月~金曜後3・49)に生出演。北海道・知床半島沖で起きた乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU1(カズワン)」の遭難事故で、運航会社「知床遊覧船」(斜里町)の桂田精一社長が記者会見を行ったことについてコメントした。
 ホランは「会見の冒頭で、『ご家族への皆さんの説明会の後どう思いましたか』という風な問いに対して、『なんでもしてあげたい、あらゆることをしてあげたいと思った』と。その『あげたい』という言葉尻を取るのが正しいのかどうか分からないんですけれども、やはり当事者なのであって、責任は会社にあるということを考えますと、すべてのことをするというのは、まあ最低条件なわけですよね。そのことを考えると、この発言の仕方は本当にいいんだろうかという疑問がわいてきました」と語り、やるせなさをにじませた。

フルーツサンド1000個製造も「取材ドタキャン」 「助けて」店舗スタッフの悲鳴拡散、日テレが謝罪 その4

2022年06月10日 06時07分23秒 | 日記
 うちでの話である。
 突然、制作会社の人が診療中にきて「○○の番組内で使う映像を今すぐとらせてくれ」と言ってきた。話をよく聞くとうちへの取材ではなく、番組内でのインサート映像として診療風景を使うのであり、うちのクリニック名がでるわけでもなく、また「患者さんにはカメラ撮影の許可もとっておいてくださいね」と高飛車極まりなかった。
 もちろん「おとといきやがれ」と丁重にお引き取り願った。とにかく常識がない。
 今回のフルーツサンド店取材の詳細は知らないが、まあそんなものだろう。今回すぐにTV局が対応したというが、これはSNSですべて「悪事」が拡散されたからである。SNSのない時代はたぶん泣き寝入りした人たちはごまんといるだろう。取材するならするできちんと常識をもって臨んでほしいものである。やはりTVカメラを水戸の御老公の印籠のつもりでいるのだろうか?
 このような事例が続くとTVカメラの存在はむしろは逆効果になる。
 TVカメラ持っている一群を見かけたら「お 無理難題吹っ掛けて協力したら騙されるぞ。近寄らないほうがいい」ということになる。