昨年の12月に友人Mのことを書いた。9月に亡くなったのであるが生前彼はいつも言っていた。彼は飲酒に対していつも厳しかった。飲酒そのものに対してではなく、飲酒によりマナーが乱れ、そしてそれに伴って発生するトラブルに対して日本人はかなり寛容すぎるというのが彼の持論だった。酒の上でのトラブルでは「まあまあお互い酒の上でのことですから・・」と言われると彼はますます許さなかった。酒を飲んで人に嫌な思いをさせるのであれば酒は今後飲んではいけないし、飲んで責任がとれないのであれば米国のように屋外では禁酒にすべきだといっていた。確かにその通りである。おそらく屋外飲酒が禁じられている外国人が見たらこの時期の飲酒トラブルには驚くであろう。日本においてこの時期のトラブルや諍いは絶対なくならないし、毎年必ずある。警官も救急隊も大変である。でも条例はかわらないのでやはり日本人は「飲酒に寛容」なのである。とてもいい国である。