未来の世界では食生活はどうなっているだろうか。
全てを語ることは不可能だが、人類の代表的食物のタマゴに関して言えば、こうである。
2200年以降、地球上の全ての生き物はタマゴを通して出産することとなっている。
勿論、人間も例外ではない。
早期に母体から分離することにより出産リスクを減らすことができ、タマゴの段階で最適な
環境を確保することができる事が種の存続に最も適していると判断されたためだ。
食用のタマゴについては、動物も植物も最も食べごろまでタマゴのまま育てられる。
そして進化の過程で単一の食物だけではなく、複数種をミックスしたものも多く開発される
ようになった。身近な例えでは、1つのタマゴでベーコンエッグを作る事が可能となる。
しかしながら、その後の法整備により同一のタマゴから生まれた「者」同士は差別を受けては
ならないとされた。
身近な例えでは、ベーコンエッグのタマゴから生まれた「ベーコン」と「エッグ」はどちらか
が廃棄された場合には法律違反になるわけである。
そして、日本のある県では同一のタマゴから「ネコ型ロボット」と「恐竜」が生まれ、生涯
双子として大切に育てられたとの記録もある。
※フィクションです・・。
映画ドラえもん『のび太の恐竜2006』ピンバッチ