ピンバッチ1000個までの遠い旅

ハードロックカフェを中心としたピンバッチコレクションの紹介です。1000個達成まで・・。

(祝!269個目)決算ピン

2006年03月30日 00時08分50秒 | ピンカタログシリーズ
以前に紹介した損益分岐ピンと同一カテゴリーに属する会計上の指標を示すピン。
3月末には各コレクターが決算成績を良くしようと、手当たり次第に決算ピンを集め、1年を締めくくる。
損益分岐ピンが今後のコレクションの方向性や方針を決めるピンだとすれば、決算ピンは情け容赦なく現実的な収支を叩き出すピン(複数形)である。

但し、多くのピンコレクターが過去の投資金額の集計に難色を示す事と、決算ピン結果を公表する事はコレクター数の減少につながるという判断から、特に義務つけられてはいない。

第一回決算を迎えるrikisago氏は全体収支についての質問に「ばっちりよーん」と答えていたが、後に粉飾決算だということが発覚した。

(祝!268個目)モリゾーとキッコロと‥

2006年03月27日 23時48分55秒 | その他万博
愛知万博のモリゾーとキッコロは今やあまりにも有名である。

当初、前代未聞の気持ち悪さとの悪評から、ここまでのし上がったキャラクターは人類の歴史の中でモリコロとレイザーラモンHGをおいて他にない。
一般的な傾向としては、モリゾーは男子に、キッコロは女子に、HGは男子でも女子でもない人に好かれる。(はずである)

つまり、仮にこの3者のコラボピンがあるとすれば、男女の垣根を越えた夢の競演となるわけであり、その経済効果は想像を絶する。(はずである)

(祝!267個目)大辞林

2006年03月26日 23時02分00秒 | その他HRCピン
最近の事だが、ブログは一応多くの人々への公開情報であることから文章の表現は適切かつ正確であるべき‥、と考えた。
そこで、国語辞典の王様である大辞林で、

「ピンバッチをコレクター同士で交換する」

を検索したところ。

「つき刺したりはさんだりして物を留める道具を、むやみにものを集めたがる病的 な性質の人達が、民法上の契約で互いに金銭以外の財産権を移転する」

となる。

この検証の結果、正確な表現を用いる事は膨大なパワーを要するし、更新スパンが長くなる事が予想されるため断念する。

(祝!266個目)心理戦

2006年03月25日 22時26分18秒 | その他HRCピン
人間はある決断を下す時、相手の心理を自分なりに推測する。
万博においては長期連休のどのタイミングに出動するか、ピンバッチにおいては3月25日の新デザインピンの発売でどの売り場に並ぶか‥など、見えないしかも群集の「心理」を推理する。
この心理戦に勝つか負けるかの効果は絶大であり、物質的・精神的に大きな影響となる。裏の裏の更に2乗くらいの深読みがどのような結果をもたらすか‥、たいていの場合、人々は自己を正当化し、同様の選択をした人間と語らうことで精神を安定させる方向に傾く。

ちなみに筆者はこの心理戦にとても弱い。

※3月25日ゲット品はこの先ゆっくりと紹介予定!

(現在265個)折り返しピン

2006年03月21日 22時51分05秒 | ピンカタログシリーズ
折り返しピン。

人には誰しも目標にしているピンというものがある。この時点で、それは目標ピンと呼ばれるが、実は振り返ってみれば「常に目標ピンは”折り返し地点”である」という21世紀前半の会社員・rikisago氏の言葉からこう呼ばれるようになった。

つまり、目標ピンを手に入れるまではひたすら我慢と忍耐を繰り返し、対象を捕獲しようと全精力を傾けるが、手に入った瞬間、それは単なる通過点となり、更には折り返し地点であったことを後から認識する‥という意味である。

今回我々取材班は偶然にもrikisago氏の家族にインタビューすることに成功し、この”折り返しピン”について聞く事ができたのだが、「何度折り返せば気が済むのか。山手線ピンの間違えでは。」と手厳しい。

コレクターというものは常にイバラの道を歩くものである‥。


(祝!261~265個目)ドラえもん道具シリーズ③

2006年03月19日 23時42分19秒 | ドラえもんシリーズ
※額装されているピンが5個あるため、カウントはプラス5個。

「どこでもドア」

未来の世界では常時頻繁に使用される「どこでもドア」であるが、実は秒単位で改定されてゆく法律に合わせて、その使用には多くの規制がある。
特に地球ピントレ条約では、出荷および発表前のピンへのアプローチに対してはセキュリティが厳しく、「どこでもドア」を用いても近づく事はできない。
発売時の行列の先頭へ突如として現れる行為も禁止。また、個人単位でのセキュリティも確立されており、事実上行ける場所は非常に少なく、しずかちゃんのお風呂への出没などは100%不可能。

その為、公共広告機構(ジャロ)は「どこでもドア」という商品名が消費者の誤解を招くとして、品名の見直しを申し入れている。

(祝!260個目)損益分岐ピン

2006年03月17日 18時17分29秒 | ピンカタログシリーズ
損益分岐ピン。
多数のピンを有するコレクターにおいて、自己のコレクション実績を集計し、適切な市場分析を行うことでそれまでの投資に対する損益を判断する指標。
一般的にはネットオークションで市場分析を行う例が多いが、変動相場制を採用しているピンにおいては、常に固定化された数値は存在しない。

また、損益分岐ピンはよほどのレアピンを無償でゲットした場合を除いて、複数の集合体である場合が多く、英語では複数形となる。

rikisago氏の損益分岐ピンについて日夜集計を担当しているマナト氏(仮名・3歳)は、「大幅な損失。しかも加速度的に膨らんでいる」と厳しい現状に顔をしかめる。「もう少し考えてから入手すればよいのだが‥。」

しかし、暗い話ばかりではない。rikisago氏を法的な側面でアシストするJ・O氏(主任級)は「法的に見て破綻するレベルには達していない。まだ巻き返せる。」と鼻息は荒い。

損益分岐ピンの結果は風に吹かれている‥。

注:本ブログはフィクションであり実在の人物とは関係ありません。

(祝!259個目)コレクターの資質シリーズ①

2006年03月16日 18時00分28秒 | コレクター資質シリーズ
ピンバッチに限らず全ての”コレクション”に適合した資質がどうようなものかという点は人類の課題と言っても良い。
それは人間性をも映し出す鏡となる。
これまで数多くのコレクターへの治療を通して研究を続けている接骨院院長のN・K氏(三重県)はコレクターの資質として「凝り性以外にも様々な要素がある」と語る。
N・K氏の分析はこうである。


①対象物の事を考えるとその他の欲という欲が吸い取られたようになくなる。(その結果、激ヤセ・寝不足などの症状を訴えるが本人には全く心当たりがない)
②購入資金を確保するため、ランチ(主婦の場合は旦那の弁当)のグレードダウンに躊躇しない。
③自宅でトイレに入る時は必ず対象を持って入り観察する。
④家族や同僚に自己の価値観を強要し、更には協力を求める
  (管理職の場合は部下の査定を楯に脅迫)
⑤対象物の入手及びその準備は全てのスケジュールや約束に優先すると信じて疑わない。
⑥自己の収集対象以外のモノを集めている人間を見ると「あんなくだらないモノにお金をかけて」と大声で言う。

N・K氏は「研究はまだまだ始まったばかり。これからも発表は続ける」と研究の成果にはまだまだ不満があると言う。

(現在258個)ピンバッチ交換会

2006年03月12日 21時14分13秒 | その他HRCピン
ピンバッチ交換会とは、その名の通りピンコレクター達がそれぞれ交換しても良いピンを持ち寄り、「あーでもない、こーでもない」と議論と駆け引きとで交換しあう会合である。
愛知万博の交換会では今でも200~300名近い人々が集まるわけであるが、ピンの流通量は次第に減少傾向にあるようだ。原因は新たなピンが販売されていない為、限られたパイの中での熱心なコレクターが皆同じ様なピンを希望し集まる構図ができあがってしまっているからであろう。
(それでも、交換会は同じ趣味の仲間が多数集まるわけで非常に楽しいのだが)

ちなみに筆者は既に交換用ピンを使い果たし、「隠居」状態である。なんとか打開策を見出さねば、このブログもおしまいである。

(祝!258個目)ドラえもん道具シリーズ②

2006年03月11日 00時14分49秒 | ドラえもんシリーズ
「コネバッチリ」

非売品・関係者用ピンの入手時など特殊なコネを必要とするときに使用する。
このバッチをつけることにより誰とでも親密な人間関係を瞬時に築き上げる
事が可能となる。主にピンを入手することを目的としたバッチである事から
「出会い~ピン入手」の過程を経過すると効果は薄れる。
使用上の乱用は人間関係の形成に大きく影響し、未来の世界では実の親とも
「コネバッチリ」を通す、コネだけの関係であるケースがある。
なお、この「コネバッチリ」の使用で得たピンを転売する事は地球ピントレ
条約第9824条で禁止されており、3年以下のピントレ禁止か罰ピン300
個が適用される。

(祝!257個目)ドラえもん道具シリーズ①

2006年03月09日 23時26分19秒 | ドラえもんシリーズ
「ぴんばっちこうかんき」

未来の世界では人間同士のピントレという概念が無く、主に「ぴんばっちこうかんき」が自分の代わりにピントレ会に出かける。
豊富で客観的なデータを元に価値の数値分析を行い、オーナーの希望ピンをゲットするまで帰ってこない。ハードウェアにはピントレ会のスケジュール・世界のあらゆるピンデータが世界ランキングとして常に最新の状態にアップデートされており、ゲットピンの価値をエネルギーとして吸収する。お互いにムダなトレードを省き、指令を受けたピンだけを目指す一方で、性能などの固体差が次第に顕著になり、遂には現物としてのコレクションを楽しむのは「ぴんばっちこうかんき」で、人間は映像などヴァーチャルな世界でのコレクションのみを”収集”し、満足を得るようになる。

(現在256個)きっかけピン

2006年03月07日 22時41分34秒 | ピンカタログシリーズ
何事を始めるにも「きっかけ」というものが存在するのだろう。

人々は紀元前の昔より、それを”きっかけピン”と呼び、恐れ敬い崇めてきた。(嘘)
”きっかけピン”は普段は岩場の陰に身を潜め、主に好んで人間を食す。(これも嘘)

‥‥。
とにかく、ご覧のピンは愛知万博の公式記念品ショップで膨大な数(のように見えた)
の中から審査を重ね、厳選された品なのである。
当初これは記念品として「1つだけー」と購入されたものである。
これをきっかけにして、その後に怒涛の様な収集活動が始まるとは誰が予測できたで
あろうか。

このピンの選定に携わったハルト氏(仮名・当時1歳)は、「あれは失敗だった」と
その後の経済的打撃について悔しそうに当時を振り返る。「明けても暮れてもピンバッチ
さ」


”きっかけピン”は今もあなたを狙っている‥。

(現在256個)コレクターの血

2006年03月04日 15時43分46秒 | コレクター資質シリーズ
ピンバッチ集めを開始してから約1年が経過しようとしている。
自分自身、これほどまでに「コレクターの血」が潜んでいたことは驚き
であるが、思い起こせば‥、
 Vol.1 小学生の時⇒牛乳瓶のフタ集め
 Vol.2 中学生の時⇒観光地キーホルダー集め
 Vol.3 高校生の時⇒切手集め
をしていたような記憶が走馬灯のように蘇ってきた。恐ろしいことは、
そのどれも全てが中途半端であり、また今現在ほとんど手元に残骸が残って
いないことである。
この恐るべき牛乳の消費とお年玉の無駄遣いが、「人生第4のコレクション」
の礎を築いた事は疑うべくもない‥。

(現在256個)ピンに対する立場

2006年03月02日 23時09分39秒 | その他万博
ピンバッチに限らず、全ての商品に対しては”製作する側”と”購入する側”が存在する。ここでは、あえて販売という言葉は使わない。

筆者は読書好きであり、興味を引かれる本に出会うたびに自分自身も”製作する側”に立ちたいと思う事が頻繁にある。これは、素晴らしい作家に対する憧れであり、時に駄作に対する反発であると自己分析している。

しかしながら、不思議な事にピンに関してはそうは思わない。よりアーティストに近いという意識からか、自分にはできないと感じるからだろうか。
常に”購入する側”で待つ姿勢を保ち、世に出た作品に対して評価し、楽な立場でコレクションをしたい。
一度でも製作側に立つと、他者の作品に対して優越感や劣等感を感じ、今までのような楽しみ方ができなくなる‥と考える。

もちろん、全く美的センスがない‥というのが最大の理由ではあるが。