ピンバッチ1000個までの遠い旅

ハードロックカフェを中心としたピンバッチコレクションの紹介です。1000個達成まで・・。

(祝!413個目)強制おみやげピン

2010年12月31日 22時08分50秒 | ピンカタログシリーズ


上司・先輩、部下・後輩、同僚。企業における人間関係はおよそこれらに集約される。
そして、社内でピン友がいなければ、ピンは一方的に「もらう」ものである。

彼らにとってピンは全くの”ガラクタ”であり何の価値もない。そして、常にピンの
重要性を語る人間はおそらくやっかいな存在に違いない。

なぜなら、それまで全く意識していなかったアイテムを必ず旅先(国内外問わず)で
捜し求め購入することを強いられる。
相手の趣味がスポーツならば応援していればいいが、ピンという「よく探せば何故か
必ず売っている」ものは、見逃す罪悪感さえ植えつけられる。

やがて、通常の生活でも知らず知らずのうちにピンを目で追うようになり、ちょっとした
イベントでもピンを求めるサイクルが回り始める。

それにしても、何故彼らは自分のコレクションにしようとしないのか?
最大のナゾでもある。

ハードロックカフェ
Venice Blue Mask City Guitar

(祝!412個目)ドラえもんシリーズ11

2010年12月30日 09時00分00秒 | ドラえもんシリーズ



未来の世界では現在とは比較にならないほどピンの人権(正式には
ピン権 2095年に制度化)が認められている。
ファーストオーナーが入手時には14日以内に命名する必要があり
以降の金銭売買は禁止。毎年命名ランキングが発表されるようになった。
トレードで所在地変更となる際には「転居届け」が必要、移動には
旅費が支給され、住民票(正式には住ピン票 2150年に制度化)
が交付される。
このまま、ピンの結婚・離婚・年金までもが認められる・・と誰しもが
思ったその時、コレクターグッズとしては既に絶滅種であった切手が
まさかの復活。ピンは公園の滑り台をまっさかさまに転げ落ちていった。
以降、切手→キーホルダー→牛乳びんのフタ→ピンというように世の
趨勢は移り変わり、未だピン権は確立されていない。
(出典・ピン権を守ろうの会事務局)


ドラえもん
 TVアニメ30th Aniv.

(祝!411個目)デカ長シリーズ15

2010年12月29日 11時30分19秒 | デカ長シリーズ


デカ長「もしもし・・はい。ああ、・・いや、すみませんが
   今電車の中ですから。そうです、いい加減にしてもらえませんか。」
   「ちっ、うるさいヤツだ。」
刑事A「さっきから三回めですね。」
デカ長「ああ、何度も断ってるんだが・・。でも、もうかけませんってさ。」
刑事A「一体どういう神経をしてるんですか、その方は。
   最近じゃ電車の中でのピントレードも周囲の迷惑になるから
   と禁止になっているというのに。」
デカ長「刺さるからな、あれは。我々警察官は公衆のマナーを守るのが必然。
    殺人犯にもなるとその辺りの感覚も麻痺するらしい。」
刑事A「え?殺人犯?」
デカ長「ああ、さっきのな。」
刑事A「電話?」
デカ長「うん。例のピンバッチ愛好家殺人事件の犯人だって。」
刑事A 「もう、かけませんって?」
デカ長「うん。」

ハードロックカフェ
Orland Hotel
Race Day car overarched by rainbow

(祝!410個目)ぼくとフーキシリーズ②

2010年12月29日 11時20分28秒 | 僕とフーキシリーズ

ぼくは今友人のフーキと対峙している。決闘ではない。オセロだ。
フーキ「白と黒の戦いというのは相対的に白が強い。」
ぼくの友人はごく稀に根拠のない作戦に打って出る。つまりは心理戦というわけだ。
フーキ「根拠のない心理戦だと思っているんだろう?だが、そんなことはない」
これまでの戦績はフーキの245勝135敗。白の圧倒的勝利だが、それはここ
だけの話。世の中には白と黒の戦いはごまんとある。運動会や歌合戦は紅白だけどね。
フーキ「あるイベントで同じデザイン、同じ価格で白黒色違いのピンを
    売り出したんだ」
またピンの話か。ぼくの友人は何でもピンに例えたがる。
フーキ「その結果はどうなったと思う?」
そんなこと知るか、とぼくは盤上に集中する。
フーキ「黒が完売。白は大量に売れ残ったそうだ。ピンは濃い色の方が
    映えるからね。」
なるほど、確かにピンははっきりした色の方がいいかもしれない。でも、
ぼくなら両方買うけど。片方だけのコレクションなんて。
フーキ「そう、大半の人がそう思い直した時にイベントは終了したんだ。
    つまり買いたくとも買えない状態になった。」
ためらいは後悔の母なのだ。特にイベントものは記念に一つだけと思って
買うケースが多い。手に入らなくなった途端にコレクターの判断能力は
幼稚園レベルまで低下する。このことは、ぼくの研究テーマの一つでもある。
フーキ「イベント会社は残った白いピンをネットオークションに出品したんだ。
   それも小出しにね。そして定価の10倍以上の金額でいづれも落札された。
   結果的には白の売上は黒の数倍だったのさ」
フーキはぼくの顔を見てニッコリと微笑んだ。
その時、パチリと音がして白の246勝目が確定した。
知ってるかい?白と黒の戦いでは相対的に白が強いんだ。
(ぼくの135勝246敗)

ハードロックカフェ
Singapore Race Car Pin

(祝!409個)ぼくとフーキシリーズ①

2010年12月28日 11時19分17秒 | 僕とフーキシリーズ


ぼくは今友人のフーキと対峙している。
決闘ではない。オセロだ。
いつも二人でオセロを始めるとフーキはぼくの思考をトレースし、
いかにボードの上のコマを真っ黒に変えるかというぼくの戦略を通り
越して、ぼくの不安や迷いまでを見通してしまう。
フーキ「・・つまり、君は自分の将来像が描けないことに不安を感じている。そうだね?」
また始まった。とぼくは思った。
これでいつもペースを乱される。だが、フーキの言葉は一流のカウンセラー
のように心地よく、ぼくの思考の流れを止める。
フーキ「不安というのは次の行動へ向かわせる為のトリガーだ。
    とあるピンコレクターが溢れる情報の前に身動きがとれなくなったこと
    がある。あまりにもピンが氾濫しすぎて方向性を見失うんだな」
今、コレクターのピンとぼくの将来は同列となった!
ピンが氾濫しているなんて当たり前のことだし、それでも本当に欲しいものは
すぐには見つからない。1年や2年でなんとかしようと考えるから身動きが
とれなくなる。10年かかってもいいやと考えるくらいが丁度いいんだ。
フーキ「なんだ、君はもう答えを出しているようだね」
フーキはゆったりと笑みを浮かべ僕を見ている。
フーキ「ピンは無限だ。進むべき道に向かって広がっている」
どうやら、将来の選択肢を決めつけるのはまだ早いと言っているようだ。
ぼくの友人は嫌味で、オセロが強くて、ピンバッチバカだけどたまには
良い事を言う。
ぼくは気を取り直して盤上を見つめる。そこは「白」の世界が広がっていた。
(ぼくの135勝245敗)

ハードロックカフェ
Nagoya Pale Blue Guitar with Pink Car & Blossoms

(祝!408個目)歴史

2010年12月26日 10時43分02秒 | その他HRC
2010年12月末をもって、HRC名古屋店が閉店する。
それはまさに地球上の人々の青春の1ページ、いや32ページくらいをむしり取る
ほどの衝撃があることだろう。
ある人は嘆きピン人生が終わったと感じ、ある人は衝撃のあまりシャーペンの芯を折り、
ある人は地下鉄で駅を乗り過ごすだろう。

ただ、それは一過性の出来事だ。
ピンは無限にあるし、常に情報はあふれている。名古屋店のピンは歴史の通過点となる。