愛・地球博 ピンバッチ
苦労して集めたピンバッチをどうするか。これまでも何度も繰り返し考えてきたことだ。
本来の機能からすれば、「身に付ける」となる。が、これは無理。数百あるピンバッチを身に付けると重いし、毎日のコーディネートは困難を極めるだろう。
またコレクションという位置づけであることから、「開封せずに大切に収納しておく」というのがベターではあるが、山積みになり、その内何が何処にあるか分からなくなり、怪盗ルパンが盗みに入っても気付かないなどという事態も考えられなくはない。
そして、いよいよ「額に入れて飾る」という局面を迎える。
宝を独り占めして、抱えながら寂しく死んでゆくよりは、当家を訪れる人々に見てもらい、有名なお寺の様にその内拝観料とかをもらい、最適な維持環境を整える。
これにより一覧性が確保され、いくつかの問題が解決されるが、多くの場合、額に入ったピンと入らなかったピンの間でトラブルが生じる。また、額に入れ終わった後はどこか子が親元から離れたような寂しささえも漂う。
更に言えば、選りすぐりのピンバッチを清水の舞台から飛び降りるつもりで額に入れたのに家族会議の末、リビング・玄関など華々しい前線への登壇は拒否され、陽の当たらない寝室へ追いやられるケースが多い。
と、ここまで考えると、結論は次回にしようかとなる。