告白大作戦

もう限界です、３２１です。

ワールドカップで忙しくて日記が書けません。
土曜日までは休暇なんでやっと眠れそうです。
この１週間で目の下にクマができて一気に老け込みました。
女優であるということもすっかり忘れてました。

ここ何日か連続して東京方面へ電車で行ったんだけど、
慣れると結構近いもんだ。
横浜から先へ行くと落ち着かない、ってことで
今まで避けてきてたんだけど。

でね、１時間くらい電車乗ってたのね。
私の隣に座っていた男性、なにやら真剣に雑誌読んでた。
盗み見を得意技とする私は迷わずその雑誌を覗いた。
上半身を若干そらして（姿勢がいいどころじゃない）
２０℃くらい首を傾けて
あとは目線を最大限に右下へ。
その雑誌には恋愛マニュアル的なことが書かれていた。
「彼女をイラつかせないための渋滞回避テク」とか、
「告白やプロポーズするならマイ花火大会がおススメ」とか。
私、無性に隣の男性の顔が見たくなってしまってね。
窓の外を見る振りして、極力自然な振る舞いで男性の顔を確認しちゃいました。
で、私の妄想。
彼は４２歳独身。
（イヤホンつけてたんだけど）聞いている音楽は矢沢永吉に違いない。
自分のことは大好きなんだけどいまいち女性から人気がないことで悩んでいる。
というか、今好きな女性がいる。
今週あたりデートに誘って、
自慢の愛車で（もちろんミュージックは永吉）
お台場にでも行こうと考えている。

こんな感じで妄想を楽しんでいる私に本物のバックミュージックが。
なにやら携帯のゲームの音。
しかも最大音量。
どんなギャル男だよって長い座席の端っこを見てみたら、
５０代のおっさんだったから。
しかも片手にビールの缶。
つまり携帯ゲームを片手でやってるわけ。
そんな不利な状況なのにゲーム音聞いている限りでは
かなりクリアしてる。
どんどん次のステージに進んでいる様子。
どんなゲームなのか、
そして電車内で最大音量でゲームをする勇気はどういう人生を送ってきたらできることなのか、
これまた妄想。
もうね、２重妄想ですよ。
忙しくて。
こっちはワールドカップで寝不足だし、
慣れない東京への旅なわけ。
申し訳ないけど、どちらかに妄想を絞ろうと、
隣の４２歳男性の雑誌に視線を戻した。
まだページめくってないのね。
どんなに真剣なんだよって突っ込みたかった。
やはり永吉ミュージック聴きながらだとスピーディに読み進めないのだろうか。
いや、こっちだってゲームミュージック聴きながら盗み見ですからね。

でその後友達と会って、夕飯をね、食べてたんですよ。
そしたらさ、なんと！
隣に座ったカップルの男性が同じ雑誌持ってたから！
すげー。
どんなに流行ってるんだ、あの雑誌。
東京ってすげー。

私、マンガ喫茶の個室でいつも一人笑いしてますが
マンガを読むことはめったになくて、
大抵はそういった雑誌を読んでるんです。
「どうしたらモテるか」的な統計なんか載ってたら
それはもういろんな妄想して笑っちゃうのね。
マイ花火大会開かれていきなり結婚承諾しちゃう？
ありえねえー。
同じ大金使うなら、もっと現実的なことがいい。
もし私が彼にマイ花火大会を開いてもらったら
それこそ渋滞よりイラつくかもしれない。
告白やプロポーズなんて
気持ちが本物ならさ、それだけを伝えればいいじゃん。
大げさな演出なんて必要ない。
ま、上手くいくかどうか不安だから演出に頼るのかもね。
だからだめなんだよって
細木和子のようにズバリと言ってやりたいですけど（笑）

さて今日は朝の４時に起床する必要もない。。。