☆上昇気流☆

ミスチルコピーバンド「上昇気流」のアコギ担当ひろみによる日記。
2008年4月20日横浜にてライブ決定!

ウィーン①

2007年10月31日 06時42分13秒 | 
カップ麺きつねうどんは揚げの上にうどんをのせて食べるのが好きです、ひろみです。

昨日はブダペストからスロヴァキアの首都ブラチスラヴァに寄って、ウィーンへと移動した。
つまり1日に3カ国。
1日に2回の国境越え。
で、今日ウィーン観光。
王宮内観光だけで2時間半もかかった。
さすがに腰も限界ですよ。
日本語オーディオガイドで説明を聞きながら歩きっぱなし。
オーストリア皇女エリザベート博物館と王室を見学。
疲れたんだけど、すっごくよかった。
オーストリア皇帝フランツヨーゼフと婚約していたのはエリザベートの姉だったのに、
妹のエリザベートを見た皇帝は彼女じゃなきゃやだ!と言い出し
15歳だったエリザベートと結婚することになる。
お姉さん、かわいそう・・・。
エリザベートは自由に育った。
宮廷独特の作法、言葉遣いなど、勉強していなかった。
結婚が決まって急にしつけを強いられる。
ちょうどその頃、皇帝はクリミア戦争で忙しく、
新婚2人が一緒に過ごせる時間はなかった。
エリザベートの結婚2週間後の詩↓
「牢獄の独房で目覚める私は足かせの重さに打ちひしがれる
言葉に尽くせぬ熱い願いはひたすらに自由・・・失われてしまった自由よ!」
彼女は幼少期過ごしたバイエルンが恋しかった。
努力はしたが、ウィーン皇妃としてなかなか認めてもらえなかった。
そのストレス、反抗から逃避行へと走る。
当時どんな理由があれ、皇妃が旅行へ出かけるなど許されなかった。
彼女の旅はウィーンの彼女の椅子が温まることないないくらい繰り返されたという。
彼女の詩に、
「旅は道のりに意味がある。目的地から再び出発できなければ、例えそこが天国だとしても私にとっては地獄となる。」
「私はかもめ、陸に休まるところはない。心休まるのは海だけ。」
「私のふるさとは妖精の国。・・・」
全部は記憶できなかったけど、自由を強く求めていたんだなあ、と感じた。
どんどん精神がやられていき、
人間を嫌うあまり、自分にしか興味を向けられなくなっていく。
もともと誰もが認める美貌の持ち主だったエリザベート。
そこ執着するようになる。
過度の運動、ダイエットをして、
172センチ体重45~47キロ、ウエスト50センチを生涯保った。
ちょっと痩せすぎですよね・・・
今までにいくつかの宮殿やお城を見てきたが、
皇族の部屋にジムセットがあったのは初めて見た。

彼女には4人の子供がいた。
長男が恋人と心中自殺をしてからは、息子への自分の態度を後悔する。
息子の自殺を機にますます精神が悪化していく。
死に憧れさえしていく。
誰とも会わなくなり、ただひたすら旅を続けた。
どこへ旅しても落ち着く場所はなかった。
ついに61歳の時、スイスを旅していた彼女は暗殺された。
これで彼女は苦しみから解放された。
彼女自身が望んでいたことなのかもしれない。

ほとんど旅をしていた皇妃。
夫に対しては興味がなくなっていたが
フランツヨーゼフ皇帝は生涯彼女を愛し続けたと言う。
皇帝は皇帝としてではなく、自ら議長を務めたり多くの仕事を抱えた。
朝の3時半から深夜まで働き続けたと言う。
午前中に100人の国民が皇帝と謁見した。
皇帝はどんな身分、相談内容であれ謁見を受けた。
そして贅沢を嫌っていた。
驚いたのはベットだ。
鉄パイプにマットがあるだけのものだった。
これまた今まで見た宮殿にはありえない・・・。

暗殺されたエリザベート皇妃と皇帝が眠る教会へ行った。
皇族の慣わしにより、心臓と内臓はそれぞれまた別の教会にある。
今日は教会の見学ばかりでもう何がなんだか整理しきれない。

途中、本場のザッハトルテを食べに5つ星ホテルのカフェザッハーへ行った。
フランスの有名カフェとは違って普段着でも入りやすかった。
ドイツのケーキよりは甘さ控えめだったけれど、
やっぱり日本人にとっては甘かった。

腰が痛いのでサポーターをきつくしめていたが、
今日は激しい下痢の波に襲われ、
立ってられないほどにまでなったので
仕方なく王宮の前で(大勢の中で)腰巻きサポーターを取った。
バリバリッとマジックテープをはがす音が目立っていたと思う。
そしてサポーターを手に持ったまま王宮の中のトイレに駆け込み、なんとか間に合った。

今日観光した王宮は皇族が冬に過ごしていた場所。
明日は夏の宮殿に行く。
こちらはもっともっと大きく、
所要時間3時間となっているので、腰巻きサポーターをしっかり巻いて気合で見学して来ようと思う。
うん、気合で腰痛乗り切るしかねえ!!

というわけで、
あなたが落ち着く場所はどこ?

ハンガリー

2007年10月29日 03時20分44秒 | 
まぶたのケロイドがキモいのに似合ってきた気がします、ひろみです。

スロヴァキアからハンガリーへ入国。
国境を過ぎてすぐのさびれたパーキングで両替。
ホームレスの人がすぐにやってきてお金をくれとしつこくされた。
車の中に一人でいたときも窓をノックされて
勝手にチューニングのあってないボロボロギターでめちゃくちゃな演奏をされて
お金をくれとしつこくされた。

首都ブダペストへ行く前に、世界遺産のホッロークーという村へ寄った。
藁葺き屋根の木造民家の集落だ。
山の上には城があるのだが、道を間違えて正式ではない山道を登ったために、
足元が非常にすべりやすいどろどろした道だった。
やってしまった。
思いっきりすべった。
でも手を着いて足で踏ん張ったので、まあ暫くの間身体は「くの字」になったままだったけどなんとか助かった。

ブダペストに到着。
ドナウ川を挟んでブダとペストに街が分かれている。
パンフレットによくある「くさり橋」のライトアップ、
その他王宮や教会、大聖堂のライトアップ、
本物を見れてうれしかった。

ハンガリーはフォアグラが名物らしく、手軽に食べられる。
物価も安いのですばらしい!
私の昼食はチキンのパプリカソースとフォアグラだったんだけど、
それで600円くらいですよ!
量もドイツと違って丁度よかったし、おいしかった!

ブダペストは川を挟んで見所満載のために
今日はCITY TOUR BUSを利用して市内観光をコンパクトにした。
そして見たい建造物だけあとから歩いて周った。
坂道がある場所は平坦なところよりもきれいだが、
とにかく疲れる。
息切れしながら観光しきった。

あ、ワインも買った。
飲んでないけど。
基本的にもう外では飲まないことにしたんですよ。
怪我するし(笑)
飲みすぎるし。
家で飲みます。

ブダペストではドイツ語が比較的通じました。
ちょっとうれしい。
明日からはオーストリアなんで、ドイツ語(なまってるけど)になるからもっとうれしい!
とは言っても英語よりはできるってだけなんで、
すべては通じ合えないけれど・・・。

今までのポーランド、スロヴァキアと違って日本人観光客も多い。
日本語が聞こえてきてホッとする。
家族旅行の人がいたけどすごいなあ。
だって日本からヨーロッパのツアーって30万~40万するでしょ。
それを大人5人くらいで来るんですよ。
学校はどうしたんだ?って思いましたけど(笑)

まあとにかくブダペストは誰が来ても満足できる場所でしょう。
みなさんも是非機会があれば訪れてみてください!

というわけで、
あなたは昼の景色派?夜景派?

スロヴァキア②

2007年10月27日 05時57分57秒 | 
身体が重くて階段がつらいです、ひろみです。

スロヴァキア第2の都市であるコシツェ。
今日は移動もなく街をゆっくりと散策した。
ここ、アジア人誰もいなかった。
だけど変な目で見られなかったし写真も撮られなかった。(よかった)
しかしあれだね、ドイツ人のように太っている人が少ない。
そして美人が多い気がするね。
おしゃれな人も多い。

今回の旅はすでに8泊目。
なのに外食はたったの4回ですよ。
外食はストレスの元だし(メニューが読めない)胃もたれもするし、
時間もかかるし、
トースターと湯沸かし器持参でインスタントとパン類で乗り切ってます。
物価は安めだから外でもいいんだけど・・・やっぱりね。
そろそろお米が恋しくなっています。

だからさ、痩せてもいいかな、って思うんだけどね、
私の腹、ビクともしない。
運動してないからかな。
結構歩いてるんだけどなあ。
さすがに旅行中にジョギングは・・・。

さて明日はまた国境越えします。
ハンガリーへ。
ハンガリーと言えば温泉。
しかし行きません。
世界中から観光客が多いし、混浴が基本だし、痴漢行為する人が増えているとか。
男女別々の日もあるんだけど
同性愛者からのナンパも激しいらしく、怖いので行きません。
日本の温泉みたいにお湯の温度も高くないんだろうし。

ハンガリー(ブダペスト)に2泊したら次はオーストリア。
そしたらドイツ語圏だ。
そして通貨もユーロだ。
もう少し頑張ろう。

旅行が終わったらまとめて運動します。
寒くたってジョギングするんだ!
頭に血が昇ってもジムで筋トレするんだ!
溜まった無駄な贅肉、減らす!!
食事制限は苦手ですが、やるしかなさそうです。
こうなったら階段1段ずつじゃなくて3段飛ばしくらいの勢いで努力します!!
去年ダイエット成功したときの苦しみをまた経験するんだ。
あの達成感はよかったもんなあ。
経験があるんだからできるよ!!

というわけで、
あなたは最近何かを達成した?

スロヴァキア①

2007年10月26日 05時57分34秒 | 
なんかおかしいと思ってもしばらく放っておいてしまう、ひろみです。

これはまゆ毛じゃない。
まゆ毛にしてはするどすぎる。
ツヤもある気がする。
なんといってもね、毛穴がデカすぎる。
毛が毛穴に負けてる勢い。(毛のための毛穴じゃないか!)
おかしい。
先日怪我したまぶたの傷の両脇には縫った跡がある。
丁度その跡の上にそのデカい毛穴がある。
しかも傷から対称にそのデカい毛穴があるし、
両方からまゆ毛じゃないおかしな毛がちょっと出ている。
うん、やっぱりこれは糸だ。
でもってこれは毛穴じゃない。
毛抜きで引っ張ってみた。
やっぱり糸だった。
まったく・・・

さて、旅日記。
クラクフ(ポーランド)を後にし、スロヴァキア入国。
途中、ヨーロッパアルプスの端っこタトラ山地の観光地に立ち寄った。
雪が積もっていた。
そんなの予測してなかったので普通タイヤだった。
なんとか乗り切り、国境へ。
ユネスコ世界遺産のスピシュ城到着。
遠くから見えたそのお城の姿はマジで感動!!
ラピュタ見たぞ!みたいなね。
今日は曇っていたが、灰色の空が似合う城だと思った。
この城はモンゴル人の襲来に備えて1209年に建造が始まりいろんな様式でできて強大になっていったが、
1780年の火災で廃墟となってしまった。
しばらく採石場として使われていたが文化遺産の指定を受けて現在もなお修復作業中なのである。
この廃墟っていうのがいい雰囲気を出していてね。
それに周りの景色がすごい!
大地、大地、大地!
牛、牛、羊、また牛!
お城は小高い山の上に、山のラインに逆らわずに立っている。
よし、登るぞ!
間違えた、登る場所。
ゼェゼェ苦しみながら登ったというのに、そこは裏門で入れなかった。
あきらめて駐車場に戻ると変なおじさんがいた。
ニコニコしながら寄ってくる。
(多分)スロヴァキア語で話してくる。
要するに、お金をくれ、と言ってるようだ。
こんなに寒いのにトイレで眠ってるんだよ、って身振りでわかった。
城から降りてくるときから待っていたのが見えたし、
仕方ないので1ユーロあげた。
ユーロじゃ困るのだろうけどこちらもまだ換金してないんだから仕方ない。
あ、1ユーロ渡す前に情報を求めたんだった。
「このお城、閉まってるんだけど中には入れないの?」
身振りと適当なうなり声で伝えてみた。おじさんと同じ感じで。
そしたらこう行ってこう行くんだよ、って教えてくれた。うなり声で。
情報料として約束の1ユーロを支払い、さよならした。

でちゃんと別の入り口があった。
シーズンも終わりだし観光客は少なかった。
廃墟だから中に入っても見るものはそんなにないんだけど
石でできたそのお城はシンプルで威厳があって強さを感じた。

この地域に住んでいるおばあちゃんがまたかわいいんだ。
宮崎駿映画に出てくるようなおばあちゃん。
服装も民族衣装なのかみんな同じスタイル。
広がったスカートにエプロンにブーツを履いていた。
そして頭にはスカーフ。
もうね、箒で空飛びそうな雰囲気でしたよ。

その後は今回2日間の滞在場所、コシツェという街へ。
ここはスロヴァキア第2都市。
とは言っても小さいが。
街の散策は明日することにしよう。
今日は間違えて無駄に登山したし、真剣に地図見っぱなしで疲労がすごい。
今夜は空を飛ぶ夢を見そうだな。

というわけで、
あなたは毛抜きは?カミソリ派?

クラクフ②

2007年10月25日 05時19分50秒 | 
白髪の始末に困っています、ひろみです。

今日はクラクフから車で30分くらい行ったヴィエリチカ岩塩採掘場と、
クラクフ歴史地区を観光した。
両方ともユネスコ世界遺産だ。

岩塩採掘場はツアー制で、2時間も歩く。
チケット売り場で、英語ツアーかポーランド語ツアーを選択するのだが、
英語ツアーまで2時間も待たなければならなかったため、
仕方なくポーランド語ツアーにした。
だからツアーガイドの説明、一言もわからなかった。
この採掘場は10世紀から掘り続けられ、結果地下300メートル、坑道総距離300メートルにもなっている。
地下125メートルまで階段でひたすらぐるぐると降りていく。
目も回るし、ひざがおかしくなった。
塩で作った礼拝堂や彫刻などを見た。
帰りはエレベーターで一気に地上へ戻るのだが、
そのエレベーターがマジで簡易的な感じなためすごく怖かった。

歩き疲れたがそのまま旧市街へ。
ヴァヴェル城内の大聖堂をメインに観光。
ここでまた小学生団体に笑われた。
しかも勝手に写真まで撮られた。
その後の観光中にも地図確認中の私を60歳くらいのおじさんがカメラ構えてたし。
そんなにアジア人が珍しいのだろうか?

さて明日はスロヴァキアへ移動。
また通貨が変わる。
ナビもなし。

スロヴァキアでは首都ではなくコシツェという都市に滞在。
そこを拠点に世界遺産、シュピス城へ行く。
この城は私の中で旅のハイライトのひとつだ。
宮崎駿映画に出てくるようなお城だ。
写真は旅行終了後にまとめて載せていきます!

というわけで、
あなたは塩分控えていますか?