ひでろーの『凍てつくハドー』No.30
Merry Christmas!!!!
などと街中は賑やかな感じ。
イルミネーションも豊富で昨今のクリスマスと来たらすごいですね♪クリスマスの雰囲気はいいんだけどどうも商業的な欲が見えて斜めに見てしまう自分がいる。いつも行かない様なレストランでディナー食べて、ケーキ食べて楽しく喋れば良いじゃない。
商業的一面というとクリスマスプレゼント。そこにいろんな価値を求めるのはどうかと。高い物買わせてナンボなんだろうけど高価なアクセサリーとかこの日に買わなくても良いじゃない!誕生日にあげなよ!とか思っちゃう。つまりはせこい考えということか、、、でもプレゼント貰うのは好きなんだよね。最近は心がこもっていればなんでも良いじゃんとか思うのさ。あとねプレゼントを贈らせていただくことは非常に良いと思う。選んでいる時間も好き。プレゼントあげる相手を思い浮かべて喜んでくれるかなとか考えながら財布の中身と相談してさ(苦笑)こういう思いがプレゼントには込められているんだな。
贈り物っていうのは人の思いという一種のパワーが込められているから贈られっぱなしって言うのはいけないんだって。そのままにしておくと自分の所にそのパワーがこもっちゃって悪循環を生み出すようで、コレが結局プレゼントをあげたことでその見返りを求めるって意識に変化して行くということに。怖いですね。だからお返しをしたりするのね。自分は見返りを求めないようにしようっと。無理かな。
で、タイトルのナイトメア。
もう10年以上前のモーションピクチャーアニメ。
『The Nightmare Before Christmas』のことです。
この映画のキャラクターや描かれた世界がとっても好きで毎年の様にDVDを引っ張りだしてみてしまいます。主人公のハロウィーン専門のおばけ骸骨ジャックが自分たちもクリスマスをやってみようという物語。でてくるモンスター達の個性的なこと。日本の妖怪もそうだけどこういったたぐいのモンスターというのはその昔神話の時代にはスピリットとか自然神とか思われていた存在。いつから怖い扱いをされる世になったのでしょうか?見てくれは近寄りがたいけどどこか愛くるしい。なかなか素敵です。
ここに描かれるジャックの精神が僕はとても好きです。彼はクリスマスに喜びを感じるわけですね、でも彼はモンスターだから人を怖がらせることしか出来ない。「どうにかみんなを喜ばせたい」そういう思いがこの破天荒な行動のきっかけとなって彼を動かすんです。結果としては楽しいはずのクリスマスが恐怖に変わってしまうわけで失敗しますが、それによって彼は自分の本来の姿を取り戻すわけです。
人に喜びを与えたいという気持ちは誰にもあると思う。
それがクリスマスプレゼントに繋がっているなら素敵です。
でもこの気持ち毎日持続できる世界になればいいな。
そうすれば寒い冬も少しは暖かくなるかも。