戦い from321

毎週日曜日の朝6時～10時、ハンブルクの港では魚市場がやっている。
魚だけでなく、果物・野菜・パン・・・そしてなぜか巨大な扇子？

朝8時頃にやっと外が明るくなる上に、マイナスの気温なのに
魚屋さんたちは素手で売っている。
私もパンを買って食べるときに手袋はずしてたけど数分で寒いというか、痛くなってきた。
それをずっと素手でいるなんて・・・さすがプロだ。

最近自分の料理の幅が狭いなぁ～、
スーパー行ってもなぜか同じ野菜や肉を選んでしまうなぁ～・・・
と悩んでいた。

で、気づいた。

魚がないから。

ドイツで唯一の港街に住んでいてなぜ今まで市場へ行かなかったか。
それは・・・

朝が弱いから。
寒さに弱いから。

昨日本気で反省したね。市場へ行かなかった自分を。

市場に9時過ぎに到着したけど、魚はほとんど売切れで残り物の叩き売り。
なんだかよくわからないまま、皆が5ユーロ札出してるから私も出してみたら
いろんな魚を袋に詰めてくれた。

また、筋トレ対策としてバナナを沢山買おうと探してみたら・・・
このお店も人だかりで、なんと1ユーロコインを手にしている。
私も1ユーロ渡したら、バナナダンボール１箱渡された。

またここで反省したね。今までスーパーで損してた自分を。

写真の野菜屋さんはすごかった。
５つくらい並べた籠にどんどん野菜や果物を入れていく。
「さ、トマトもつけちゃう！」
「奥さんたち美人だからりんごもね！」
ってな感じかはよくわからないが、とにかくすごい量になっていく。

私のようなペーペーはここで買ってしまうだろう。
しかしベテランおばちゃん達は待っている。１０ユーロ札を握り締めながら。

「特別大サービス！！マンゴーもみかんもあげる！」
だったかは忘れたが、ここで１０ユーロ札を握り締めていたおばちゃんたちの手が挙がる。

すさまじい争いだった。

しかもなんでここで買い時！ってわかったんだろうか？？
この瞬間、野菜を売っているおじさんが「ヨン様」に見えた。