相洲遁世隠居老人

近事茫々。

COVID-19 其の八

2020-05-15 10:19:19 | 日記
COVID-19 其の八

余り注目されなかったが、5/12  9:00pm NHK BS1 で
BS1スペシャル「ウイルスVS人類3 スペイン風邪 100年前の教訓」
https://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2020-05-12&ch=11&eid=00504&f=2443 
が放映された。
司会は親子二代 美人の譽れ高い 愛チャンこと 塚原 愛アナ。
解説者の一人が 防衛醫科大學校教授。
なんでも 陸軍東京第一衛戍(エイジュ)病院の「西班牙風邪」に関する古い記録が見つかったとかで、それらを参照しながらの解説である。
流行は 第一次世界大戰最中の大正7年、8年、9年と 3波つずいたとの事。
大正7(1918)年と謂えば、明治22年生まれの我が尊父が 東京帝國大學醫科大學を卒業して、医局入局5年目の出來事である。


日本におけるスペインインフルエンザの被害
流行             患者     死者     致死率
大正7年8月-大正8年7月 2116万8398人 25万7363人 1.22%
大正8年8月-大正9年7月 241万2097人 12万7666人 5.29%
大正9年8月-大正10年7月 22万4178人 3698人   1.65%
合計             2380万4673人 38万8,727人 1.63%

感染者数2380万人、死亡者約39万人が内務省衛生局編『流行性感冒』による統計数値である。(Wikipediaから引用)

第2波の感染者數が九分の一に減少してゐるにもかかわらず、致死率は 5.3% と急上昇してゐる。 これはビールスそのものが強靭化された爲だと謂う。

當時の人口が 5,500 萬人だというから、現在に置き換えると、感染者 5,000 萬人、死者 80 萬人に相当する。

現在流行中の 新型冠状病毒 COVID-19 は 未知のもで、同列に比較は出來ないが、 日本で流行中のものは S 型 だと謂われ、致死率が 比較的低い。
 世上 色々な解説がなされてゐるが、理由がはっきりしない。
 統計数値ではっきりしてゐる事は、歐米で流行の L 型の致死率が極端に高いという事である。

 S 型の流行は収束しつつあり、緊急事態解除が始まった。

喜ばしい事ではあるが、L 型が 第2波として押し寄せないよう引きつずきの 嚴重な警戒が必要である。



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