『U-31』(バレ有り)
監督:谷 健二
脚本:佐東 みどり
原作:綱本 将也、吉原 基貴
出演:
河野 敦彦:馬場 良馬
戸澤 敏行:中村 優一
山咲 佳奈:谷村 美月
木村 良平:勝村 政信
竹岡 誠一:大杉 漣
[あらすじ]
Jリーグきっての強豪チーム、東京ヴィクトリーに所属する河野 敦彦は
かつては日本代表に選出されたこともある有名な選手だった。
しかし、31歳を迎えた今、河野は以前のような活躍もなく、
若手選手に押され、チームからは戦力外通告を受けてしまう。
困惑する河野はチームにジェム市原への移籍話を持ちかけられる。
ジェム市原は以前、自身のステップアップのため離れたチームだった。
当初は移籍に前向きになれない河野。
しかし、後輩選手たちが自分のことをU-31を称していることを耳にしてしまう。
居場所を失ったと感じた河野はジェム市原での背番号10番を条件に、
渋々移籍を受け入れるのだった。
とあるスポーツ雑誌でそんな河野の移籍を特集しようと、
記者の山咲 佳奈が取材にやってくる。
「落ちていく選手の特集なんて読者には関心がない」と考える佳奈。
仕方なく移籍しただけの哀れな選手、としか見ていなかった。
彼女自身の父親も長く現役を続けたサッカー選手だったからだ…。
ジェム市原では雑誌の取材やTVの出演など、多数の仕事が待っていた。
実は成績が芳しくなく集客動員数の減少を懸念した経営陣は
経営不振を打開するために河野に移籍のオファーを出したのだ。
当時は千葉の英雄とまで評された河野だったが、
ジェム市原での役割は集客のための宣伝広告だった。
しかも既に選手としてのピークを過ぎた河野の鳴り物入りでの移籍に対し、
チームメイトの目は冷ややかだった。
練習でも練習場の外でもチームから孤立する河野。
特に次期10番を期待されていた戸澤は背番号は関係ないとしながらも
河野に誰よりも反発し、認めようとはしなかった。
戸澤は過去に現役だった河野に憧れてサッカー選手になったのだが…。
そんな環境でも現役選手を続けるため
ひたむきに練習に取り組み始める河野。
そして、自分自身の変化がチームや経営陣を変え、
佳奈の考えにも変化が…。
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[作品レビュー]
サッカー選手の華やかな姿よりもその内面が中心に描かれている作品でした。
原作も未見で単純にサッカーの物語だと思っていたので、
サッカー知識の乏しい私にはわかりにくいところが多くて
全体的に少しぼんやりした印象でした(^^;
なので河野という選手の実力をはかり知ることが難しく、
過去の試合シーンや現在の試合シーンがほとんど表現されていないと
私には物語の軸となる部分がちゃんと理解することが難しかったです。
チームでの紅白戦があるのですが、細かいプレイシーンは無いので
選手個々の技術力というものはあまり知り得ることができませんでした。
河野が代表として出場したブラジルとの一戦を
DVDで鑑賞するシーンがあるのですが、
1996年アトランタオリンピックでの「マイアミの奇跡」だったんですね。
それだけ凄い選手だったというイメージだったのですね、すみません(;_;)
ポジションや戦術などサッカー解説が少ないので
チーム内での技術的な関係性はわかりませんが、
チームメイト、OB選手たちとはどういう繋がりなんでしょう?
#背番号とかでは想像できません…
物語の進行には特に関係ないですかね(^^;
物語が進むにつれ練習の中で河野が戸澤と親しく話したり、
経営陣に対してもっと選手として練習したいと直訴したりと、
河野の心の変化が周りに伝搬していく様子がとても印象的でした。
プロとしてプレイだけでなくファンやマスコミへの対応もこなし、
移籍を渋っている頃と比べて随分メンタル面の成長が感じられました。
ただ、もう少し成長していく主人公の目つきや表情の変化が見たかったです。
主人公の表情があまりアップで表現されてなかったように思います。
Jリーグの試合開始する直前シーンで物語は終わってしまうので、
欲を言えば、選手として現役にこだわる強い気持ちとか
ゴールに向かって貪欲に得点を狙うような鋭い目つきとか
試合の中での「完成形河野」として見てみたかったですね(^-^)
個人的にはサッカーの予備知識や原作を知っていれば
もっと面白く拝見できたのではないかと思いました。
あ、『FOOT×BRAIN』で拝見するサッカーに詳しい勝村さんが
出てらっしゃってほっこりしました(^-^)
エンディングにかかる『原色』という曲が
とても疾走感のある楽曲だったので、
もっと躍動感のある試合のシーンがあれば、と少し残念に思いました。
河野の試合のバックにかかるとカッコ良かったかも…。
現役選手を続けるには表には見えない苦悩があることを知ることができます。
自分の持つ可能性を信じ、諦めず懸命に取り組む姿が印象的な作品でした。
余談ですが、パンフレットをカウンターに向かったのですが、
フォトブック(サイン無し)\2,800しかなく、諦めてしまいました(^^;
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監督:谷 健二
脚本:佐東 みどり
原作:綱本 将也、吉原 基貴
出演:
[あらすじ]
Jリーグきっての強豪チーム、東京ヴィクトリーに所属する河野 敦彦は
かつては日本代表に選出されたこともある有名な選手だった。
しかし、31歳を迎えた今、河野は以前のような活躍もなく、
若手選手に押され、チームからは戦力外通告を受けてしまう。
困惑する河野はチームにジェム市原への移籍話を持ちかけられる。
ジェム市原は以前、自身のステップアップのため離れたチームだった。
当初は移籍に前向きになれない河野。
しかし、後輩選手たちが自分のことをU-31を称していることを耳にしてしまう。
居場所を失ったと感じた河野はジェム市原での背番号10番を条件に、
渋々移籍を受け入れるのだった。
とあるスポーツ雑誌でそんな河野の移籍を特集しようと、
記者の山咲 佳奈が取材にやってくる。
「落ちていく選手の特集なんて読者には関心がない」と考える佳奈。
仕方なく移籍しただけの哀れな選手、としか見ていなかった。
彼女自身の父親も長く現役を続けたサッカー選手だったからだ…。
ジェム市原では雑誌の取材やTVの出演など、多数の仕事が待っていた。
実は成績が芳しくなく集客動員数の減少を懸念した経営陣は
経営不振を打開するために河野に移籍のオファーを出したのだ。
当時は千葉の英雄とまで評された河野だったが、
ジェム市原での役割は集客のための宣伝広告だった。
しかも既に選手としてのピークを過ぎた河野の鳴り物入りでの移籍に対し、
チームメイトの目は冷ややかだった。
練習でも練習場の外でもチームから孤立する河野。
特に次期10番を期待されていた戸澤は背番号は関係ないとしながらも
河野に誰よりも反発し、認めようとはしなかった。
戸澤は過去に現役だった河野に憧れてサッカー選手になったのだが…。
そんな環境でも現役選手を続けるため
ひたむきに練習に取り組み始める河野。
そして、自分自身の変化がチームや経営陣を変え、
佳奈の考えにも変化が…。
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[作品レビュー]
サッカー選手の華やかな姿よりもその内面が中心に描かれている作品でした。
原作も未見で単純にサッカーの物語だと思っていたので、
サッカー知識の乏しい私にはわかりにくいところが多くて
全体的に少しぼんやりした印象でした(^^;
なので河野という選手の実力をはかり知ることが難しく、
過去の試合シーンや現在の試合シーンがほとんど表現されていないと
私には物語の軸となる部分がちゃんと理解することが難しかったです。
チームでの紅白戦があるのですが、細かいプレイシーンは無いので
選手個々の技術力というものはあまり知り得ることができませんでした。
河野が代表として出場したブラジルとの一戦を
DVDで鑑賞するシーンがあるのですが、
1996年アトランタオリンピックでの「マイアミの奇跡」だったんですね。
それだけ凄い選手だったというイメージだったのですね、すみません(;_;)
ポジションや戦術などサッカー解説が少ないので
チーム内での技術的な関係性はわかりませんが、
チームメイト、OB選手たちとはどういう繋がりなんでしょう?
#背番号とかでは想像できません…
物語の進行には特に関係ないですかね(^^;
物語が進むにつれ練習の中で河野が戸澤と親しく話したり、
経営陣に対してもっと選手として練習したいと直訴したりと、
河野の心の変化が周りに伝搬していく様子がとても印象的でした。
プロとしてプレイだけでなくファンやマスコミへの対応もこなし、
移籍を渋っている頃と比べて随分メンタル面の成長が感じられました。
ただ、もう少し成長していく主人公の目つきや表情の変化が見たかったです。
主人公の表情があまりアップで表現されてなかったように思います。
Jリーグの試合開始する直前シーンで物語は終わってしまうので、
欲を言えば、選手として現役にこだわる強い気持ちとか
ゴールに向かって貪欲に得点を狙うような鋭い目つきとか
試合の中での「完成形河野」として見てみたかったですね(^-^)
個人的にはサッカーの予備知識や原作を知っていれば
もっと面白く拝見できたのではないかと思いました。
あ、『FOOT×BRAIN』で拝見するサッカーに詳しい勝村さんが
出てらっしゃってほっこりしました(^-^)
エンディングにかかる『原色』という曲が
とても疾走感のある楽曲だったので、
もっと躍動感のある試合のシーンがあれば、と少し残念に思いました。
河野の試合のバックにかかるとカッコ良かったかも…。
現役選手を続けるには表には見えない苦悩があることを知ることができます。
自分の持つ可能性を信じ、諦めず懸命に取り組む姿が印象的な作品でした。
余談ですが、パンフレットをカウンターに向かったのですが、
フォトブック(サイン無し)\2,800しかなく、諦めてしまいました(^^;
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