空の色

Ricaの気まま日記と詩の世界

きっとひとりじゃない

2009-07-27 17:32:50 | 詩の世界
光すら届かない 暗い海の底に沈んでた 何にも無いとこで 見えるはずなんてない 水面を見つめて 苦しみと悲しみに囲まれて たたずんでいた 「自分で作った闇から出ようとしなければ 結局 どこにも行けないんだよ」 そんなことも知らずに 絞り出した悲痛な小さな声に 反応した誰かの鼓動にふれたら 気が付いたんだ ひとりで戦ってるわけじゃないってこと 側に誰かがいてくれること 声を出して叫べば 誰 . . . 本文を読む
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再生

2008-09-12 16:48:47 | 詩の世界
壊れてしまってもまた 最初から作り出せばイイ この世界に永遠に 変わらないものなんて ないんだから 小さな緑色のブローチ 二人が笑った写真 青い石のついたペアリング 大切に守り続けてきたその両腕は いつしか傷ついてしまったけれど キミはそんなに悲しまなくていいんだよ 新しい命はどこからともなく 生まれ行くものなんだから この世界が砂粒が溢れるように 朽ち果ててしまう前に 何度も壊れて作っ . . . 本文を読む
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街の片隅で

2008-08-12 17:42:19 | 詩の世界
大きな夢は諦めて 小さな夢をたくさん叶えて 僕は僕が"イキテイルコト"を 確かめたかった ダルメシアンが飼いたいとか 2LDKの部屋に住みたいとか 時が小さく刻むように そんな風に夢を積み重ねて 僕には大きなことなんて 何にも出来ないから 「ちっぽけでもいいからさ」 なんて自分で自分を励ました 僕は大した人間じゃないんだ それでもこんな僕が癒せる人が この世界にいるのなら ココにいるのも悪 . . . 本文を読む
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Perfect Day

2008-07-03 15:36:59 | 詩の世界
完全無欠なものなんてない 完全に綺麗なものなんてないんだ キレイなものもあれば 汚れたものだって あちこち転がってるさ 僕の生きてきた世界にも キレイなものは隠れていて いつだって汚れたものの影にあった 汚くったてかまないよ キラキラした物がそこにあるのなら そうさ、宝探しにはちょうどいい 振り返った時に思い出すのが いつも汚れたものばかりで 全てに悲観したとしても ほら、そこにキミは . . . 本文を読む
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春の訪れ

2008-03-18 15:17:11 | 詩の世界
僕はここで待ってるんだ 温かい雨 暖かい風 眩しい光を この時期になるといつも キミは教えてくれるね そして ゆっくりと背伸びして 僕は空を見上げる ほら、もう直ぐそこに 春の足音が聞こえる 僕にもキミにも 今年も新しい春が訪れる . . . 本文を読む
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マリオネット

2008-03-05 02:17:33 | 詩の世界
逃げてしまいたい この世界から 全ての繋がりを持つ この場所から いつも丁寧に、用心深く 糸を紡いできたつもりだったけど それはいつの間にか絡まって もう、元には戻らなくなってたんだ それでも、なんとか進むために 私は結び目を切って、 新しく繋ぎ直して 忘れられない何かを ここへ置いて行く 大事なものだったかもしれない そうでなかったかもしれない けれど、それは今はわからないまま 私はこの . . . 本文を読む
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真っ白

2008-03-02 00:38:03 | 詩の世界
何もかもを真っ白にして 世界が静寂に戻った時 誰かがそっとささやく… 「白は終わりを意味する」と そして「それは別の何かが 始まるときでもあるのだ」と。 全てが生まれ変わるその瞬間は きっと 私にも訪れて 何かを捨てて  別の何かを手にするのだろう そして、迎えるべき 新しい出発の日には 私も真っ白な羽根に包まれて 遠い空の向こうへ 飛んでいきたいと願う . . . 本文を読む
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冬の空

2008-02-21 20:13:44 | 詩の世界
真っ青で何も無い 澄んだ空気の先は 手が届きそうで 届かない世界 いつもより乾いてて 何よりも純粋で どんなものも 許されるような広い心 何も無いからこそ その青の世界に 溶け込んでしまいたいと 私は爪先立ちに なるのかもしれない . . . 本文を読む
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My Room…

2008-02-14 21:52:06 | 詩の世界
新しい扉を開いて 新しい世界に飛び出て 私は新しい旅に出る 始まりは小さな部屋 真っ白で何も無い 小さな部屋 全てがそこから始まった 私だけの小さな隠れ家 飛び立つツバサを温めてくれる 私だけの安息の地 そして 今 この小さな隠れ家を飛び立って 全く新しい世界へと 私は旅立とうとしている これからは違う もう一人じゃない 必ず誰かがいてくれる けれど、忘れない 隠れ家だけにあった安ら . . . 本文を読む
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空への旅たち

2008-02-02 00:13:56 | 詩の世界
いつも側にいるんだって なんとなく思ってた けれど、そんな幸せは 長くは続かない運命 彼女は今朝、 眠るように逝ってしまった 私よりも小さな身体で、 私よりも短い命で。 それでも 私と同じように喜び、 無邪気に走り回って、 大きな世界で伸びをして、 側で生きてきてくれた それだけで 私は幸せだったよ あなたはどうだった? 私と共に暮らして 幸せだった? 近すぎて、 彼女を失うことを 彼女 . . . 本文を読む
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未来の価値

2008-01-22 22:29:17 | 詩の世界
明日の自分が見えなくて 自分自身の価値を問う 私は何のために走り 誰のために生きているのか 誰もが思い悩む 永遠の課題 答えはいつも見えなくて そのたびに 時間が過ぎていくのが 怖くて訪れる夜に震えた 走りすぎる人々を見ては いつか答えが見つかるの? みんなはどうやって 見つけてるの?と、尋ねるけど そんなの誰も 教えてくれなかった ある人は言う 答えは既にキミの中にあるのだと そして . . . 本文を読む
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2008-01-16 19:42:15 | 詩の世界
「信じるものは裏切られる」 なんて 信じた神を捨て ひとりで生きていくしかないんだと 全てのものを捨て去って たどり着いたのは暗い谷の底 何かを疑い、何かに怯える 一体 何に嫉妬してるのか あたしは一体 何を求めてるのか 得体の知れない 奥深い闇のその先に そこで光る緑の瞳 その瞳は何を見てるのか 逃げたい 全てのものから 飛びたい 繋ぎとめるこの大地から 叫びたい 心のそこに沈んだ澱 . . . 本文を読む
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赤いスポーツカー

2008-01-09 20:26:31 | 詩の世界
大切なものを得るためには 別の大切なものを 失わなくてはならない 生きているんだから そんなの普通だなんて 割り切って いつも私はこの手で 選んで来たつもりだったけど 本当の喪失感なんて わかってなかったのかもしれない 喜びよりも深い悲しみの谷底を 覗いたことは なかったのかもしれない だから 今 こんなにも空洞が 埋まらなくて苦しいのかな 「何かを得るってことは 何かを失うこと」なんて . . . 本文を読む
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時間

2007-12-14 16:33:41 | 詩の世界
足早に通り過ぎてそれは 決して振り向くことも無く 僕を置いてゆく それはただ無情にも規則正しい。 気がついた時には独り 真っ暗な部屋に座り込み 一体、明日は何があるんだ? なんて考えてた わかった振りして わかってない僕自身。 なんで君が泣いてたのかなんて そんなことはとっくの昔に わかってるべきだったのに この部屋に何も無くなってから 隅っこで泣いた。 なんで、そんなこと… 僕はなんで . . . 本文を読む
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シンデレラ

2007-12-10 23:55:44 | 詩の世界
時計の針が重なって 0時になったその時に あたしは本当のあたしになる 着飾ったドレスも ガラスの靴も 脱ぎ捨てて 本当のあたしに戻れた時 ありのままの あたしを迎えに来て キレイになんか 飾らなくたっていい そんな魔法なんていらない あなたが来た時 ガラスの靴なんて無くて キレイなドレスでもなくて 何も無い、素のままのあたし でもね 飾らなくたっていいの 眩くなんてなくていいの そこ . . . 本文を読む
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