え~~
………
書きましょう、こうなったら。(どうなったら?)
勢いで。
まあ、そんなこんなでバイトでけっこういいなって思ってた女の子がいたわけですよ。
やっぱ自分も男ですから…
可愛くて頭よくて、しっかりしてる子。
けっこう仲よくて、一緒にディズニーとか行ったら楽しいじゃん!
とか思ってたのは事実で、何となくいい雰囲気になったのでノリで付き合わない?的なことを言ったわけです、自分から。
そしたら、ちょっと時間が欲しい、と。
うん。
そのとき、あ、俺、やっちまったかと、ちょっと思ったんです。
…
まあその子はシングルマザーで、子供が二人いるわけです。
答えは要約すると
「結婚を前提にして欲しい。この会社か、ほかの会社でもいいから就職して欲しい。」
それが条件でした。
私を選ぶか、夢を選ぶか決めて欲しい、と。
そういう、めちゃくちゃがちな答えが返ってきました。
……
即、夢を選んだ自分がいた。
夜のガストで。
よく考えてみたら、その子にしたら当たり前の答えなんです。
俺は、金がなくても試験に落ちても、もし死んでも、困るのは自分だけなんです。
でもその子にしたら、家庭という、俺なんかよりよっぽど大きな責任を背負ってるわけです。
考えてみれば当たり前のこと。
それが、ディズニーに一緒に行きたいから付き合って??
馬鹿か俺はと。
そんな安直な感情で一人の女の子の気持ちを傷つけてる。
本物の馬鹿だ。
そんな18、19の恋愛観を引っ提げて。
昔、タモさんがやってた「If~もしも~」
という番組がありました。
人生の分岐点で、一方の道を選んだ主人公がその後どうなったか。
あのとき、わかりませんが…
うまく行って結婚という道をたどり、血は繋がらないけど自分の子と呼べる子を育て、可愛い嫁と助け合いそれはそれで幸せな家庭を築けていたかも知れない。
もしかしたら。
そんな後悔は絶対したくない。
だから俺は全力でこの夢を目指さなくちゃいけない。
そのことを確信した。
例え雨でも雷でも、走れ、俺。死んでもいいから。