リタイアじーじの徒然絵日記

定年オヤジの徒然絵日記です。趣味の写真等思いつきで書きます。いい加減な内容も有りますがご容赦ください。。

再掲載 フランスとイギリス (2)

2023年02月01日 | フランスこぼれ話

フランスとイギリス (2)

ロロはシャルル三世から土地をもらい家臣になりその後、ノルマンディー公国ができました。ロロから数えて7代目にとんでもない優秀なノルマンディー公ギヨーム二世(後のノルマンディー公ウィリアム)が出現しました。
7代目は後に征服王と呼ばれるようになります。
きっかけはイングランドの王位継承にありました。その時のイングランド王はサクソン人のエドワード懺悔王になります。このエドワード、王様になる前何故かフランスのノルマンディー公国に何年かも亡命していました。いわゆる一宿一飯の大きな恩義がノルマンディー公国にありました。それでイングランド王になった時、恩返しの意味でイングランドにたくさんのノルマン人を招いて重用したそうです。ここまでは良かったのですが、この王様敬虔なキリスト教信者お坊さん見たいな人で世嗣ぎが居なかったのです。
今後、仏と英との争いはほとんどが世嗣ぎ争いと領地に起因しています。
この世嗣ぎが居ないことで跡目争い勃発しました。3人が名乗り出て抗争となりました。一人はハロルドで懺悔王の義兄、二人目はノルウェー公とそれと組んだハロルドの弟、三人目がノルマン人のギヨーム二世でした。懺悔王とは親戚だったようです、エドワード懺悔王が亡命中にギヨームとはとても親しい間柄でした。そして懺悔王の義兄のハロルドも過去に海峡で難破してギヨーム二世に助けられ、このハロルドもギヨーム二世に大変な恩義があったのです。その時はギヨームのイングランド王継承を支持するととてもできない約束をしたようです。しかし、懺悔王の死後さっさとハロルドはイングランド王になってしまいます。これでギヨームは憤慨し[ハロルドの野郎、恩を仇で返しゃがった。ただじゃおかねぞ!!!!]と怒った‼️ 

そして、1066年満を持して数千の兵隊💂(数はっきりしません)をもってイングランド南部に上陸しました。
ここでバトル・ロワイアルが勃発し、まずハロルド王がイングランド北に上陸したノルウェー公を討ち取ります、そして、そのハロルド(イングランド王)をギヨームが討ち取ってしまいました。有名なヘィスティングの戦いです。小生この戦いは英国の関ヶ原だと思っています。これによりサクソン王朝から現在まで続くノルマン王朝の元になりました。ノルマンつよーい‼️ これでギヨームがイングランドを征服してしまいました‼️
この様子はタペストリーに描かれノルマンディー公ウィリアム(ギヨーム二世)の英国征服として社会科の教科書に必ず載っているので皆さんも見ているはずです。
実際のタペストリーはバイヨーの美術館にあります。タペストリーは刺繍でとても長いもので日本の鳥獣戯画と良くにています。50m位あります。

ここまでの話でノルマン人がアングロサクソンのイングランドを征服したところまでです。 この続きはまたいつか書きます。

余談ですが。
映画ですが、パリは燃えているか という映画がありますが、パリの陥落直前にパリを守っているドイツ人将軍のもとにゲシュタホが訪れヒトラーがイギリスを征服したタペストリーを記念に欲しているとつたえてきました。ヒトラーを内心バカにしている将軍はそれはパリにはないと答えていたのが印象に残りました。
このパリは燃えているか? は史上最大の作戦と並び、小生のお気に入りの映画です。

よろしければポチお願いします。

 


フランス(海外生活・情報)ランキング

にほんブログ村 海外生活ブログ パリ情報へ
にほんブログ村PVアクセスランキング にほんブログ村

過去の投稿記事です。

 

フランスとイギリス(1) - リタイアじーじの徒然絵日記

フランスとイギリスフランスに住んでいた小生の経験からフランスとイギリスは何か特別な関係だと感じていました。そして調べてみると大変な歴史があることが分かり興味を惹...

goo blog

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フランスとイギリス (3)

2023年02月01日 | フランスこぼれ話

フランスとイギリス(3)

ギヨーム二世はイングランド王になりノルマンディー公ウィリアムとなりました。
この結果、フランスではフランス王の家臣イギリスではイングランド王となりある意味、フランス王と対等の立場になりました。そして現在まで続くイギリス王室の開祖になりました。これにてサクソン人の王室はなくなりました。


ところで、皆様 映画で良くサクソンとノルマンの争いがよくえがかれます。例えばアイバンホーとかロビンフットとか大抵はサクソン側が善人でノルマン側が悪人の構図です。征服側と非征服側と言うことでしょうか??

実は、サクソンもかつて征服者だったと思います。ゲルマン民族の大移動時代、彼らは大陸から移動してきたのです。ドイツにザクセンというエリアがあります。ドイツ語ではSの後の母音は濁ります。小生初めてドイツに行ったときドイツ人から ゾニーの製品は優秀だと言われてピンときませんでしたがSonyの製品でした。 ザクセンは英語読みでサクセンです。アングロサクソン人はドイツ起源だったとは小生、意外でした。


これにて、イングランド王の領地が現在のフランス領地に出来たことになります。
結局この事が領土争いの原因になり100年戦争でイングランドがフランスから追い出されるまで(1450年ごろ)までの延々と続いてしまいます。

この領土争いは、王位継承, 婚姻、十字軍遠征、法王など絡み。ある時はイングランドある時はフランス有利となる戦いで領土の拡大縮小の激しいものでした。

戦場はほぼフランス国内でした。戦いは1100年代から100年戦争が終結する1450年まで続く長い期間でした。登場人物は非常に多くかつ王さまはXXX 世と紛らわし名前が多く分かりづらいです。 此処では有名な王さま、王女等絡んだ戦いを素人の小生が面白おかしくいい加減に描きたいと思います。
ところで、皆さん 鎌倉殿の13人 楽しみましたね!!! 小生 北条XXX  、源XXXX  とか似た名前が多く名前を覚えるまで時間がかかりました。これと同じ理由でリチャードXXX 世 とかフィリップXXX 世 ヘンリーXXX 世 ルイXXとか本当に覚えられません。これが世界史の分かりづらい点だと思っています。

ところで、現在のフランスの領土にイングランド領土が存在していたこと、ある時期には半分がイングランド領土だったとはビックリです。
そしてその痕跡が現在でも残っています。
それは、牛乳で有名なジャージ牛🐮ご存知ですか? このジャージ牛の原産地がジャージ島です。 有名なモン・サン・ミシェルの近くでフランス本土から凡そ20キロの位置に在ります。 領主様はなんとノルマンディー公 チャールズ3世(現在の英国王)です。英国王の領地になります

グーグルマップより

よろしければポチお願いします。

にほんブログ村 海外生活ブログ パリ情報へ
にほんブログ村


フランス(海外生活・情報)ランキング

過去の投稿記事PVアクセスランキング にほんブログ村

 

フランスとイギリス(1) - リタイアじーじの徒然絵日記

フランスとイギリスフランスに住んでいた小生の経験からフランスとイギリスは何か特別な関係だと感じていました。そして調べてみると大変な歴史があることが分かり興味を惹...

goo blog

 
 

フランスとイギリス (2) - リタイアじーじの徒然絵日記

フランスとイギリス(2)ロロはシャルル三世から土地をもらい家臣になりその後、ノルマンディー公国ができました。ロロから数えて7代目にとんでもない優秀なノルマンディー...

goo blog

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水彩画 窓辺の花とテラスの花🌸

2023年02月01日 | 

寒い⛄冬が続きます。

花のあるシーズンが恋しいこの頃です。

ヨーロッパの窓辺は花で飾られいる所が多いです。

小生も日本で試しましたが、残念な結果でした。

窓辺の花はメンテナンスが大変です。

よろしければポチお願いします。

にほんブログ村 海外生活ブログ パリ情報へ

にほんブログ村PVアクセスランキング にほんブログ村

過去の投稿記事です。

 

水彩画 カフェの窓(ロダン美術館の庭にあるカフェ) - リタイアじーじの徒然絵日記

よろしければポチお願いします。にほんブログ村ロダン美術館といえば考える人、カレーの市民など有名です。この美術館は庭も素晴らしく、小生のお気に入りでもありました。...

goo blog

 
 

自宅自粛隔離 色鉛筆 クリスマスの窓と窓際 - リタイアじーじの徒然絵日記

宜しければポチお願いします。にほんブログ村コロナ増加中で苦しい時期でははありますが、楽しいクリスマスは近づいています。雰囲気だけでも明るくしたいですね!!!!こんな...

goo blog

 
 

再掲載  水彩画 パリの窓 - リタイアじーじの徒然絵日記

よろしければポチお願いします。にほんブログ村操作ミスにより消失しましたので再掲載いたします。ヨーロッパの家々の窓は花に飾られて魅力的です。窓をテーマとしました。...

goo blog

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする