航空電子は民生機器向けの部品を車載向けに販売する(写真はWP26DKシリーズ)
日本航空電子工業は26日、自動車向け電子部品の販売を始めたと発表した。
パソコンやスマートフォンなど民生機器向けの小型コネクターが自動車向けにも使えることから、販路を広げる。自動車の高機能化に伴い需要が増えるとみている。
今回車載向けに販売を始めたのは「WP26DKシリーズ」と「DX07シリーズ」。民生機器向け製品の中から、高温など自動車内の環境に適応できるものを選んだ。
車載や振動規格の試験にも合格している。メーターやパネル、電子制御ユニット(ECU)などでの使用を想定する。
自動運転のほか、カーナビなどと娯楽を融合させたインフォテインメントの普及で部品点数が増えており、小型コネクターの需要は増すと判断した。車載以外にも振動対応が求められる産業機器向けとしても売り込む。
インフォテインメント向けのSDカードなどに対応したコネクター3種類の販売も予定している。
日経記事2024.03.26より引用