ウチはさして広くもない賃貸マンションなので、着物とかキャンプ用品とか、使用頻度の極端に低いものは私の実家に置いてある。書籍類もその1つ。
今回、『司馬遼太郎短編全集』全12巻を購入するにあたって、彼の短編作品をチェックするため、実家にある司馬作品は全部ウチへお引越し。ついでに『会津斬鉄風』(by森雅裕)もお引越し。
『会津斬鉄風』についてはまた後日。これはwindowheadさんがウエストコースト . . . 本文を読む
なんか最近書評ブログのようになってますが、
『組!』ネタもDVD第弐集発売までは、ちょっと落ち着いているようなので
好きにやらせていただきます
ついに『グイン・サーガ』第100巻が出た。
とうとうというかやっとというか、なんかもう感動という言葉では表しきれない。
この作品は四半世紀の時を共にしてきた。
中学生で読み始め、短大卒業して就職して結婚して家建てて、
離婚して転職して再婚して………
作 . . . 本文を読む
夕刊を読んでいたらちょっと気になる、ていうか
ひっくり返りそうな記事を目にした。
行定勲監督の新作「春の雪」が愛知県犬山市の明治村でクランクインし、
大正時代の貴族の青年に扮した主演の妻夫木聡がりりしい姿を見せた……
おお、妻夫木君がすぐ近くに!
じゃ、なくて、
“「春の雪」で大正時代の貴族の青年”ときたらもう頭に思い浮かぶのはただひとつ、
三島由紀夫の『豊饒の海第一巻-春の雪』。 . . . 本文を読む
昨夜のブログ巡りで素敵な情報をいただきました。
ひいずさんならびにwindowheadさんありがとうございます!
★柴田よしきのハナちゃんシリーズ第3弾
『シーセッド・ヒーセッド』4/18発売予定
既刊の2冊について、ちょっと記事を書いてるので、よろしければこちらとこちらをどぞ。
とにかく、待ってましたーーーーー!!!!!
って私はついこの間2冊続けて読んだので、そんなに時間差ないんです . . . 本文を読む
NHKのニュースで栗本薫のインタビューが流れた、らしい。
らしい、というのは私が直接見たわけではなく
4時に起きて釣りに出かけるオットが、朝5時台のニュースで見て
私に報告してくれたんである。(妻の嗜好をよく理解している素晴らしいオットだ)
栗本薫の描くヒロイック・ファンタジー『グイン・サーガ』が
この4月で、とうとう100巻刊行を迎えるにあたってのインタビュー。
彼女曰く、
「200巻は越すで . . . 本文を読む
“ハードボイルドにキメたいけど中々キメれない”無認可保育園園長兼私立探偵のハナちゃん。
彼が主人公の探偵物語の第2弾『フォー・ユア・プレジャー』のお話をちょっと。
私がこの作品の著者、柴田よしきにハマったきっかけが、
3/20の記事に書いてあるので、面倒でなければ目を通していただいた方が
以下の文が解りやすいかも…。
第1弾『フォー・ディア・ライフ』は殆どの登場人物が、何かと戦っている印象 . . . 本文を読む
最近、柴田よしきという作家を知った。
かなり人気があるみたいだけど、女流作家はほとんど読まないので、
ぜんっぜんアンテナにひっかかってこなかった
ASYLUM~山本耕史ファンによるつれづれ日記~ さんとウエストコースト日日抄さんのところで、
“柴田よしきの『聖なる黒夜』の山内練を山本耕史で観てみたい”という記事を見て、
ミーハーなわたくし、すぐにAmazonでぽちっとしてしまったんである。
『 . . . 本文を読む
司馬遼太郎の命日は『菜の花忌』
彼の死をニュースで知ったとき
「は?」
「なんで?」
「まだ『街道をゆく』連載中じゃん、どうすんの」
などお莫迦な反応しかできなかった。
それだけ、ショックだったんだろうけどさ。
『街道をゆく』の最終巻は「濃尾参州記」。
呼んで字の如く私のバリバリ地元で嬉しいんだが、もちろん未完……。
いつも350P~400Pくらいあるのに、これだけは123P。
完全版を読みた . . . 本文を読む
『グイン・サーガ』の99巻が出た。
まだ98巻読み終わってないのに
書き下ろしの文庫のくせに、
著者が異常に速筆多産なため、
ほぼ2ヶ月に1冊のペースで出版されている。
買ったらその日のうちに読み終えるくらいじゃないと
平行して読んでる他の本に埋もれて、読むのが後回しになって、
今回みたいなことになってしまう。
中学生のときからずっと読み続けているが、
100巻達成が目の前に来て . . . 本文を読む
司馬遼太郎ファンとはいうものの、彼の全作品を読破しているわけではない。
ていうか、ムリ
実際どれだけの出版物があるのか見当が付かない。
小説は本人が故人のため新作が出版されることはないので、
あと数年もあれば読みきれるだろう。
でも、彼の没後、単行本未収録のエッセイや、講演記録や対談集やらが
ばんばか出版されているので、そっちまで手が回らないのが現実。
おまけに『週刊「司馬遼太郎 街道をゆく」 . . . 本文を読む
本棚を整理していたらこんなのが出てきた。
『壬生狂言の夜』という司馬遼太郎の短編で、『組!』ファンならご存知、
あのまっちゃんの“壬生心中”(第37回薩長同盟締結!)の話だ。
壬生の目明しを主人公にして、上手く“壬生心中”に絡ませてあり、もちろん土方も登場する。
彼の出番は少ないが“オニ”モード全開バリバリ(古)
ストーリーは
土方が何か理由があって松原を葬らなければならず、
葬る理由を他 . . . 本文を読む
横溝正史の40ページ足らずの短編で『百日紅の下にて』というのがある。
『獄門島』は金田一耕助が復員後、
戦友の遺言をもって島を訪れるところから始まるが、
『百日紅の下にて』も同じく、
彼は戦友の遺言のために東京市ヶ谷に来る。
いつものように、彼の鮮やかな推理で謎は解ける。
本編のストーリーとは直接関係はないが、
ラスト2行が実にいい。
-蒼茫と暮れゆく廃墟のなかの急坂を、金田一耕助は雑嚢をゆ . . . 本文を読む
私の交友関係で、司馬遼太郎を読んでいる(愛読とまではいかない)人間は1人。
それも男性。ついでに40代後半。
女性にいたっては、名前すら知らない人が多い。
……大ベストセラー作家なんだけど。
元彼には「変わったやつだなあ。女で司馬を読むやつなんていないぞ」
……変人扱い。
ずいぶん前『街道をゆく』展をデパートへ観に行った。
平日に行ったにもかかわらず盛況だった。
会場は、じい . . . 本文を読む
ネタが思い浮かばないので、好物の司馬遼太郎のことでも。
小学6年生のとき、大叔母から2冊の本を貰った。
『少年少女日本史談(6) 徳川盛衰記』(浅野晃 偕成社)
『歴史を紀行する』(司馬遼太郎 文春文庫)
これが私と司馬遼太郎のファーストコンタクトなわけだが、
いまさらながら、このコラボレーションはどうかと思う。
かたや漢字のすべてにルビがふられ、かたや“隔絶”程度の漢字にはルビの担当者は
見 . . . 本文を読む
高松宮喜久子妃殿下のご逝去で、メディア各局の番組編成の変更が余儀なくされ、
土スタの『新選組!』名場面集もぶっ飛んだ。
まぁそれはよしとして(よくないが宮様の訃報ではいかんともしがたい)、
喜久子妃殿下が最後の将軍徳川慶喜公のお孫さんだということは、皆様周知。
そこでちょっとお勧め本↓
徳川慶喜家の子ども部屋草思社このアイテムの詳細を見る
著者は妃殿下の妹の榊原喜佐子さん。
彼女の青春時代の日記を . . . 本文を読む