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駒ヶ根に行ってきた その4 3日目 木曽駒ケ岳登山 前編

2016-09-22 15:46:44 | ハイキング・登山

8月31日。
最終日は木曽駒ケ岳に登り、東京へと戻ります。





木曽駒ヶ岳に簡単に登るには、駒ヶ根駅からしらび平まで路線バスで行き、
そこからロープウェイで千畳敷へと登ります。
さらに2時間ほど登山をすれば、2956mの山頂にたどり着きます。




こうして見ると、路線バスがずいぶん山奥まで行くんですね。




さて、まずは路線バス駒ヶ根ロープウェイ線でしらび平までまいります。
8月最終週となると、木曽駒はもうシーズンオフ。
始バスは朝7時となります。



始バスでも、駅から乗る人はあまり多くありません。
平日だからさすがに混雑しないか、と思いきや、
菅の台バスセンターから大勢乗ってきました。




前の日のうちに台風10号は通り過ぎ、駒ヶ根市内は晴れていました。
木曽駒の方を見ると……うーん、雲がかかってますね。
まあ千畳敷までは行ってみて、ダメなら引き返しましょう。



駒ヶ根駅から1時間で、ロープウェイのしらび平駅に到着。



多少雲はありますが、青空もよく見えてます。



駒ヶ根ロープウェイは61人乗り。
しらび平駅と千畳敷駅の高低差950mを、7分半で結びます。
あっという間に標高2612m、日本最高所の駅に到着です。




さっそく外に出てみると



こ れ は ひ ど い




辺り一面、真っ白なガスに覆われていました。
宝剣岳山頂はおろか、千畳敷のカールもまったく見えません。
このとき気温は10度。
しかも台風10号の影響がまだ残っているらしく、あたりはかなりの強風が吹き荒れています。


山の装備の準備はあるとはいえ、いきなりこの状態で飛び出すのも考え物。
ひとまず高地順応を兼ねて、千畳敷駅内のカフェで朝食をとることにしました。







気を取り直して8時50分から登山スタート。
千畳敷駅の中にはなんとコインロッカーがあるので、旅行の荷物はそこに預け、
撮影機材と行動食、ウェア類のみを背負ってのお手軽登山です。


ちなみにコインロッカーは、千畳敷駅としらび平駅、さらに菅の台バスセンターにもあります。
紅葉のシーズンなど混雑期にはアテにできないでしょうが、
そうでなければうまく利用するのもアリ。
なんか登山としては邪道な気がしなくもないですけど(笑)





「畳を千畳敷けるほどの広い場所」
というはずの千畳敷は、見る影もなく(´・ω・`)
この辺りはアップダウンも少なく、気軽に散策できるよう整備されています。

しばらく歩くと登山道との分岐点に到着。



ここより先は、登山装備のない人は立ち入り禁止になっています。
ロープウェイで気軽に来られるけれど、ここは2600mのれっきとした高山帯。
ひとたび天気が急変すれば、真夏であろうと命を落としかねない場所です。
なのでこうして立て看板があるわけですね。



標高差200mを登る、八丁坂です。
千畳敷駅から木曽駒ケ岳山頂までのルートの中で、
唯一登りのきついところになります。
そうは言ってもしっかりと整備された道なので、そこまでしんどくもないです。
あ、そこらじゅう岩だらけなので、手袋をつけておくとよいです。



つづら折りの登山道をひたすら登り、
ようやく八丁坂の終点が見えてきました。
そして八丁坂を登り切り、乗越浄土に到着です。



真っ白。


あたり一面がガスに包まれ、視界は非常に悪い状況でした。
いやぁ、これは参りましたね。
周りの登山客も迷っていたようで

「行けますかねぇ?」
「どうだろう?」
「ワシはもう15回も登ってるし、今日はやめるよ」

なんて話をしてました。

ただ、通過した台風10号の影響か風は強く、ガスは流されていく傾向にあったのと、
乗越浄土から5分の距離に宝剣山荘があるので、そこまでは歩いてみることに。



歩いていると、少しずつガスが薄くなっていきます。



そして宝剣山荘を過ぎて中岳へと登り始めるころには、青空も見えるようになりました。



中岳中腹から、来た道を振り返ります。
真ん中に見える山小屋が宝剣山荘。
そしてその後ろにそびえたつのが宝剣岳です。
鎖場が多く大変だということなので、今回はパス。



どんどん良くなる天気にホッとしながら、中岳山頂に到着。
目的の木曽駒ケ岳はこの先です。



向かいに見えるは木曽駒ケ岳。
中岳との中間の鞍部には、頂上山荘が見えます。
本当はここに泊まって、星を撮る予定だったのに。
また次の機会ですね。



ここまで来れば、山頂はもうすぐ。



千畳敷駅から1時間半で、木曽駒ケ岳山頂に到着です。
標高は2956m、三千に少し届かないくらい。
山頂はかなり広かったです。
ちょうど茅野の中学生が学校行事で登ってきていたのですが、
100人くらいの生徒が居ても問題ないくらいの広さでした。



今回は星撮り用の三脚を持って登っていたので、
せっかくだから自撮りでもしてみましょう。



何度か試してみて、ようやくの一枚。
奥に見えるのは「馬の背」と呼ばれる尾根。
本当はこっちを通って濃が池、駒飼の池を経て宝剣山荘へと戻るルートを取りたかったのだけど、
あまりに風が強くて断念しました。
次回来たときは馬の背にチャレンジしたいものです。






せっかくの3000m、まだまだ楽しみましょう。
後編につづく。


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