ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

リント・フィルターのサプライズ

2021-11-06 | 人間性

rentecdirect.com

 

 

 

 

アメリカ合衆国には、個人を対象にしたコミュニティ広告(物品の売買など)Craiglist(クレイグリスト)が1995年クレイグ・ニューマークによってカリフォルニア州サンフランシスコで運営開始して以来、他都市や他国へも進出し、多くの人々に利用されている。その反面このクレイグリスト使用で、犯罪に巻き込まれたり、殺人事件にまで発展したりすることが起こり、最近は不法行為や不適切な投稿を識別する機能がある。

このクレイグリストは、長姉も彼女の夫の遺品整理時におおいに利用し、ただし、ここはアメリカだから、用心をして、実際には物品の売買及び引き取りを友人の男性が管理して、即座に、安全にビジネスを終えることができた。特に大型のRecreational Vehicle(=休暇・楽しみのための車=キャンピングトレイラー車)は、即売につながり、三回使用しただけだったので、希望する価格で売却でき、おおいに助かった。

 

msn.com

あっという間に売買成立したRV

 

さて、この話はこの9月に友人のトレイシーから聞いたことだが、彼女のケースは、むしろ心温まる経験であった。

トレイシーと彼女の夫には最近初子が誕生し、それまではランドリーマットへ夫婦の洗濯をしていたのだが、新生児がいることから、自宅で気軽にいつでも洗濯できるようにと、クレイグリストを利用して、なるべく新品に近い洗濯機と乾燥機を探すことにした。

まもなくサムスンの比較的新品な洗濯機と乾燥機を売りたいと言う男性を見つけ、早速売買の交渉に入った。男性はその2つで500ドルではどうかと言ったが、トレイシーは、生まれたばかりの子供がいて、400ドルにまけてくだされば助かるのですが、と言ってみた。実際彼女は400ドルしか持っていなかった。男性は、承諾し、その400ドルを受け取った。そしてトレイシーのピックアップトラックに洗濯機と乾燥機を荷台に載せてくれた。

彼女が家に帰って2つを接続すると、すべてがうまく機能した。乾燥機を開いてリント・フィルターをチェックすると、そこに支払ったばかりの現金400ドルが入っていた。トレイシーはそれを見てショックを受けた。

帰り際に売ってくれた男性が、「新しい赤ちゃんへのプレゼント、ドライヤーをチェックしてくださいね」と言ったのを思い出した。

その彼の言葉を聞いていても深く考えなかったトレイシーは、どれほど感激し、感謝したことか。

早速彼女はSNSに、投稿した。「私は今、とても恵まれていると感じています。これを共有せずにはいられないと感じました。デビッドさん、ありがとう!と大声で叫びます!どうもありがとう!」

 

KEYT

 

 

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セコイアの巨木を保護するための戦い:その後

2021-11-04 | 自然の中で

EPA

 

 

 

その筋の専門家によって立てられる効果的な消防や緊急時対応計画、および豊富な消火用水量は、カリフォルニアのシエラネバダ山脈にある巨大なセコイア森林が将来の世代のために安全に生き残られることを意味する。

落雷によって始まった9月9日の「ウィンディ・ファイア」は、セコイア国立公園で収束に至るまでに、ペイロン・セコイアとレッドヒルという小規模な森林で25,000エーカーを燃やした。

そこでは、消防隊は、地球上で最大樹木の「シャーマン将軍」などの有名なセコイア巨木の多くを、華氏1,200°F(約摂氏690°C)までの耐火性のあるフォイルで包んだ。

「幸いなことに、1960年代以降、国立公園管理局は多くの計画的野焼きを行なってきているため、実際の火災消火作業ははるかに簡素化しています」と、消防士長のジョン・ウォレスはこの日曜日朝に行われたブリーフィングで述べた。 「国立公園には無数の遊歩道があり、消防士にとっての仕事をする場所を与えています」と彼は付け加えた。

「巨木森林公園内の建造物、博物館、シャーマン将軍の木の周りのすべての構造物にはスプリンクラーが取り付けてあり、消防士はすべてが始動可能かを確認するために、これらのスプリンクラーをほぼノンストップで検査しています。そして今現在巨木森林でのすべての保護防護活動は非常に順調に行われています」と続けた。

セコイア国立公園へ旅すると、数千もの巨大な樹木が何年にもわたって多くの火に耐えてきたのだろうとわかる。

 

EPA

 

その樹皮は、巨大な海綿状の毛布のように、32インチの厚さで、炎から本体を保護する。事実、木は円錐形に蓄えられた種子を放出するために火災による火だけが生成できるレベルの熱を必要としている。

文字通りセコイアは炎の中で生まれるのだ。

しかし、気候変動による毎年のカリフォルニアの干ばつ状況や、それによって火災などの気象に関係する事象がさらに深刻になるという予測が重なると、木々自身がそれぞれ安全であることが重要になる。

CaliforniaTimesNewsカリフォルニア・タイムス・ニュースによると、600人以上の消防士がある時一斉に火炎と戦っていた。それらのほとんどの消防士たちは、「100巨大樹木森林トレイル」区域内で働いていたと言う。

 

 

セコイアとキングスキャニオン国立公園

 

こうした広大な大森林で起こる火災の消火作業、予防対策などは、膨大な時間とたくさんの消防士たちの活躍が必要とされ、例え鎮火に2ヶ月近くの時間を要したとは言え、再び「シャーマン将軍」と名付けられたセコイアを初めとする、ジャイアンツが火の手を逃れ、焼失を逃れたことはカリフォルニア州民やひいては世界にとっては良いことである。10月半ばに、突如として冷たい空気が海風に乗ってやってきて、また南からの低気圧が少なからず雨をもたらしてくれたことを感謝することしきりである。カリフォルニア・クラシックと呼ばれる晴天の蒼空の彼方にくっきりと冠雪のシエラ・ネヴァダ山脈を目にする度、感謝の気持ちが湧いてくるこの頃だ。

 

 

 

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オレゴンの森から

2021-11-02 | わたしの好きなもの

毎年秋になると、オレゴンのある森からスマイリーフェイスが登場する

2021年10月28日撮影・Goodnewsから。

 

 

 

毎秋、オレゴン州高速道路18沿いの丘の中腹に、紅葉した木々が形成する巨大なスマイリーフェイスがここを通りがかる人々を迎える。

これらの木々は2011年にハンプトン材木会社によってこのように植えられた。

ダグラスファー(モミ)とカラマツの木で構成されており、カラマツは針葉樹だが、秋になると紅葉する。ダグラスファーは目と口を構成するようになる。

スマイリーフェイスの直径は約300フィートで、こうした木々が材木として伐採されるまで、これから30〜50年は毎年秋にこの笑顔を呈すると言う。よかった! 願わくば、その後も再びこのように植樹されますように。

 

 

 

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