ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

モリー#2

2020-07-19 | 重要なこと

 

これはモリーのアップデイトである。モリーの父親の働く事務所のマネイジャーが、代表して連絡を取っているが、彼女がわかったことを知らせてくれている。下はその訳である。

 

私(父親の所属する事務所のマネイジャー)は今日の午後遅くティムと連絡を取りました。彼とアリソン(ティムの妻、モリーの母親)は、家に残してきている他の娘たちをチェックするのに1時間ほど帰宅する以外は昼となく夜となく、病院に詰めています。モリーは当初手術から目覚め、まずまずの受け答えができているように見えました。その後少し容態が後退し、医療者たちは彼女が受け答えしようと苦労しつつも努力していると言っていますが、彼女に繋がれた沢山のチューブにもがいているようです。今自分の身に起きていることと闘っているようです。彼(ティム)はこれはこれからの闘病生活が長くなることを表していると思っています。そして病理検査やMRIの結果については話しませんでした。

私は彼が今ご家族のことに専念できるよう、仕事のことはきちんと皆でやっているからと言いました。どうかこれからもティムにテキスト、Eメイル、電話を直接しないようにしましょう。仕事が普段と変わらないよう、皆が一生懸命勤務していることを感謝いたします。七月を(私たちが一丸となって)強固な月にしているように、今年を強い年にしていきましょう。

私たちの全力を尽くしたサポートをティムと彼のご家族へ、そして快復への祈り、強さ、知恵を捧げましょう。また連絡があり次第、アップデイトをおしらせします。

祝福があるように、

 

XXXXX(会社名)

マネイジャー

 

モリーが混沌とした状況で、必死にチューブに抗おうとするのを読み、胸が詰まった。予想はしていても、モリーは回復への道は険しそうであり、長そうでもあるようだ。でも、多くの人の祈りと愛が彼女に見える力として支えているとも思う。頑張って、モリー、あなたはまだ8歳。まだまだあなたの人生はずっと長く続いている。

 

こうした困難が実際に幼い少女の身に起こっているのを思うと、そしてそのご両親の心中を思うと、今日もカリフォルニアには青空に太陽が輝いているのに、どうしてこの少女はまるでマリアナトレンチの底のような暗い淵にいなければならないのだろう、と唇を噛む。この世が試練の場なのは知っていても、辛いことだ。

 

それでも今日は来て、明日が来る。私にできることは、少しづつでもモリーの容態が改善され、もっと楽しい日々がやってくることを祈るだけである。そして祈りがもたらす平安がこのご家族の上にあることを。

 

 

 

 

 

 


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