ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

運命がくれたクリスマスツリー

2021-12-17 | クリスマス

 

 

 

 

この思い出話は大分以前のことで、ガートルードが話してくれたことである。もちろんこの話は実話である。

 

1958年のクリスマスの喧騒の中で、ガートルードと夫は3歳と4歳の二人の子供たちに、数日で手に入れる美しいクリスマスツリーについて話した。クリスマスイブに、最近購入したばかりのベイカリーで、売り上げレシートを数え、店を掃除し、眠い子供たち2人を連れて家族で家路についた。

突然、この夫婦は木をまだ手に入れていなかったことを思い出した。木が残っている可能性のある露店を探したが、見つからなかった。

家まであと約1マイルのところで、この家族は赤信号のために停止した。すると、突風が吹き、トラックの前に何かが当たった。夫は

外に出て何があたったのか調べることにした。

ガートルードが次に知ったのは、夫がトラックの荷台に回って、ちょうど良いサイズの常緑樹を投げいれたことだった。彼はトラックが停車している通りの角にある老夫婦の店に行き、この木がおいくらなのかと尋ねた。その老夫婦は、その年、クリスマスツリーを売らなかったんですよ、と言った。

クリスマスの奇跡!道の真ん中で木がどうやってトラックの前に転がって来たのかは誰にも見当がつかなかったが、どういうわけかガートルードと夫は知っていると感じたと言う。ちなみに、この木はこれまでで最も美しい木だった。

 

 

 

 

 


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