ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

誰かのために

2021-12-19 | クリスマス

 

 

 

自分が持っていたすべてを与えた末期癌のホームレスの男性の話をウォルマートに働く友人から聞いた実話である。

コロラド州のホームレスの男性は、地元のウォルマートで寄付されたおもちゃを必要な子供たちに贈る運動をしていると知り、無私無欲な贈り物をするために必要なものをほとんど自分は持っていないとわかっていた。 それでもグレン・マッカーシーは一杯のコーヒーを飲むためにウォルマートに歩いて行き、結局バービーとホットウィール(ミニカー)のセットを購入したが、そこで彼が見た光沢のある新しい子供用自転車について考え続けた。  「そして私はその自転車のタグを見ると、59ドルとマークされていましたが、その下にももうひとつタグがあり、そこには44ドルと書かれていました」と彼は言った。

一部の人にとっては大金ではないが、グレンにとってはほとんどすべてだった。 その夜遅くまで、彼はその自転車について考え続け、とうとう夜が開けるとすぐに、再びウォルマートへ向かった。タグに2つの異なる価格が記載されていると、店員に尋ねると、店員は彼に44ドルで自転車を持っていけますよ、と言った。

彼は、これがおそらく自分の最後のクリスマスになるだろうから、無名で何者でもない自分が小さな子供を幸せにできるかもしれないと考えた。 お金を持っていたときよりも、たった今の人生が幸せだと気付くのに、すべてを失ってもかまわないと彼は考えたのだった。

 

 


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